だが人付き合いは苦手だけど、なんとなく客先に出ることになって、
プログラムの知識もある営業みたいな立ち位置で働くことになってた。
ふと気づけば、俺自身が昔の自分と同じように、営業みたいな口調で「もっと早くやれ!」なんて言ってる状況になってた。
性格悪いプログラマーが今度は性格悪い営業に変わってるって皮肉すぎるよね。
会社内で「アクセシビリティを意識しよう!」なんてムーブメントが起こったんだ。
最初は「いいじゃん、いいことだね」って感じで盛り上がってたんだけど、気づけばリリースの頻度が激しく落ち込んで、マーケや営業からは「なんでこんなに遅いんだ!」と責められる始末。
まるで、マイノリティのために動いてるんじゃなくて、大多数のユーザーを置き去りにしてるみたいで、まあ頭に来るよね。。。
今でもたまにプルリク見てみると、営業の目線では「OK」だけど、変数名とかalt属性とかで、あれこれやり取りしてるやつを見ると、正直モヤモヤしちゃう。
リリースが数日遅れるたびに、どんだけの機会損失が発生してるかを考えると、イライラが収まらぬ。
結局、リリースしてからこそ、実際にユーザーに使ってもらうべきだってのに、タイミング逃してるんだから。
ただ、こういうことを口にすると、どうしても「変な奴だな」って不機嫌にされるし、さらに、細かいプログラマーが次々と参戦して、いつの間にかプルリク戦争が勃発。
変数名の些細な違いを巡って激しい議論が起きたり、結果的に使える人たちがプロジェクトから抜けちゃったりする始末。
リーダーだって「バグが起きづらいように実装するのは大事だよな」って言ってるけど、どこまで妥協すればいいのか全然分からなくなってる状態だ。
正直、こういう状況を見ると、「どうやって線引きするのが正解なんだろう?」って、ただただ愚痴ってしまうしかないよ。
俺も、もう面倒くさくなって、結局は無害社員のように「うんうん」と相手の話を適当に頷いてしまう自分がいる。
でも、本当はもっと効率よく動いて、リリースも早くして、機会損失を減らしたいって思ってるんだ。
振り返ってみると、昔の俺も、今の俺も、どっちも結局は同じ現場のジレンマに苦しんでるんだなって感じる。
理想と現実の狭間で、どうしても折り合いがつかなくなって、どっちの意見も一理あるけど、うまくバランスが取れない。
営業側は「早く出してくれ!」と叫ぶし、プログラマー側は「品質も大事なんだよ!」と主張する。
どちらにも正しい部分があるけど、そのせいで結局誰も納得できない状況に陥ってる。
今思えば、あの頃の「アクセシビリティ重視」ムーブメントも、結局はSDGsとか意識高い系の流れに乗って、実際のユーザーよりも、理想を追い求めすぎた結果だったんじゃないかと。
現実を見れば、どんなにこだわっても、リリースが遅れては意味がないし、タイミングが全てなんだよな。
結局、俺はこの現場で、機会損失を減らすための合理的なバランスの取り方を模索し続けてる。
昨日も、夜遅くまでパソコンの前で、どうしたらもっとスムーズにリリースできるかを考えながら、ふと「あの時こうしていれば…」なんて自分を責めたりしてた。
だけど、そんなのどうにもならないんだろうな。
現実はいつも理想とはかけ離れてるし、どっちも譲れない部分があるから、ただただ現状を受け入れるしかないのかもしれない。
まあ、結局はみんなそれぞれのやり方で、日々のストレスやジレンマと戦ってるんだろうね。
俺だって、たまには愚痴っぽくなって、心の中で「もういい加減にしてくれ!」って叫びたくなるけど、そうやって悩みながらも、なんとか前に進むしかないんだよな。
今日もまた、リリース待ちのメールにイライラしつつ、明日のために気持ちを切り替えるしかないって感じで、もう少しだけ頑張るしかないって思ってる自分がいる。
実際アクセシビリティとか気にして実装してるん? 面倒だから特にariaとかroleとか書いたこと無いけど