千葉雄喜にハマったのは、KOHH時代を通ってきた人たちとは少し違うルートだった。
というか、正直に言うと、KOHH時代の曲はほとんど知らない。あの頃の彼には「やんちゃ」「若さ」「ちょっとダサい」みたいな印象すらあった。
だから、最初に出会ったのが「チーム友達」だったのは、個人的には良かったと思ってる。あの曲の生々しさは、昭和の連帯感を彷彿とさせた。そこからアルバム『STAR』を聴いて、完全にノックアウトされた。やられた。今では周囲に千葉雄喜のことを、こっそり「推し」と呼んでいる。
昔のKOHHを聴いてた人には申し訳ないけど、あの時代の曲にはどこか“俗”がまとわりついてる気がする。けれど、今の千葉雄喜は、その俗を振り切って、もっとミニマルで普遍的だ。どの世代が聴いても、どこかに響くような普遍性を持ってるのだ。言葉もメロディも、押しつけがましくないのに、じわりじわりと沁みてくる。
インタビューで彼自身「多作」と言っていたけど、それって努力とか根性とかじゃなくて、もっと異質な状態なんじゃないかと思う。
プリンスとか、モーツァルトとか、そういう天から曲が「降ってくる」タイプ。自動書記っていうか、「曲が勝手に出てくる」状態に近いのでは?って勝手に思っている。
もしかしたら、そういう才能に出会えるのって、人生でそんなに多くないのかもしれない。
うんうん、わかるよ、キダタロー先生偉大だよね!
情弱やからKOHHが活動再開してるの気付いてなかったわ サンガツ