ここ1カ月婚活してみて虚しさがすごい。
何人かに会って連絡先を交換しても相手にあまり興味が沸かない。
休みの日に積極的に会ったりとか、平日仕事終わりに話したいとか、そういう前向きな感情が湧いてこない。
年末に久しぶりに高校の同級生と会って結婚式の写真を見た時に「婚活辞めよう」と心が固まった。
写真の中の友達夫妻は幸せそうで雰囲気も似ていて、家族計画の話や両家の年末年始の交流の話を聞かされていて惨めな気持ちになった。
彼らは自然の流れで若い頃に出会って同じものにふれて似たような価値観を形成して結婚までたどり着いていて、結婚も通過点のような扱いなのだ。
自分は価値観が出来上がった人間同士受け入れ合うことから始める結婚をゴールにした活動をしていて、結婚のその先を考える余裕がないのが恥ずかしかった。
婚活の現場ではお互いが損得勘定で動いていて、学生時代に出会った人間同士ならかけられたはずの思いやりや自己犠牲の感情がお互いに欠落している。