私のスペック:
春休みが始まってサークルや趣味をしても時間を持て余すようになったのでバイトを始めることにした。
普通なら飲食なり塾講のバイトなりを探して面接→採用という流れだと思うが、自分はかなり不真面目な性格で一つのバイト先に務め続けるのが不可能だと思ったので、面接なしの日雇いで働くことにした。
そういう理由でタイミーでのアルバイトを始めた訳だが、これが面白すぎてハマってしまった。
私はコミュニケーションが不要で比較的楽という理由で倉庫系の求人に応募しているが、普段は絶対に入れないような巨大物流倉庫の中で、完璧に構成されたシステムの歯車となって働くのが楽しすぎる。
ベルトコンベアの設備設計や産業用センサを観察してるだけで数時間の勤務はほぼ一瞬で終わる。
そのうえ金まで貰えるんだから本当に最高の社会科見学だと思ってる。企業ごとにも違いがあり、具体的な名前は出せないが、業界大手の企業の倉庫内には清潔感があり、人員も豊富で労災にもかなり気を使っていた。システムによって超効率的に荷物が振り分けられており、従業員のモチベーションを保つための投資も行われていて、「明るいディストピア」という感想が真っ先に出てきた。
私は大学でロボティクス関連の研究を行っているが、いくらLiDARやSLAM技術が発展しても、AGVが導入されても最終的には人間のアクチュエータに頼らざる終えないという現実を知ることが出来、よい経験となった。
また、働いている人間も普段の大学生活では関わりの薄いような方々が多いので、それらの人とのコミュニケーションも面白かった。
もし仮にタイミーに問題があるとすれば、タイミーでの日雇い生活が楽すぎて進学、就職というキャリアアップの機会を逃してしまう可能性があることだろうか。
今後は他の業種も試してみたいと思っている。わたしがこれを通じて伝えたいことは、タイミーは最高の社会科見学なので、時間を持て余した大学生諸君に関しては、是非とも知見を広めるためにもタイミーをおすすめしたい。
若者は決して労働してはならない、夢を見なくなるからだ。 古いネイティブアメリカンのことわざ
あたまがわるそう