社会人に成り立ての頃はそういう人に対する憧れがあったが、今は違う感想を持っている。
今の部長がそんなタイプの人。家でも仕事をするし、メールの返信が深夜・早朝に来ることは普通。仕事が好きらしい。役員もそう言っていたし、本人もそう言っている。
自分一人だけ仕事が好きで他人にも求めなければいいのだけど、他人にも同じ水準を求める。私が入社した時なんて、残業は許さない、納期は絶対死守、でも仕事は減らさない(作業量が多く問題になっていた)、どうなるかと言えばサービス残業で対応せざるを得ない状況になる。私以外のメンバーもそんな状況になった。結果、内部通報があり、上司にはけん責の懲戒が入った。それ以降はマイルドになりはしたけど、指示の与え方が悪い意味で変化した。
作業が増えて対応できないと1on 1ミーティングで報告しても対処がない。その結果として進捗が遅れたら「作業ボリュームが多いという話は聞いていなかった」としらを切ってくる。パワハラだと思うが。
早い話、家で仕事をすることを求めてくるのだ。IT系は知識の足が速いからプライベートでも勉強することはあるけれど、自宅に仕事を持ち帰るのはただのサービス残業。
多くの一般人は家庭のために仕事をしていて、でも、誰かが家庭の時間を確保したいとか家庭を守りたいから、部署の誰かのメンバーにしわ寄せが行って、その結果しわ寄せを食らった誰かが大変になっても「そいつの責任」で片付けられて、そういう瞬間が世の中あることは知ってるけど、仕事に使命感がある上司がいるとメンバーにそんな状況が起こりやすくなる。まじめに働いた奴が損をする。上手にアピールする奴が昇進していく。地味に日常のインフラ業務を回すメンバーの評価は高くない。
かと言って、やる気のないメンバーの中で使命感を持つメンバーが損な役回りになってしまう状況があることも、分かる。「あの人の仕事だから」で片付けられる。
なんだかねえ。