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2025-03-20

高校一年生の俺は、埼玉県内のそこそこ偏差値の高い男子校に通っている。

周りには勉強してる奴やスマホゲームしてる奴らもいる。

そんな中、童貞卒業したって奴が昼休み教室で幅を利かせてて、俺は思ったんだ。

「俺も早く童貞卒業してーな」 ってな。

でも、よくよく考えると俺は今まで彼女いたこともないし、その予定もない。それどころか、去年Amazonで買った据え置きオナホで十分満足してる(しかも胸付きやぞ?)。

じゃあ、なんで俺は童貞卒業したいって思ったんだ?

答えはシンプルだった。孤独の解消と羨望。それだけだ。

高校受験という受験戦争を乗り越え(ちなみに第一希望公立高校は落ちた)、今は第二次受験戦争に向けて勉強漬け。

学校からは毎週アホみたいな課題を渡され、親には勉強しろと言われ、予備校講師には偏差値上げろとどやされる。

しかも週6で学校+補講。

親の管理下から海物語も打てなきゃ府中にも行けないし、発散するものがない。そんな中誰かに依存しようとするのは人間として必然なんじゃないんか?

彼女は俺の存在を消そうとしたり貶したりしない。

そんな環境癒し求めない奴は人間じゃない。だから例えばVtuberだったりアイドルだったり、2次元だったりっていう推し癒しを求めている。そして俺にとっての「推し」は、たまたま彼女だったってだけの話。

推しがいれば癒される。あわよくば推しおっぱいうずくまりたい。おっぱい世界を救うのだ。

要するに、俺は彼女に性処理を求めてるわけじゃない。ただ、癒してほしいだけなんだ。 というより性処理はオナホの方が気持ちいい。ただおっぱいうずくまりたいだけなんだ!

後日談

後日、「童貞卒業した」って奴の家に遊びに行くことになった。

アイスティーを出してくれるというから、俺は言われた通り部屋で待っていた。

ずいぶん綺麗な部屋だと辺りを見回していると、可愛いイラストがかかれたボトルのようなものが見えた。

彼女持ちのアイツもアニメとか結構みてるんだな、なんて思ってパッケージをよく見ると、「おなつゆ」の文字が。

俺は一瞬、まさかと思った。

彼が部屋に戻ってきたとき、少しだけ俺は誇らしく思った。

Permalink |記事への反応(1) | 15:00

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