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2025-05-19

重力滑車エレベーター提案

海が近い場所には津波避難タワーがよく設置されているが、あれを見上げるたびに気になっていることがある。エレベーターがないことだ。

高齢者障害者の中には、10mも20mもあるようなタワーの階段自力で登れない人たちも多いはず。そういう人たちばかりが逃げ切れずに津波に呑まれしまうのはキツい。エレベーターがあればいいのに。

しかし、エレベーターの設置には色々とハードルもあろう。

まず、電気で動く一般的エレベーター基本的地震が来たら止まるものである災害避難用途として安全停止の基準を多少はあれするとしても、停電していたら動かないかもしれないし。いざという時に役に立つかどうかわからない。

それに、設置にも維持にもコストがかかる。

まり津波避難タワーにそういう普通エレベーターをつけるのはあまり現実的ではないのだ。エレベーター付きのも探せばあるのかもしれないけど、そういうところはきっと展望施設などとして通年維持できる工夫をしているだろう。どの避難タワーでもできることではない。

 

なんとか高齢者障害者をタワーの上まで運び上げるよい方法はないだろうか。考えよう。

私が考えたのは、重力滑車エレベーター

仕組みは単純で、ふたつのケージを滑車で繋ぎ、片方に乗った人の重みでもう片方を持ち上げるというものだ。

とても簡単な仕組みなので、とっくの昔に検討されて、実用に値せずと破棄されたアイデアである可能性は高い。

 

もうちょっと詳しく説明する。まず設置。

エレベーターの2つのケージは滑車を介して1本のワイヤーで繋がっている。なので、片方が上がれば片方は下がる。シーソーのようなものだ。

つのケージは、一方が地上階にある時はもう片方が上階に来るように配置する。

次に、実際に避難する時。

まず、下のケージ(地面の高さにある)に高齢者障害者を定員まで乗せる。

次に、上のケージに上階にいる元気な人がひとりずつ乗っていく。

上のケージの重さが下のケージを超えると、両者の重量バランスが逆転して、両方のケージが互い違いに動き始める。

両方とも終点に着いたら、まず上のケージ乗客(ハンデのある人々)を降ろす。

続いて下のケージ乗客(元気な人々)を降ろして、そこに次の避難者(ハンデのある人々)を載せる。

地面に降ろされた元気な人々は、元気だから階段で上に戻る。

これを繰り返す。

 

要は、電気モーターの代わりに人間体重位置エネルギーを使おうという発想。

避難者は自力階段を登れる人のほうが多いだろうからカウンターウエイト役には不自由しないはず。

山のロープウェイと同じで2基を並行で輸送するので、1基のケージを往復させるより効率もいい(そもそも1基だけだとこの方式は成立しない)。

機構じたいもものすごくシンプルにできるはずだ。

ケージは、鍵のかかる扉と安全柵は必要だろうがその程度でよい。

シャフトも、ケージを安定させるガイドがあるだけでいいはずだ。

ただ、自由落下ではスピードが出すぎてしまうので遠心ブレーキ(速度を一定に保つ)やガバナー(落下を防ぐ)は必須だろうし、着地の衝撃をやわらげる工夫も必要だろう。昇降時にケージ勝手に動き出さないようなロック機構必要だろう(上下ロックが両方解除されないと動かないとかね)。だがいずれも機械的な仕組みでよく、動力もいらない。100年前の技術でも十分作れるはずである

 

はてな匿名ダイアリーはてなブックマークは、人の意見否定的コメントを書くのがとても得意な方が多くおられるようなので、ここに書けばきっと懸念点やネガティブ要素を効率よく洗い出せるだろうと思った。

どうかな。

Permalink |記事への反応(0) | 21:09

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