結論から言うと、申し訳ないが、チームみらいは国政の一端を担えるレベルに達していないと思います。
まず、すべての人を包摂するなどと言いつつ、一定レベル以上の学歴ないしは文化レベルの人だけしか見ていない感じがある。
「テクノロジーで誰も取り残さない」というが、テクノロジーを使った時点で取り残される人が出てくるんですよね。そのあたりの認識が甘いように見える。
そこが見えていないということは、彼らの言う国民には都会のインテリ層しか入っていないんじゃないのって思う。
最近の新興政党は知識が薄い層を狙っているようなところが多いので、逆にインテリ系の政党があっても良いとは思うけど、それだったらそういうフリをしておいてほしい。
そして、国政を目指す政党として致命的なのが、マニフェストの中身が薄く、国政では不可避の議題を避けていること。
いや、マニフェストの文章自体はすごく濃密なんですよ。ただ、手法論が多く、目的とする姿やそれをどう現実に落とし込んでいくかが見えてこない。
そして、なんとなく受けが良さそうな社会保障、教育、環境などの話はいっぱい書かれているが、外交、安全保障、憲法、金融などのハードでイデオロギー対立が激しいような話題は徹底的に避けられている。
それが意図的なものかどうかは分からないが、これらのトピックは国政をやっていく上で避けては通れない話なんですよ。
それを避けている時点で国政は無理だと思う。
まあ、テクノロジーで行政改革すること自体は悪い話ではないので、まずは地方政治あたりで実績を積んで、理想と現実のギャップに対応する経験を積んでいくのが、この政党にとって良いのではないかと思う。
別に単独与党になれる見込みは無いんだから、部分的でいいと思うけどね 与党になった場合は連立先に阿るんだろうし、その可能性が出たときだけ明示してもらえれば
選挙前に明示しておく方が長い目で見て信頼感得られると思いますよ その時が来るまでだんまりだと変な方向に期待して裏切られたと思う人が出てくる