| 選手名 | ドラフト順位 | ポジション | キャリアハイライト | 成功/失敗の原因 | 解説 |
| ラルフ・サンプソン | 1983年 1位 | C/F | 新人王、4度のオールスター、1986年NBAファイナル進出 | ケガ・時代とのミスマッチ | 史上最高のプロスペクトと評されたが、膝の故障と時代背景で本来の才能を発揮しきれなかった。 |
| ビル・ウォルトン | 1974年 1位 | C | MVP、ファイナルMVP、2度のNBA優勝 | ケガ | 健康なら歴代最高クラスのセンターと評されたが、足の慢性故障で全盛期が短命に終わった。 |
| ペニー・ハーダウェイ | 1993年 3位 | G | オールNBA1stチーム、オールスター複数回 | ケガ | オーランドでスターとなるも膝の大ケガで急失速。 |
| グラント・ヒル | 1994年 3位 | F | 7度のオールスター、オールNBA1stチーム、殿堂入り | ケガ | デトロイト時代はジョーダンの後継と期待されたが、足首の故障でピークを失った。 |
| ブランドン・ロイ | 2006年 6位 | G | 3度のオールスター、ルーキー・オブ・ザ・イヤー | ケガ | 膝の慢性故障で5シーズンほどで引退。短期間だが高い実績。 |
| グレッグ・オデン | 2007年 1位 | C | ルーキー時代に好成績も、NBA通算105試合のみ | ケガ | サンプソン同様、膝の故障でほとんどプレーできず「ifonly」の象徴。 |
| ニコラ・ヨキッチ | 2014年 41位 | C | 2度のMVP、NBA優勝、ファイナルMVP、オールスター複数回 | 努力・適応・スキル | 下位指名から現代最高のセンターへ。「下馬評を覆した」代表例。 |
| ヤニス・アデトクンボ | 2013年 15位 | F | 2度のMVP、NBA優勝、ファイナルMVP、オールスター複数回 | 成長・努力・身体能力 | 素材型から世界的スーパースターへ。下馬評を大きく覆した。 |
| カワイ・レナード | 2011年 15位 | F | 2度のファイナルMVP、2度のNBA優勝、オールスター複数回 | 成長・守備→攻撃両面の進化 | 守備専門と見られたが、攻守両面で大成。下馬評を覆した例。 |
| ジョン・ストックトン | 1984年 16位 | PG | 通算アシスト・スティール歴代1位、10度のオールスター | 適応・堅実な成長 | 中堅校出身で評価は高くなかったが、歴代最高PGの一人へ。 |
失敗例:サンプソン、ウォルトン、ハーダウェイ、ヒル、ロイ、オデンなどは、ドラフト時の期待値が非常に高かったものの、主にケガでキャリアが短縮・停滞しました。特にビッグマンは身体への負担が大きく、ケガが致命的になりやすい傾向があります。
成功例:ヨキッチ、ヤニス、カワイ、ストックトンなどは、ドラフト時の評価が高くなかったものの、努力や成長、環境適応力で大きく飛躍し、NBAの歴史に名を残す存在となりました。