ストロングゼロ片手に、なんとなくニュースを見ていたら、「パリ・オリンピック!」の文字とともに凱旋門やエッフェル塔で盛り上がる人々の映像が流れてきた。本当はバリ島のバリで開催される予定だったのに、なぜかみんなパリに集まっているらしい。
その光景が妙に滑稽で、思わず笑ってしまった。だって、パリとバリ、名前は似てるけど場所も雰囲気も全然違う。でも、不思議と「まあ、いいか」と思えてしまうのがこの話の面白いところだ。
ストロングゼロを飲みながら考える。観客たちは間違った場所にいるのに、すごく楽しそうだし、雰囲気は完全にオリンピックそのもの。結局、人が集まって楽しめるなら、それでいいんじゃない?