音がいろいろ画策してるけど…そして物語はより複雑に予想外の展開に、といった風に進んでるけども
この話の肝である、自分たちが罪を犯してしまった 誤って女教師を殺してしまった という認識が崩れた時点で、物語に引き込まれる力はけっこう薄れた、主人公たち視点で読んでると
また、殺したわけではない・別に犯人がいることが公表情報で分かった時点で、主人公含む女子高校生の3人組は自首が一番手堅いのでは
死体遺棄の罪はあれど未成年だし、作中で音がよくやってる罪のない子供ムーブ、泣いて矛先逸らすくらいのことはできそうだ 下手な体を張った犯人探しよりも
主人公の繭は泣いて怯えるばかりの無力な善人で、物語を積極的に動かしてるのは性格最悪のお嬢様である音なのだが、その音のモチベがそろそろ分からない
作中で音が繭と悠に向かって「おまえら2人は逮捕されても私は大丈夫。何故なら森家の人間だから。父親は警察と繋がりがあるし」とマウントとるシーンがあるが、上級国民ゆえに無問題という流れにはなってない…何かしらの裏取引を匂わせるシーンはあれど
だいたい、金と権力でなんとかなるなら、やってない風を装う必要も犯人探しも必要ないのだ