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< anond:20250628025825 |高松刑務所の刑務官が... >

2025-06-28

anond:20250628025137

まず前提を確認しよう。

日本軍戦争犯罪や、戦後日本社会における性加害・家庭内暴力ハラスメント加害者に中高年男性が多かった、あるいは多いという事実は、俺も否定しない。

しかし「おじさんは死んだ方がいいゴミだ」「殺されても文句は言えない」といった自己放尿が許されるか?

答えは明確にノーだ。

たとえば、「日本軍に親をレイプされて殺された子どもが、日本のおじさんを死んだ方がいいゴミと罵るのは当然だ」と言うが、

その主張は、一見被害者の怒りを代弁しているようでいて、実際には「敵の定義」を無限拡張する自己放尿。

戦時加害者日本軍現代のおじさん=日本国民男性のごく一部。

ここを飛び越えて結びつけてしまえば、何が起こるか?

日本に生まれた」というだけで未来の誰かに殺されても当然、そういう世界肯定することになる。

それはもう正義じゃない。自己放尿のような原始的快楽行動だ。スッキリはしても、社会は一滴もよくならない。

日本男性人口は約6,000万人。そのうち性加害やDV検挙されるのは年間数千人。つまり「大多数が加害者であるわけではない。

これは数学で言えば、部分集合の性質を全体に当てはめる帰納誤謬だ。

そんな誤推論で命の価値剥奪していいなら、「外国人犯罪が多いか外国人排除しよう」と言う差別主義者と何も変わらない。

しかも、構造的な問題密室権力沈黙を強いる文化告発リスク)を放置して、「属性=敵」と決めつけたところで、真の加害者は誰も責任を取らないまま逃げ切るだけだ。

怒っていい。罵ってもいい。叫んでもいい。

だが、怒りが制度改革につながらないなら、それは自己放尿でしかない。

怒りを「構造批判」に昇華できたときこそ、本当に社会を動かせる。

お前が本当に変えたいと思っているのは、「すべてのおじさん」ではなく、「加害行為」と「その背後にある構造」のはずだ。

そして、構造には対策が打てる。ルールが変えられる。支援が届く。

死ね」と言いたくなるほどの体験をした人の言葉を、俺は否定しない。

だが、お前が「死ね」と言い続ける限り、社会聞く耳を閉ざす。

からこそ、怒りを自己放尿ではなく「正確な論理」に変えてほしい。

Permalink |記事への反応(0) | 03:07

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