数え上げるときりがないので、三つに絞ってエピソードを話します。
読んで字のごとし。公立の中学に上がるとき、小学校で制服の採寸が行われた。
出席番号ごとに男子が呼ばれ、木箱に入った学ランが取り出される。そうして寸法が合っているかどうかを確かめる。そして、いざ自分の番が来たとき。
木箱の中にあったのは、セーラー服だった。
あまりの気まずさに、黙り込む制服メーカーの人間。室内に飛び交う「◯◯ちゃーん」という同級生男子の声。あれから数十年経つが、未だにトラウマである。
・成人式で振り袖の案内が大量に来た
もうすぐ成人式という頃、振り袖を買いませんか、という手紙が大量に来た。
当時は個人情報保護法などない時代。役所に行けば簡単に他人の個人情報が取れて、それを利用し業者がハガキを送りつけていた。
俺男やぞ、と訴えることもできなかった。
席次表に従って席についたら、なぜか俺のテーブルは他に女ばかり。
ひでえ気まずい。テーブルに着く女たちからの「なんでこの人ここのテーブルなの?」という視線。女子トークなど当然ながら参加できず、ひたすら酒をあおった。
漢字が女みたいなの?読み方が女みたいなの?
どうしたカミーユ?