「100分で名著」で取り上げられていた。
そうか、もう30年前の本なのか。
番組での解説はまあ順当というか、あんま独自解釈も無ければ批判的な要素もなかった。
村上春樹が「世界文学」になったエポック、重層的メタファーの織りなす深みのある作品なのだと。一般に言われる通りの紹介。
でも個人的にはねじまき鳥で村上春樹のファンをやめたのだった。そこまでは村上の書いたものは全部読みたいほどだったのだが。
どうやらこいつは壮大なマクガフィンの塊であり思わせぶりオバケだなと、それまでの尊敬の念がくじけてしまった。
河合隼雄、大江健三郎、吉本隆明、ハッタリ野郎の仕事は本人が亡くなって後は全く顧みられることがない。
今は美味しくなったが嫁さんの同棲当初は色々思うところがあり
食べられないということはなかったが美味しくない特徴があった。
嫁さんはビビりなところがあって「きちんと火が通ってないと食中毒になる」と恐怖心から
とにかく火を通しまくる。
あと「肉を常温にもどす」なんてできない。
常温に戻したら腐ると思い込んでるから。
結果、薄切り肉は固まったまま炒められ、肉野菜炒めも固い塊肉の入ったくたくた野菜炒めになる。野菜も火通しまくるからね。
(まあ、冷たい肉でも一枚一枚広げて焼けばいけるが嫁さんはめんどくさくてやらない)
かつ基本とても味が薄い。
これもビビりな性格からきてるのか「調味料入れすぎるとリカバリーきかない」
という恐怖心からきてると思う。
単なる肉野菜炒めでも自分好みのレシピに辿り着くことはなかなかない。
例えば肉野菜炒めのとあるレシピは2人前で肉は80g用意しろと。
プラス味噌汁くらいで済まそうとするとタンパク質全然足らない。
うちでは基本1人当たり80〜120gの肉は取るようにしてる。
そうすると塩コショウの量も変わってくる。
豚でも豚こまなのかウデ切り落としなのかバラ肉薄切りなのかで色々変わる。
で、だんだん味が狂ってくるんだよな。
まとめると嫁のメシマズはだいたい
・肉に火をいれすぎる
だけど他はどんな感じなんですか?
例えば経済ね。リフレ派とかMMTとか財務省陰謀論者とかさ、口だけはベラベラと達者で流暢で説得力がある風なんだよね
でも経済学を数理レベルで分析できるレベルの人から見ると、まったくトンチンカンなこと言ってるじゃんあいつら
実際、連中の主張を定量的に検証しようとすると、すぐに論理的破綻が露呈する
モデル化もせず、パラメータの前提条件すら明示せずに、「こうすれば景気は良くなる」「政府がもっと金を刷ればいい」などという
MMTに至っては、「政府の負債は通貨発行でいくらでもファイナンスできる」などという命題を前提としており、一見正しそうだが、これは「政府が永久に信用を失わない」という極めて強い仮定に依存している
財政ファイナンスがインフレ期待をどう形成し、金融市場にどのような非対称情報のゲームを引き起こすかといった議論が完全に欠落している
また、財務省陰謀論などは論理的検証以前の問題で、そもそも証拠と論理の区別がついていない
制度設計の歴史的経緯や、政治経済学的な動態を踏まえずに「敵を作って叩く」ことで思考停止を正当化する
現代の経済分析は、因果推論や統計的識別可能性、政策介入のフィードバック効果を踏まえたモデルベースの議論が前提だ
それらを無視して直感と空想だけで語るのは、統計学の素養がない人間が、p値だけで因果関係を断定するのと同じレベルの過誤である
連中は「それっぽいこと」を「それっぽい雰囲気」で言語化する能力に長けているだけで、ロジックの強度やモデルの整合性、そして実証データとの整合性に対する責任が一切ない