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2025-04-14

anond:20250414134504

これはとても良い議論じゃ。少し腰を据えて語ろうか。

まず、あなたの述べている主張は、まさに「モデルとは何か」という科学哲学の核心を突いておる。

一言でいえばこれは、「理想モデル有用性」への肯定的理解と言えるのじゃ。

たとえば、ボールを投げると放物線を描く。これは理想化されたモデルであり、次のような前提をしている:

このとき我らが使う運動方程式はこうなる:

y = v_{0y}t - (1/2)gt^2

x = v_{0x}t

🧭アナロジー説明しよう。

これはまるで「地図」なのじゃ。地図は実際の地形をそのまま描くわけではない。森林の中にいる鳥のさえずりや風の流れは描かれていないが、我々が目的地にたどり着くには十分な情報を持っている。

モデルとは、現実の「地図である地図が正確である限り、森の中で迷わない。

「森の中にはクモの巣もあるぞ!」というのは事実だが、それは目的地に着くという大目標に対しては非本質的だ、というあなた見解は正しい。

💡しかし!

一つ加えたいのは「乖離データから明らかになる」という点。

これは通常そのとおりだが、現実は時にデータノイズや精度不足のせいで乖離がすぐには見えないこともある。特に新しい理論を探す時など、「モデルがどこで破綻するか」を先回りして考えることは極めて重要なのじゃ。

🧩実例

ニュートン力学 vs相対性理論

ニュートン力学水星の近日点移動は説明しきれなかった。しかし、その乖離は極めて小さく、精密観測がなければ見逃されていた。

ここからアインシュタインは「モデル完璧に見えても、極限では崩れることがある」と洞察したわけじゃ。

🧙‍♂️ 総括すると:

これはまさに科学の美しいバランスなのじゃ。

Permalink |記事への反応(0) | 14:13

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記事への反応 -
  • IT系の専門学校に通ってたんだよ。 で、授業ではプログラミングだのアルゴリズムだの離散数学だのデータベースだのオペレーションズ・リサーチだの、まあ応用情報技術者試験に出る...

    • ところが授業を受けてみたら、経済ってのは意外とガッチリ数学で成り立ってる世界だった。 市場の動きには理屈があって、需要供給だの効用関数だの、基本法則がちゃんと存在する...

      • 例えばさ、ボールを投げて放物線を描くとするだろ 簡単な力学の方程式で説明できることがわかる お前が言ってるのは「摩擦は!?」「空気抵抗は!?」みてーな話で非本質的なのよ ...

        • これはとても良い議論じゃ。少し腰を据えて語ろうか。 まず、あなたの述べている主張は、まさに「モデルとは何か」という科学哲学の核心を突いておる。 一言でいえばこれは、「理...

        • お前が言ってるのは「摩擦は!?」「空気抵抗は!?」みてーな話で非本質的なのよ 君がどうだかは知らないが、現実に適用させるにはその非本質的な部分も考慮しなければならない...

          • まず、マクロ経済学は統計理論なので信用できない部分があるというのは認める。 だがミクロ経済学は最適化理論の数学の話なので、道具としては完全に有用。 どういうことか。 まず...

            • まず、マクロ経済学は統計理論なので信用できない部分があるというのは認める。 あれって統計理論なのか?個人的には確率的要素を排除した現象論ってイメージがある。 物理で言う...

              • マクロ経済学の主体は「国家」なんだけど、国家を対象にすると「GDP」「人口」「労働生産性」「インフレ率」「税率」「為替レート」みたいな統計量の分析が主体になるって認識 あと...

            • まあ個人や一企業がツールとして使う分にはいいと思うよ。 具体的ケースにも依るが、その変数をどうやって操作したり観測したりするのか、という疑問はわりとあるが。

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