Linuxのスマートフォンを実際に使っている人間の感想として。
PinephoneというARMベースのSoCで動くスマートフォンにDebian(正確にはMobianというDebianフォーク)を入れてしばらく使っているが、これは現状では普及しないだろうなという気はする。理由を書いてみる。
Android/iOSではあたりまえにできる日本語のフリック入力がLinuxスマートフォンではいまだにできない。日本語入力自体はもちろん使えるので、ローマ字入力になる。画面が小さくてキーボードが小さいとつらい。既存のスクリーンキーボードをカスタマイズすればフリック入力っぽいものが作れそうだが、大変すぎるので自分でやる気にはならない。
いや、フリック入力できるぞ?という人は適切なパッケージを教えてください……
Linuxスマートフォン用にいくつかのUI(Linuxではデスクトップ環境と呼ばれるやつ)がある。代表的なものはPhoshだ。モバイル用のUIにプリインストールされているパッケージはモバイル端末用にある程度最適化されているのだが、自分でインストールしたパッケージは基本的にデスクトップでの使用を前提にしているので、そのまま使うのは厳しい。
自分が持っているPinephoneにはLibreOfficeもインストールして普通に動くが、画面のほとんどがツールバーで埋まってしまって、まともに使うのはほぼ無理だ。
現時点でもPostmarketOS、Mobianをはじめとして、モバイル端末用のLinuxディストリビューションにはいくつかの選択肢がある。モバイル端末用のUIにも複数の選択肢がある。さまざまな端末でバッテリーの消費を最適化し、カメラやセンサーが動くようにし、同じアプリが使えるように、デバイスドライバをはじめとして諸々の機能を開発するのは膨大なコストになりそうなので、Androidでいいじゃん、となる。
Linuxをモバイル向けに最適化しようとするパワー系の人が一人もいないからだと思う Linux関連のメンテナさんとかもの申す系ユーザの人って、 スマホみたいな非力なものにあんまり興味...
リナックスって読んでそう
linux zaurusどころか、古のPSION並にマイナーな端末使ってる奴があれこれ言うなよ マイナーなの当たり前だろう リナザウどころからtipoよりマイナーだぞ