最近、テレフォン人生相談でおなじみの加藤諦三先生の著書を読んでみた。
本書の内容を簡単に説明すると、社会的に問題行動をとる大人が何故そのような問題行動を起こしているのかを解説したものである。問題行動には色々なパターンがあり、それらが体系化されてまとまっている。
本書を読み進めると、自分の場合は「あ、この人。会社にいる苦手なAさんだ…」みたいな発見があった。物事を俯瞰してみることで、心理的な安定を図る事ができる。
自身に悩みを抱える人や、他者に振り回されて精神的に疲弊している人にとって、ためになる一冊なのかなと思った。
本書曰く、大多数の大人は精神的に未熟であり、その未熟さの原因は子ども時代に精神的成長を経験できなかったことにあるのだと言う。
その主な原因は親子の関係にあると言う。
そのような精神的に未熟な大人は、それが原因で生きづらさを感じたり、神経症的な傾向に陥るのだと言う事。