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< インスタレーションっ... |anond:20250606145430 >

2025-06-06

2. 細かい表現分析と駄目出

以下、文章各部分を順に取り上げ、問題点改善案提示します。

冒頭部分

最近自分の悩みでもあり、営業マン的な本を読むと「伝わることが大事なんだ」という話が書かれてるネタでもある話なのですが…

問題点

営業マン的な本」「ネタ」など、曖昧カジュアルすぎる表現が多用されており、読者に「この文章は何を伝えたいのか?」が伝わりにくい。

最近自分の悩み」とあるが、具体的な悩みが明示されないため、読者が共感しづらい。

文末の「なのですが…」が宙に浮いており、文章が途中で切れた印象を与える。

改善案

具体性を持たせる:「営業マン的な本」を具体的なジャンル(例:自己啓発書ビジネス書)にするか、具体例(著者名や本のタイトル)を挙げる。

悩みを明確に:「最近自分の悩み」を具体化(例:「クライアント提案がうまく伝わらず、成果に結びつかないこと」など)。

文末を自然に:「なのですが…」を削除し、次の文につなげる。例:

最近クライアント自分提案がうまく伝わらず、悩んでいますビジネス書には「伝わることが大事」と書かれていますが、実際に伝えるのは簡単ではありません。

「伝わる」の説明

「伝わる」はすごーく難しいんです。

自分一人の時にできていてもダメ、1回できてもダメ

相手の信頼が得られるぐらい続けて、初めて得られるものです。

問題点

「すごーく難しい」は口語的すぎて、文章信頼性を下げる。読者によっては幼稚に感じる可能性がある。

自分一人の時にできていてもダメ、1回できてもダメ」が繰り返しで冗長。1文でまとめられる内容。

相手の信頼が得られるぐらい続けて」という表現曖昧で、具体性が欠ける。

改善案

口語表現を控えめに:「すごーく難しい」→「非常に難しい」。

繰り返しを整理:「自分一人の時に~」と「1回できても~」を1文にまとめる。

具体性を加える:「相手の信頼」を具体例(例:クライアント、同僚)で補強。例:

「伝わる」ことは非常に難しい。単に自分ができているだけでは不十分で、一度成功しただけでも足りない。クライアントや同僚から信頼を得るまで、継続的に成果を出し続ける必要がある。

実力の積み上げの説明

実力というのは「できない→できる→続ける→当たり前になる→伝わる」という感じで積み上げられてる。


問題点

「という感じで」は曖昧で自信のなさを示す。説得力のある文章には不要

「できない→できる→…」のプロセス面白いアイデアだが、説明抽象的で、読者が具体的なイメージを持ちにくい。

「伝わる」がこのプロセスの最終段階として唐突に登場し、なぜここで「伝わる」なのかが不明確。

改善案

「という感じで」を削除し、自信を持って断定する。

プロセスを具体例で補強し、「伝わる」がなぜ重要かを説明。例:

実力は「できない→できる→続ける→当たり前になる→伝わる」というプロセスで築かれる。例えば、プレゼンテーション最初は下手でも、練習を重ねて自然にできるようになり、継続することで「信頼できる話し手」と評価されるようになる。この「伝わる」段階に達して初めて、周囲から認められるのだ。

イラストの例

イラスト勉強をしている時に、「神絵師イラスト入門者の違いは、当たり前にできることが違う」…(中略)…という話を聞いたことがあります

問題点

「話を聞いたことがあります」は間接的で説得力が弱い。自分の主張として語るか、信頼できる出典を明示すべき。

「神絵師」という表現は一部の読者には通じるが、一般的ではない。ターゲット読者が不明確。

例が長すぎる割に、テーマ(「伝わる」)とのつながりが薄い。

改善案

出典を明確にするか、自分の主張として言い切る。

「神絵師」を「プロイラストレーター」などに置き換え、一般化。

例を簡潔にし、「伝わる」につなげる。例:

イラストの例で考えてみよう。プロイラストレーターは、入門者と比べて「当たり前にできること」が多い。例えば、色の選び方や構図の工夫が無意識にできるため、疲れずに高品質作品を生み出せる。この「当たり前」が、クライアントに「信頼できる」と伝わる要因なのだ

語彙や計算の話

私の場合10年以上ブログを書いて、文章統計にらめっこしてきたため、「言葉数字を覚える能力はすごく高い」という自信はあります

問題点

自己主張が強いが、具体的な根拠(例:具体的な成果やエピソード)が乏しく、読者に「自慢」に映るリスクがある。

「すごく高い」は主観的説得力に欠ける。客観的基準や例を加えるべき。

他人と会話してても【それそれ!】【計算速い!】を引き出すことが多い」は、カジュアルすぎて軽薄に感じられる。

改善案

具体的なエピソードを加えて説得力を強化。

主観的表現客観的に:「すごく高い」→「ある程度の自信がある」。

カジュアル表現を控えめに。例:

私は10年以上ブログを書き、文章統計データを扱ってきた。その結果、言葉数字効率的に覚える力が身についたと感じている。例えば、会議データ分析を即座に説明できたとき、同僚から「わかりやすい」と評価された経験がある。

発達障害や向き不向きの話

発達障害持っていようと、ミスに厳しいお仕事にしてもいいし?…(中略)…向いてないことを努力するのは、ままならないもん…。

問題点

発達障害や向き不向きの話題が突然登場し、テーマとのつながりが不明確。読者が置いてきぼりにされる。

「?」「ままならないもん」などの表現カジュアルすぎ、深刻な話題とのギャップが大きい。

「向いてないことをしないほうがいい」という主張と「やってもいいけどね」の矛盾解決されていない。

改善案

発達障害話題は、テーマに関連する場合のみ簡潔に触れる。関連が薄いなら別の記事で扱う。

矛盾を整理し、ポジティブメッセージ統一。例:

向き不向きは確かに存在する。発達障害がある場合や、ミスが許されない仕事では努力特に大変かもしれない。しかし、向き不向きに関わらず、努力を重ねることで「当たり前」に変えられれば、自信や評価につながる。それが「伝わる」ことの価値だ。

結論部分

超大変だけど

問題点

結論が「超大変だけど」で終わり、投げやりな印象を与える。読者に何を残したいのかが不明確。

全体のまとめがなく、話が尻切れトンボに終わる。

改善案

テーマ再確認し、読者にポジティブな行動喚起を。例:

「伝わる」ことは簡単ではないが、できないことから始めて「当たり前」に変える努力は、必ず自信や評価につながる。向き不向きに関わらず、続けることで自分可能性を広げてほしい。


3. その他の細かい指摘

句読点の使い方:文中に「?」や「…」が多用されており、読みづらい。「?」は疑問文以外では避け、「…」は控えめに。

漢字ひらがなバランス:「デキる」「にらめっこ」など、ひらがな多用が幼稚な印象を与える。漢字を使うか、フォーマル表現に。

誤字や不自然表現:「当たる前になるまで」は「当たり前になるまで」の誤字か?文脈不明確なので修正を。

感情的表現:「ピリピリしている」「トラウマ級の失敗」など、感情的言葉が多用され、客観性が損なわれる。ニュートラル表現に置き換えるか、具体例で補強。

4. 全体を通した改善ポイント

テーマを明確に:「伝わる」ことの難しさと、それを達成するための「当たり前」のプロセスに焦点を絞る。

具体例を効果的に:イラストや語彙の例は良いが、冗長さを削り、テーマとのつながりを明確に。

トーンを統一カジュアルさと専門性バランスさせ、読者層(例:ビジネスパーソン自己啓発を求める人)に合わせる。

読者の視点:読者が「自分ごと」として共感できるよう、具体的なエピソードや行動喚起を加える。

簡潔さを重視:同じ内容の繰り返しを避け、1文1意を意識。全体の長さを2/3程度に圧縮可能

5.修正例(冒頭部分のみ)

以下は、冒頭を改善した例です:

「伝わる」ことは、仕事人間関係で非常に重要だが、簡単ではない。

最近クライアント提案がうまく伝わらず、悩んだ経験がある。

ビジネス書には「伝える力が成功の鍵」と書かれているが、実際には継続的努力必要だ。

この文章では、「伝わる」ことの難しさと、それを達成するためのプロセスについて、具体例を交えて考えてみたい。



6.総評

この文章は、著者の経験や考えが率直に書かれており、親しみやすさがある一方で、

構成の乱雑さや表現曖昧さが読者の理解を妨げています

「伝わる」ことの難しさというテーマは魅力的ですが、

それを効果的に伝えるには、論理の整理、具体性の強化、トーンの統一が不可欠です。

読者に「なるほど!」と思わせるためには、著者自身の「当たり前」をもっと磨き上げる必要があるかもしれませんね。

Permalink |記事への反応(0) | 15:45

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