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< anond:20250426204747 |小学校みたいなレベル... >

2025-04-27

anond:20250427000150

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ギャルちゃん: 「確かに言われてみれば…なんで『残念』が魅力なんだろう?」

オタクくん: 「説明するね! 要するにさ、あれってバラエティ番組みたいなもんなんだよ」

ギャルちゃん: 「バラエティ番組?」

オタクくん: 「うん。くりぃむしちゅーとかマツコ・デラックスとか有吉みたいな感じで、ちょっと斜に構えたキャラがいて、他の人に対してリアクションする、みたいな。『バナナマンの日村って顔残念だけど面白いよなー』とか『壇蜜ってエロいけどババアじゃん、残念!』とか『ザ・たっちって芸がないけど顔が面白いだけ、残念!』みたいなさ。…あ、テレビ見ないからわかんない? じゃあ、もっとオタクっぽく言うと…」

ギャルちゃん: 「うんうん、なんとなくイメージは湧いたかも!」

オタクくん: 「『テニスの王子様』って漫画あるでしょ? あれってスポーツ漫画のフリしたギャグ漫画でさ、人間じゃできないような超すごいプレイが出てくるじゃん? それを楽しみにしてるファンが、毎回雑誌が出るとギャグシーンを切り抜いてブログに載せたりしてるんだよ。『俺ガイル』って、完全にそういう、他人の残念なところを上から目線で見て楽しむみたいな作品なっちゃってると思うんだ」

ギャルちゃん: 「あー!テニプリ! なんとなくわかったかも! 人をいじって笑う、みたいな感じなのかな?」

オタクくん: 「そうそう!しかも、自分から何かするっていう『主体性』さえ失って、完全に『メタ』、つまりから物事俯瞰してるだけの作品なっちゃってるんだよ」

ギャルちゃん: 「メタ俯瞰…?ちょっと難しいけど、自分は動かないで見てるだけ、みたいな感じ?」

オタクくん: 「まさにそれ! だから、『面白い人が来るのをただ待ってるだけのノベルなんて…これじゃまるで徹子の部屋じゃないか!』って、僕は結構真面目に思ったんだよね」

ギャルちゃん: 「徹子の部屋(笑)しかゲスト待ちだもんね!」

オタクくん: 「もちろんさ、今までも、受身だったり活動内容がおかしかったりする部活なのに、斜に構えて偉そうなこと言うノベルはあったよ。でも、そういう作品でも、斜に構えつつも、なんだかんだで自分なりに努力したりする姿を描くことで、キャラが成長していくっていう、少年漫画みたいな要素が時間とともに出てくるものなんだ」

ギャルちゃん: 「うんうん、成長していくのは大事だよね」

オタクくん: 「例えば、『涼宮ハルヒ』だったら、破天荒ハルヒが、主人公キョンを通じて、普通のやり方とか普通の世の中に少しずつ馴染んでいくっていう話になってて、斜に構えてる自分と、理想通りにいかない現実とのギャップを埋めようとしてる」

ギャルちゃん: 「なるほど!」

オタクくん: 「『僕は友達が少ないだってそうだよ。友達作りたいっていう(まあ、実際は部員が楽しめる遊びを考えてるだけなんだけど)名目で、『それプライベートでやれよ』ってツッコミたくなるような活動だけど、それでもキャラクター同士の関係が変わったり、成長したりする様子は描かれてるんだ」

ギャルちゃん: 「うんうん、どっちもちゃんと変化があるんだね」

オタクくん: 「でも、『俺ガイル』は完全に受け身で、ただ出された問題に答えてるだけ。問題を繰り返すうちに成長するのかもしれないけど、それって自分で『成長しよう!』って選んでるんじゃなくて、ただ状況に流されてるだけじゃん?部活動っていう、本来自分から動いて社会性を身につけるはずの場所でやることじゃないと思うんだよね」

ギャルちゃん: 「そっか…自分から動いてないから、本当の意味での成長とは違うんじゃないかってこと?」

オタクくん: 「そうなんだよ! はっきり言って、そんなのカウンセラーとか探偵事務所でやればいいじゃんって思う。いっそ、主人公教師にするとかにすればよかったのに、たぶん美少女とのラブコメ要素を入れたいっていう浅はかな理由で(※これは僕の推測ね)、意味もなく高校生主人公で、意味もなく舞台学校っていう、ふざけた設定になってる気がするんだ」

ギャルちゃん: 「ラブコメ要素のため…! うーん、それはちょっと安直かも…」

オタクくん: 「ファンタジーな世界を作る努力とか、その世界能動的に楽しもうっていう姿勢とかがさ、どんなに意見が合わないライトノベルだって最低限はあったと思うんだけど、このノベルはそれすら放棄しちゃってる。だから、『この主人公の自信満々なスクールカースト批判って、一体どこから来る自信なんだろう?』って不思議に思うわけ」

ギャルちゃん: 「たしかに、自分は何もしないのに批判だけしてるってなると、説得力いかもね…」

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オタクくん: 「スクールカースト批判する作品って、例えば『灼熱の小早川さん』とか、『桐島、部活やめるってよ』みたいに、ちゃん問題に向き合って、それを乗り越えようと努力したり、代わりの道を探したりするものでしょ? あるいは、『ハルヒ』や『はがない』みたいに、やってることは遊びでも、『部活動』っていう枠組みの中で、社会で生きていくための『立ち振る舞い』を、自分たちで選んで身につけていこうとしてる」

ギャルちゃん: 「うんうん」

オタクくん: 「ところがさ、『俺ガイル』には、そのどっちもないんだよねぇ…。あれを『部活動』って呼んでいいのか?そもそも主人公高校生である理由とか必要性って、本当にあるのか?って、僕は思っちゃうんだよ」

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ギャルちゃん: 「うーん、なるほどね…。オタクくんが『俺ガイル』に対してすごく批判的な理由が、なんとなくわかった気がする。ただ面白いだけじゃなくて、その作品がどんな影響を与えるかとか、どんなメッセージを持ってるかとか、そういうところまで深く考えてるんだね。すごいなぁ…!」

オタクくん: 「えへへ、まあね…。ちょっと熱くなっちゃったけど、聞いてくれてありがとうギャルちゃん!」

ギャルちゃん: 「ううん!こちらこそ、難しい話もあったけど、オタクくんの説明わかりやすかったし、面白かったよ!」

Permalink |記事への反応(0) | 11:18

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