Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録
< ハマスに比べてモサド... |ゴミ屋敷の住人である... >

2025-06-15

anond:20250615105748

サブスタンス」 藤子不二雄ドラえもんのように「あんなこといいなできたらいいな」が「ふしぎな道具」でいっとき叶えられるけれど結局は破滅するというラインルッキズムエイジズムに基づく苦難を描き、それをはびこらせている社会に物申す風刺SF映画…… そんな風に思っていて見に行ったのですが。

話は三部構成で、第一部が年取ってお払い箱にされる元美女スタータレントが主役の苦悩編 第二部がふしぎなくすりで若返ったその女性サクセス編 そして第三部が破滅

 

SFというには雑なのはいいとして、〇〇してはいけません(奇跡の授与者)→わかりました・・・うーんやっちゃえ!(受け手)→破滅 という骨格が、黄泉平坂、鶴の恩返し、浦島太郎並みのおとぎ話童話ままなんですよね。観客にやさしい強度。

 

だけどさあ、第三部破滅はっちゃけすぎなの。ジャーロ映画か。2001年宇宙の旅スターゲートの先みたいな白い部屋とか、オーバールックホテル廊下みたいなテレビ局といった「不穏なオシャレビジュアル」で一部二部進めておいてさあ(血飛沫ドバーシャイニングでもあったけど)。

サブスタンスマキシーン同様「白人男性と、彼らが作った社会の害」にフォーカスはしてるんだけど、マキシーンにおいては、”それ”は最初から最後まで戦う相手であり他者。一方でサブスタンス主人公抗う相手デニスクエイド演じる権力者象徴されるエンタメ界、他者だけでなく、「自分」でもある(微ネタバレ)。自分信条は無から自分で作り上げたものではなく、他者存在する社会によっても影響された結果そうなっている。

 第二部の若返ってヒャッハー編で、イケメン男性エンジョイする主人公。よく見ると一人目は「若くて強い」で、最後は「若くて強くて名声;社会的地位とカネ、持ってそう」なんですよね。

Permalink |記事への反応(0) | 13:52

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

記事への反応 -
  • 現在公開中の2作品、ざっくりいうと「ハリウッドで栄達しようとする女性タレントの困難と苦闘」」モノであるという共通点がある。 先に上映が始まった『サブスタンス』は ・主人公...

    • どちらも製作に女性主導の力が働いている(サブスタンスは女性監督、マキシーンの監督タイウェストは男性だが、主演女優ミアゴスはプロデューサーに名を連ねている)。 そしてマキ...

      • 「サブスタンス」 藤子不二雄のドラえもんのように「あんなこといいなできたらいいな」が「ふしぎな道具」でいっとき叶えられるけれど結局は破滅するというラインにルッキズム、...

記事への反応(ブックマークコメント)

全てのコメントを見る

人気エントリ

注目エントリ

ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp