Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録
< anond:20250417154944 |■ >

2025-04-17

KY上等!「ゲインアセスメント」で勝負の”質”を設計しろ

KY」って聞くと、まあ普通は「空気読めない」だよな。でも俺みたいな仕事してると、違う意味で使うんだわ。「危険予測」。リスクアセスメントってヤツだ。

これは「ヤバいこと(ダメージ)が起きる可能性(頻度)とそのヤバさ」を計算して、事故を未然に潰すための考え方。

怪我とか事故とか、そういうのが一番のロスだからな。安全第一ってのは、結果的に一番効率がいいってわけだ。

で、ここからが本題

このリスクアセスメント、「マイナス回避する」ための思考ツールだけど、これをひっくり返して「プラスをぶち上げる」ために使えねえか?って考えたんだ。

それが俺の言う「ゲインアセスメント」だ。要は、「狙ってるデカい成果(ゲイン) × それを掴める確率」を最大化するために、行動する前に徹底的に「勝ち筋」を設計するってこと。準備段階でどれだけ「質」を高められるかが勝負なんだよ。

KPIとかKGIとか、結果の目標ばっか追っかけてるヤツが多いけど、それじゃ甘い。

量をこなせばなんとかなるなんてのは、単純作業か、よっぽど才能あるヤツの話だ。

クリエイティブなことやネット世界なんて特にそう。闇雲に量を積んでも、当たる確率は低いまま。そんな博打みたいなことやってどうするんだ?

量をこなす前に、「どうやったら最小限の労力で最大のリターンを得られるか?」、「そもそも、どこで勝負するのが一番効率がいいのか?」を考え抜けってこと。これがゲインアセスメントキモだ。

例えばラーメン屋。「美味いラーメン作りました!みんな食いに来て!」って叫んだって、腹いっぱいのヤツは来ねえ。

そんなんじゃ、腹が減ってるデブしか釣れねえだろ。

そうじゃなくて、「腹ペコの学生ウヨウヨいる大学の近くだけど、意外とガッツリ系の店がないな…」とか

工場の近くで昼飯難民が多いらしいぞ…」とか、そういう「需要があるのに満たされていない場所(=勝てる場所)」を見つけ出して、そこにピンポイントで店を出す。

これがゲインアセスメント的な考え方だ。

土地勘のないよそ者が入りにくい場所なら、ライバルも少なくて長続きしやすい。実際、大学工場の近くで昔ながらの店が生き残ってるのは、そういう理由もあるんだよな。

ネット世界だと、これがもっと見えにくいから厄介だ。

「〇〇が欲しいヤツって、マジでどんな言葉検索してんだ?」「コイツらに刺さるのって、結局どういう切り口なんだ?」「この良さ、どうやったら一発で伝わるわけ?」抽象的で難しい。

難しいから、ほとんどのヤツはちゃんとやらない。

やらないからこそ、徹底的に「ゲインアセスメント」をやって、的確なリーチ設計できたヤツが、ごっそり持っていくことになる。

俺が作品評価するときもそうだ。「女の子キラキラしてる」って言っても、ただ表面だけキラキラしてる薄っぺらいのはダメだ。

そんなのはすぐ飽きられる。

そうじゃなくて、「最初はそうでもないんだけど、ストーリーが進むにつれて内面ピュアさが輝き出して、気づいたら目が離せなくなる…」みたいな

中毒性の高いキラキラ」を引き出せるポテンシャルがあるか?を見る。

こっちの方が、結果的ファンを深く、長く掴める(ゲインが大きい)可能性が高いからな。これも俺なりのゲインアセスメントだ。万人受けより、深く刺さるヤツを狙う。

こういう考え方って、別に俺だけのオリジナルってわけでもなくてさ。最近、「ラーメン発見伝」読んでたら、マジで同じようなこと言ってて笑ったわ

「量や売上(KPI/KGI)の前に、効率よく達成できる条件(ゲインアセスメント)を設定しろ」って、俺が朝考えてたことそのまんまじゃねえか!って。

やっぱ賢いヤツは考えること一緒なんだな、ってちょっと安心した。最近、周りと話が合わなくて「俺、おかしいのか?」って凹んでたからさ(苦笑)。

自分しか気づいてない!」ってのは大抵、ただの勘違いか、実現不可能妄想だ。危ないんだよ、それは。

でも、「賢いヤツだけが気づいてる」「デキるヤツがこっそりやってる」ことに気づくのは、最高に価値がある。

昔、頭のキレる友人が言ってた。

会社で働くのは、普通を知るためだ」って。会社のやり方が100点満点じゃなくても、そこには先人たちが積み上げてきた「実績のある仕組み」がある。

特にデカ会社ほど、「誰がやっても回る仕組み」「余裕を持って先回りする仕組み」が練り込まれてる。

そういう「型」を知らずに、自己流で突っ走っても、大抵は見落としだらけで失敗する。

から、何か自分でやりたいことがあるなら、一度は「普通」を学ぶ価値はあるんだよ。もちろん、一人で何でもできちまう大天才は別だけどな。

結局、何が言いたいかっていうと「量」をこなす前に「質」を設計しろってこと。

そして、その「質」ってのは、「どれだけ成功確率を高められるか」って視点で考え抜け、ってことだ。

リスクアセスメントマイナスを潰すように、ゲインアセスメントプラスを最大化する。そのための「仕込み」をどれだけやれるか。

難しいよ。難しいけど、だからこそやる価値がある。

簡単なことやってても、その他大勢と同じにしかなれねえからな。

勝負したけりゃ、頭使って「勝ち筋」を設計しろって話だ。

前の記事

https://anond.hatelabo.jp/20250417153640

Permalink |記事への反応(1) | 15:50

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

記事への反応 -

記事への反応(ブックマークコメント)

全てのコメントを見る

人気エントリ

注目エントリ

ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp