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< anond:20241203095951 |anond:20240801175540 >

2024-12-03

ロングコートダディの不運と松本人志呪い

思えば今年はキングオブコントでも、ロングコートダディさんは盤外の裁定のためにうっすらヘイトを買っていた感がある。私の主観だが、Twitterとかでも同じように見る意見が当時、散見されたのを覚えている。

花屋モンスターカスタマーネタは無論、兎さんの卓越した演技力もあってめちゃくちゃ完成度の高いコントだったと思う。ただ、爆発的な笑いがドンとあるというよりニュアンスの笑いだし、ライブの時とオチが変わって劇的になった(元は事故に遭うくだりがなくて、つくらせた花束店員さんにプレゼントして「好きな人への贈り物だから完璧にしたかったんです」みたいなことを言って普通にフラれる)代わりに兎さんのあの客の態度の悪さが物語上で回収・解消されなくなってモヤモヤが残る、手放しに「大好き!」とは言えないネタだった。あの点数はちょっと高すぎたと思う。

なぜロコディさんにあん高得点がついたのかと言えば、私は「令和ロマン松本人志呪い」だったと見ている。

今年のキングオブコントは、M-1に先立つ「松本人志審査員席に居ないお笑い大会」として、ちょっと観測気球的なポジションにもなっていた。

審査員長枠のプレッシャー番組中でも口にしていた飯塚さんはじめ、審査員たちは(というか制作陣が)心のどこかで「松本がいなくてもちゃんと公正で権威ある審査ができた」実績をつくらねばという強迫観念を抱えていたと思う。

から、「トップバッターはとりあえず様子見の基準点」という、例年通りの定石が打てなかった。なぜなら去年のM-1松本失脚直前のM-1で「トップバッターでウケた令和ロマンちゃん高得点を取って3位に入り、そのまま優勝した。それがネットなどの評判としても概ね、納得できる結果と受け止められている」事実があるためだ。

から彼らはロングコートダディに低い点数をつけることができなかった。「去年のM-1は出順に関係なくちゃんとした評価ができていたのに、今回のKOCは……」と比較されたくないからだ。

のしわ寄せを喰らったや団さんあたりが本当に気の毒だった。

や団さんは、あまりにも出来が良く、そしてそこまでの認知度がなかったところからインパクトだった「2022年自分たち」も越えないと飯塚さんが良い点をつけてくれないという、あまりに重い十字架も背負わされてて本当にかわいそう)

今年は「賞レース審査」で、ロコディさんは悪目立ちすることが多いなぁ……。

Permalink |記事への反応(1) | 10:08

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