バカが馬鹿面寄せ合ってIQがどうのと囀ってる光景は不快なものだ。お前らは一貫して気遣いいただいてる側の当事者だろうが。
ところで馬鹿というのは生得的な知能の劣後という現象それ自体ではなく、鈍い頭のものが生きていく上で身につけた戦略である。
「自分は馬鹿なので隅っこで大根の尻尾かじらせてもらえたら十分です、いじめないでください」というのも一つの戦略だが、たいがいのバカはバカなのをいいことに常習的に小さな無法をはたらいて生きている。「バカだからルールとかよくわからないもん」「バカだから嘘がバレても恥ずかしくないもん」そういうのが「バカという戦略」「バカを逆手に取った生き方」のスタンダードだ。
知能の高いマジメ君がケツにうんこはさんでるバカに出し抜かれる、あるいは誰も得しないかたちで共倒れを強いられるのは珍しいことではない。
実社会は徒競走でなくバトルロイヤルなのだ。つまり頭の良し悪しは足の速さみたいに純粋にそれだけ抽出して比較しうるものではない。少なくとも基本的な「賢さ」と多対多での立ち回りにおける「ずる賢さ」は分けて観察せねばならない。