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2025-01-30

女性恋愛は「上書き保存」 / 夫への不満は「名前をつけて保存」

最近仕事よりも家庭を重視する夫が増えてきた。本当に素晴らしいことである浮気もしない(妻以外の女性に興味を示さない)、家事を妻よりも主体的にやる、仕事も真面目にこなす休日は家庭優先、これが当たり前の夫が身の回りでも多い。

しかし、そんな夫でも妻からめちゃくちゃ怒られている。中には人格攻撃を受けている者もいる。私は彼らの話を聞いたり、あえてその妻からも背景を聞いて考えをまとめてみた。

世の中の夫婦議論の一つになればと思い、ここに書き残す。

_____

女性恋愛は「上書き保存」だと言われているが、妻の夫への不満は「名前をつけて保存」である

普通人間関係であれば嫌なことがあってもそのうち忘れたり、もういいか記憶の端に追いやっていく。

ただ夫婦関係においては「もういいか」にはならない。些細なコミュニケーションエラーが発生し、客観的にはお互い様な事案であっても、妻はそれを「名前をつけて保存」していることを忘れないで欲しい。

妻の保存したデータ精神状態ポジティブな時に開くことはないが、ホルモンバランスが崩れた時に(自分自身きっかけだったり夫の不用意な言動きっかけで)「あの時のあれ、もう一度見返すか」とフォルダから夫の悪事データを開く。さらに都合が悪いことにひとつデータではなく複数データを同時に見返してしまうのだ。

※その見返すデータはもともと嫌なこととして保存されているが、ホルモンバランスが崩れた状態なのでさらネガティブ解釈で読み込みをされる。

上記の脳の状態になっているので、妻は過去記憶を昨日のことのように次から次へと鮮明に思い出す。その結果、青天の霹靂のような夫への問い詰め・説教へと繋がるのだ。夫側からすると「急に何を話したいのか?過去の話をなぜいま?それは既に話し合って謝罪したはず。いまの議論関係ないのでは?」と困惑する。しかし、妻は記憶データフォルダを大量に開けている状態だ。過去の嫌な出来事を『再放送一気見!』したばかりなので熱量が高く、夫が「私に嫌なことをする人間」にしか見えなくなっている。つまり長い目で見れば良いことも悪いことも山あり谷ありの時系列だったり、さまざまな人間性があるということは消え失せ、夫を"悪いことしかしていない悪事の集積"でしか見れなくなるのだ。だから夫が、線や面の思考で「ここまで家事をしているのに、ここまで家族最優先で動いていたのに、妻の望みも最大限叶えてきた」と訴えかけても妻の目の前にはその献身的な夫はどこにも存在していない。目の前には「嫌がらせ気遣い無し・自分勝手の塊、傍若無人、そういった事実が積み重なった妖怪の夫」だけが存在しているのである。その状況で妖怪夫が妻に対して正しい認識や会話の整理、論理的対応をしたとしても妻は妖怪の言うことなので耳を貸すわけがない。

妖怪人間でない。人間ではないので「これを言うと相手は傷つくかな?気持ちが落ち込むかな?」という相手を思いやる気持ちを妻は持たない。ただただ目の前の妖怪に"ここ最近で受けた仕打ち"の仕返しをして、妖怪を改心させようとするのだ。

もちろん夫は妖怪でないため、何を言われているかからないし理解もできない。何なら過去記憶にない話から最近言動パーソナリティを全てネガティブに捉えられて、終わりがなく長々と話されるため、当然パニックになる。大きな不満があるならば根本解決をしたり、今後に向けて改善したいと思い提案するも妻は「そういうことではない」と全否定する。そりゃそうだ、妖怪の話を聞く人間なんてこの世には存在しない。

こうやってお互いが見えているものが全く異なるため、夫は妻のことを"理解不能の宇宙人"と捉えるしかなくなり、自分に対して敵意を持つ人になってしまうのだ。夫が妻の話を聞かないのは妻が嫌いなのではなく、宇宙人言語が分からないのだ。

これがお互いがお互いを「話がわからない人」と罵る構造なのである

この状態解決策は今のところない。おそらく妻側のホルモンバランスが落ち着いてくれば妖怪だった夫が徐々に人間の姿に戻るだろう。夫は自分妖怪になっていることを自覚し、ひたすら妖怪然として妻の話を聞いて改心すべきである。間違っても相手宇宙人扱いにしたり、自分妖怪ではなく人間だと言ってはならない。なぜならば妻の目の前に写っているは妖怪からだ。

ちなみに予防策もない。日々の行動を改めようにも人間なので何かしらのコミュニケーションエラーは必ず発生してしまう。なのでこの事案は対処療法案件なのだ

もちろん全てうまくいっている夫婦もいると思うが、大なり小なり夫婦関係が折り合わない事象が発生しているだろう。上記夫婦性別を入れ替えても当てはまるケースがあると思う。もしか上司・部下の関係でも発生するかもしれない。この文章特定個人属性中傷したり軽蔑したりするのではなく、全人類ホルモンバランスによって受ける挙動言語化したものである。3日後に私がそうなるかもしれないし、10日後にあなたがそうなるかもしれない。大切なのは起きた事象客観視して書き起こしをして、メタ認知の共有としてリレーしていくことだと信じている。

諸君の健闘を祈る。

Permalink |記事への反応(1) | 17:24

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