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< ■ |anond:20250516080815 >

2025-05-17

リカバリーサンダルって何やねん!?

リカバリーサンダルまとめ記事ホッテントリにあって、なんだよテリックとかも紹介してやれよってくらいに思ってブコメ覗いてみたら、そんなレベルじゃなかった。

ここで1から10まで事細かに説明してもどうせ読まれないだろうからザックリ備忘録みたく書いていく。

そもそもリカバリーサンダルって何やねん!?

名前の通りリカバリーするためのサンダルってのは誰でも分かることなんだけど、もう少し具体的にいうとスポーツ選手運動後に履いたり、或いは医療の場で履くためのもの

リカバリーは「回復」って文脈認識している人もいるけど「症状の減少や緩和」という意味合いもある。ベッドに寝転がっているだけでいいならサンダルはいらないけど、それだけがリカバリーじゃないよねってこと。

たとえば、俺が先ほど挙げたテリック海外ブランドだけど日本人向けに作っているものもあって、下北沢病院(足病医療に注力している機関)で検証もしながら作られてる。

そこまでじゃなくても、大手ブランドスポーツメーカーは履き心地を良くするためのノウハウをいくつか取り入れてる。

まりリカバリーサンダル科学エビデンススポーツ力学などに基づいて作られた、足への負担が少ないサンダルって認識でいいと思う(ただ、そうじゃないものも割とあって、それは後述)。

なんでリカバリーサンダルは履き心地がいいのか(素材編)

この項ではウーフォスっていうブランドを例に挙げていく(体感レベルで分かりやすリカバリーサンダルはこれなので説明していくが、個人的にはオススメしにくいブランド理由は後述)。

まず素材はEVAで、軽量で柔軟性のある、つまりクッション性があるってことなんだが、これ自体別に安物サンダルでも使われるから珍しいわけではない。

ただ同じ素材とは一口はいっても加工次第で性質は変わるもので、ウーフォスでは「ウーフォーム」と名付けて一般的EVA素材よりも衝撃の反発を37%抑えることができることを謳っている。

EVAEVAだろ」って思うかもしれないが実際に履けば一発で分かるレベルなんで、近くのシューズショップで試し履きしてくれとしかいいようがない。好き嫌いはともかく、数百円で売ってるサンダルとはモノが違うことは誰でも分かるので。

そして、そんなウーフォームあくまで“中敷き部分にのみ使っている”ってのがミソ。柔い素材をアッパーにも本底にも使ってたら履き心地はむしろ悪くなるので、同じEVA素材でもパーツごとに加工の異なるものを使い分けているわけだ。

逆にいえば安物のEVAサンダルはこういった細かな調整をせず、量販されたEVA素材をそのまま流用の型でシンプルに作っているから安く済んでるわけだ。

なんでリカバリーサンダルは履き心地がいいのか(構造編)

もちろん履き心地の良さは素材だけで決まるものではなく、その形状にもある。

例えば土踏まずにあたる部分は沿うようにサポートされていて、これが前述の素材と合わさることでフィット感が増し、足元全体で踏みしめられるようにすることで負担分散させてるわけだ。

更にロッカーソールというもの採用していて、つま先部分とかかと部分が反りあがってアーチ状になっている。これはランニングシューズでも以前からよくある構造で、歩く際の足運びが楽になる。ロッキングチェア気持ちいいのだって、足がアーチ状になっているおかげで前後運動が楽だからだろ?

しろリカバリーサンダルの方が疲れやすいんだけど気のせい?(1)

これには色々と理由があって、まずは「ジャストサイズ出会いにくい」問題

サンダルとかって在庫リスクを恐れて1cm単位の大まかなサイズ感でラインアップされてるものが多くて、例えば26.5cmがジャストな人にとっては、26cmか27㎝しかなくて微妙に合わないってことがある。それ以外にも足幅だったり甲の高さが合わないってこともあって、立体成型なのが大半だから細かな調整がしにくい。

しかリカバリーサンダルの素材は変形しやすいので、高熱にさらされると縮んだり、冬の寒い日とかだと固くなったりする。

これまで説明した通り、ちゃんとしたメーカーリカバリーサンダルほど色々と凝った作りな分、ちょっとした齟齬ストレスの要因にもなりやすい。土踏まずの部分が盛られてるけど、サイズが合っていないか違和感が出てくる、とか。

しろリカバリーサンダルの方が疲れやすいんだけど気のせい?(2)

ふたつめは「本来リカバリーサンダルは長時間歩き続けるためのものじゃないから」。

そもそもリカバリーサンダルって何やねん!?』の項で書いた通り、スポーツ後に履き替えて足を休ませるものなわけだけど、いいかえれば「そもそも足を休ませるためのものなんだから時間歩くなよ」ともいえる。

それに休ませるとはいってもあくまで足に限った話。実際に歩くときってのは足以外の部分も動いているわけで、足周りの負担だけ軽減させても長距離を歩けば“ツケ”はどこかにくるわけ。

あと、俺が先ほど「ウーフォスをオススメしにくい」と書いた理由も、この項で話す。

ウーフォスはソールの柔らかさはリカバリーサンダル随一なんだけど、柔らかすぎると逆に不安定場合があるんだよ。

例えば外で歩くとき、常に平面の場所を歩くわけじゃなくて、でこぼこの道だったり、砂利があったり、足場の狭い階段みたいな場所もあるだろう。足元全体で踏みしめることで負担分散させたいのに、それがやりにくい場面ってのがあるわけ。

そんなとき、足が沈み込むような感覚がするほど柔らかいウーフォスを履いていたら、むしろ不安定に感じやすい。その不安定感を補おうとして体の変なところに力が入ったり、微妙ストレスとなって余計に疲れるってことはあるかもしれない。

ただ、現状としてリカバリーサンダル自体が広義的な分類なので、メーカーブランドモデル次第で長時間使用にも向いてるものもあるっちゃあ、ある。

俺としてはウーフォスはルームシューズか、ワンマイル用に使うのがベターだと思っていて、汎用性を求めて日常的に使うなら他の大手メーカーから選んだ方がいいと思う。

しろリカバリーサンダルの方が疲れやすいんだけど気のせい?(3)

みっつめの理由は「お前の履いてるやつ、リカバリーサンダルじゃないかも」。

ホッテントリになったリカバリーサンダルまとめ記事に、ブコメで「以前からあったラバーのものを、リカバリーサンダルって名前にして売ってるだけじゃないの~?」といった旨のことを言っている人がいた。

ちゃんとしたメーカーが相応の価格で売っている純正品は当然そんなことはないんだが、実際問題そんなことをやってる製品市場にあるのも事実

そういう製品は大抵安物だったり偽物で、素材はEVAですらなかったり、EVAだったとしても他のジャンルで流用していたものを使ってそのまま成型してたりする。その成形するための型も流用だったりして、ホームセンターベランダサンダルとほぼ同じ作りってパターンもある。

リカバリーサンダルって機能面に割り振ったものが多いから、素人がパッと見は同じデザインに見えるからって理由無名ブランドの安物を買って「リカバリーサンダルってこんなもんか」ってなるわけだ。

なんでそんなことが罷り通るかっていうと、これはリカバリーサンダルに限った話じゃないけどファッションアイテムの分類は法的にがっちりしているものがあまりなくて、割と“言ったもん勝ち”なことも多い。

大手メーカーでもスポーツサンダル文脈で作ったものを「単に履き心地のいいサンダル」みたいな括りで提案してることもあって、このあたりもリカバリーサンダルというジャンルが一人歩きしてる要因かもしれない。


「結局どのブランドの、どの形状のがいいの」とか「それにつけてもダサくね」とか。そういうのに対する説明も書こうと思ったけど、キリがないし飽きてきた。あと、余談を書こうとするとファッションに疎いはてな民への愚痴みたくなりそうだからここまで。

一応、完全に俺の好みでいいならHOKAのスライドタイプのやつ(ORA RECOVERYSLIDE 3)。科学エビデンスとか信頼感があるのはテリックのW-STRAP、とにかく柔らかさと気持ちさならウーフォスのウーアーあたりだけど、俺スライドサンダル信者から参考になるかはビミョー。結局ちゃんとお店でフィッティングして自分に合うもの選べとしか言いようがない。

Permalink |記事への反応(1) | 20:09

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