中居発端でお祭り騒ぎみたいになってきたフジテレビだけど、このままいったらどうなるんだ?という妄想が止まらない。
現時点ではCMは差止めが相次いでいる状態だけど、企業側のコメントの多くはフジ側の調査の結果が出るまでは広告を出したくないという判断らしい。
例えばフジが大急ぎで適当にでっちあげてまとめて内部調査しましたってなんか出して、一部社員だったり社長が責任取って辞めるとする。
その時点でスポンサーはじゃあまあ一段落ついたねとなって平常運転に戻る。
今までの世界ならこういうラインの落とし所がいかにもありそうに思える。
いきなりフジテレビ全体に対してCM差止めを早々に決めてしまった。
そしてこれは世間へのアピールとかそういうことでもない気がしている。
フジテレビのメディアとしてのパワーが完全に衰えてしまった結果なのかなと思えるのだ。
テレビ局はスポンサーにお金を出してもらうわけだから、力関係は当然スポンサーが上になる。
しかし同時にテレビ局はメディアとして力を持っていたので、スポンサー側としてもテレビ局を無下にするわけにもいかなかった。
いわば持ちつ持たれつでやってきたわけだ。
だけどネット時代になり、テレビ局は急速にメディアとしての力を失っていった。
今となってはスポンサー側も、危ない橋を渡ってまでフジを守る必要性がなくなっている可能性もあるのではないか。
だってこのタイミングで突き放せばスポンサーもお前んとこがおかしなことになったからだろうと言いやすい。
そんな友達同士の喧嘩じゃあるまいしって話だが、企業同士の長年積み上げてきた関係性が壊れるのって案外そういうきっかけだったりもする。
それに基本的には利害が一致してなんぼなので、スポンサーとしてもテレビ局に広告打つことのメリットは既にかなり弱まってしまっているのかもしれない。
スポンサーがこのまま差止めではなく新規の契約見送りをしていった場合、フジテレビはいよいよ危なくなるのは間違いない。
そうなるかどうかは今後のフジテレビ側の対応次第にもなりそうだけど、ある程度時間はかかってしまうだろう。
実際のところは数カ月後なのか来年くらいなのか分からないが、結果今差止めしてる大手企業がみんな手を引いたらフジテレビは番組作れなくなるだろう。
そしたらいよいよ終わりの始まりになる。
個人的には昔裏方仕事でフジテレビ及び広告代理店にさんざんな目に合わされたトラウマがあるので、正直そうなったらざまあという気持ちである。