アラフォーワイ、ノリと勢いで退職して職業訓練校に通っている。
朝早くに登校して先生の話を聞きながらお勉強なんぞ、ほぼ二十年ぶりなのでかなり楽しいが、自らの意思で学びに来てる割には先生の話を聞けてない時間がかなりあるので「言ってること全部メモる」くらいの勢いで頑張って聞こうとし、て、話を聞かなくなる理由をなんとなく見つけた。
1.『分かってる』と思ってるところを聞いていられない
特に教科書の章の最初の方など、簡単で簡潔な文章で書いてあるので、丁寧に時間かけて説明されればされるほど聞いてない。「5分間ずっとこの文読んでるな」みたいなこと考えてる。次の文に移るまで雑思考モードが解除されない。
2.例を聞いていない
先生が「例えば〜」と言い始めた最初の数秒・数単語で興味の有無判定をしている。興味のない例だと脳が省エネモードになる。具体的にはノートにラクガキを始める。板書されたものは無意識にノートに書き写すものの、何の話をしていて出た言葉なのかは記憶にない。
Aの説明中に出てきたB、の説明を始めて、更にCの説明を始められた頃にはAの話題はもう忘れる。アラフォーワイの脳には一時的に置いておける記憶領域なんか1ワードかつ30秒しか保たないので、記憶が揮発した時点でゆるやかに宇宙猫に移行する。
4.読み上げタイプ寝る
抑揚なく、カンペを読み上げるように説明されると脳が寝てしまう。なんなら脳だけでなく本当に寝てる。
特に教え慣れしてそうな、聞かれてないことに慣れきったベテラン勢に多い。完全に子守唄。
『伝えよう』と話しかけてくれるタイプの先生の説明は眠くならないし楽しいが、基本無反応の生徒たちにそこまで頑張るのは気力体力の消費が激しそう。
なお、全てにおいて、意識が曖昧な間に知らないことや重要なことを言われたても別に気付かない。無論、次のターンを正確に判定して自動復帰もできない。
「重要です」と声掛けがあったり、雑思考か手慰みがひと段落した時にハッとする。
先生によっては文章の8割を「重要です」と言うので、その先生の場合そのワードですら聞こえない。
あと自分が説明文を読めただけで『分かる』判定になってるのにも気付いた。1日経ったら何も覚えてないし、「前やったような……?」となってもどこでやったか辿れない癖に、だ。
ゆるやかに宇宙猫に移行する なんかここすき