Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録
< anond:20250511205154 |anond:20250511204017 >

2025-05-11

古着ブームへの妙な違和感

Youtubeとかですごい古着出会うみたいな動画があったりするんだけど、色落ちがどうこうとか、○○タイプの××じゃね、みたいな会話がすごく気持ち悪く見えてしまった。

古着好きというのは、オシャレうんぬんというより、鉄道とか模型とかそういうオタク趣味ひとつしかないように思える。

ある狭いサークルのなかで一部の人たちがマニア性をもって物事にのめりこんでいる、というだけのこと。


Youtubeのような媒体古着が紹介されればされるほど、胡散臭くて、ミーハーな感じがどんどん加速していくように感じる。

芸能人(だいたい芸人だけど)が古着を買ったりするのを見ても、妙に萎えしまう。

芸能人が手を付けるものは胡散臭さが増すのはなぜなんだろうか。


これはいい」という人間の素朴な物事の質に対する感覚記号化・符号化され、広く大衆に知られるようになると、自らの感覚を通してではなく記号的・符号的に良いとされるものを消費する人間が増える。

まり、いわゆる表面的な奴・ミーハーな奴が増える。

個人的に、芸能人というのは記号的・符号的に良いとされるものに関する感覚が優れていると思う。

所作的に、あなたたちが求めているのはこれでしょ、というのが行動としてすぐ出せる。


話がそれたが、大抵、古着アメカジとなっている。

アメカジファッション王道と思い込んでいる人も多いと思うが、結局のところ特定スタイリスト雑誌芸能人流行らせた一種価値観しかない。

これが正解、これが良いものなんだ、これは希少だ、と思っていたことはどこかの誰かが流行らせた価値観しかなくて、みんな半ば無意識のうちにその価値観を通して物事を見ているだけに過ぎない。

アニメTなんかも、この手のマジックひとつなんだろう。ブランドロゴと変わらない、符号化・記号化した消費財だ。本当にこれはいいと思って買っている人はどれくらいいるのだろう。


おれも昔は古着が好きで、大学生のころは金がなくて買えないのに古着屋巡りしたものだったんだが、気が付くと行かなくなっていた。

ジッパーの種類でだいたい何年ぐらいに作られたものかくらいはわかるくらいの古着好きではあったのだが、生活していくうえで便利な服が残っていくこととなった。


やっぱり傍から見ていて、古着ブームには妙な気持ち悪さを感じる。

とはいえ、こうして生き死にに関係のない物事に熱中できるのは、本当は幸せなんだと思う。

非常に文化的だし、ある種の遊びだからだ。遊びは創造と結びついている。

年を重ねると、遊ぶことができなくなり、熱中できることが仕事くらいになってしまう。

Permalink |記事への反応(9) | 20:51

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

記事への反応 -
  • ウィッチウォッチの古着回とビー玉回でも読んでれば良いと思う

  • そのもの自体が本当に好きというよりは、趣味として語るため(なので正解があった方が話しやすい)とか、コミュニティに所属したいからとかセンスよく見られたいからの理由の方が大き...

  • それで言うならスト6がなんかもう凄いことになってるよ

  • なんか息苦しいよね。 決まった正解がないはずのファッションというものを、単純化・記号化することで明確な正解不正解を作るとわかりやすくはなるんだろうけどさ。 本人達がやって...

  • ファッション系YouTuberのMBという人が「オシャレとかっこいいは違う」という動画でそんなようなことを語っていたなあ

  • なんでもそうだけど売るための方便だぞ まともに信じるな

  • 古着好きがおしゃれというよりカード集めや鉄道オタクに近いオタク趣味だと!? その通りだよ!

  • 趣味ヤメをエッラそうに語り出したら老害😔

  • 不潔な感じがだめになった。というか日本人全体が 90年代と比べてかなり清潔になっているように思う

記事への反応(ブックマークコメント)

全てのコメントを見る

人気エントリ

注目エントリ

ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp