Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてラボはてな匿名ダイアリー
ようこそ ゲスト さんログインユーザー登録
< ■ |■ >

2025-02-17

[Webクリップ]

第十一章

眼は明るいほうがいいといっても、どうして三眼を願うことがあろうか。

指が役に立つといっても、どうして六指が必要だろうか。

善に善を重ねるならば、かえって兵で勝つ方法とはならない。

第十九章

儒教的道徳では死に、謀略では敗走する。

愛する夫が海上に去った姿を見送り、岩の上に立ちつくして名残を惜しみ、そのまま石化した松浦佐用媛のように貞節女性は後々まで残るが、

謀略の士の場合は、骨すら残ったことがない。

第三十九章

太鼓を鳴らして戦となったら、仁義などといっておれない。

切り結ぶ白刃に対しては原理定理もない。

第四十章

本体があり、それを動かして活用強化するなら成功するが、まずとにかく活動していて、その集積によって本体形成しようとすると、不安定で、どんなものになるかわからない。

同様に、剛毅な心身を持ち、それを基盤として武道を学べば勝者となるが、武道を学んでいるうちに剛毅な心身を作ろうとすると、負ける。

第四十五章

龍車に向かうカマキリというたとえがあるが、向こう見ずの蛮勇で成功しない。

相手が何者であるかを見極めたら、カマキリも腕を折らずに済むのである

とすると、智が先にきて、勇はそれに従うものなのか?

むかし、船を作る人がいた。

ある人が「帆を作ってからかいを作るのか、かいを作ってから帆を作るのか」と尋ねた。

船工はノミを投げ捨てて言ったという。

あんたのようなのは大海を渡る人にはなれようもない」

Permalink |記事への反応(0) | 09:56

このエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

記事への反応 -

記事への反応(ブックマークコメント)

全てのコメントを見る

人気エントリ

注目エントリ

ログインユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Copyright (C) 2001-2025 hatena. All Rights Reserved.

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp