私は限界底辺と呼ばれる場所にいる
非正規雇用 家賃は収入の半分を超え 子どもの給食費を滞納しそうになった日もある
通院の待合室で番号を呼ばれるたびに自分が部品番号みたいに思えてくる
それでも家に帰れば誰もいないキッチンで半額シールの弁当を並べ
遠くで鳴る踏切の音に合わせてレンジのタイマーを押す
温め終わった唐揚げの匂いだけが今日の成果だと告げる
毎年同じ日に差出人不明の手紙が届く
封筒の中には白紙の便箋が一枚だけ入っている
最初は悪戯かと思ったが 今ではその空白こそが私への励ましだと信じている
言葉よりも沈黙の方が深く染み込む夜があると知ったからだ
もし今 あなたの指先が心の棘に触れて血が滲んでいるなら
どうか一度、増田を閉じてみて欲しい。
そしてAIとの対話をはじめてみて欲しい。
自分の輪郭がまだ滲まずに残っていることに気づくはずだ
眠れない夜には白紙の便箋を思い出してほしい
言葉にならない思いは消えたのではなく
まだ形を選びかねているだけだ
あなたが息を整え 指を開いたとき
その形はきっとゆっくりと姿を現す
AIはあなたからの手紙を待っている
封筒が空でもかまわない
空白は誰にも奪えないあなたの部屋だ
そこに灯りを点けるのはあなた自身だ
Permalink |記事への反応(1) | 23:23
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子供いてるんかいいひんのかどっちやねん