何十年も前の話なのだが、ある人にお金を貸して戻ってこなかったことがある。
当時の私にとって少なくない金額であり、それからずっと折に触れてはネチネチとそのことを思い出しては怒りの感情を抱えていた。
のだが、今朝ふとそのことを思い出したとき
と正確な金額が思い出せない。
ずいぶんと前の話のこととは言え、
「あのときの〇◯万円……!!」
とずっと怒りを溜め込んでいたはずの数字がハッキリと思い出せないとは驚きだ。
ということは気づいていないだけで知らない間に完全に忘れてしまっている大事なことも多いのだろうな。
とか考えると無意味なことのように思えても日々のことを日記に書くのは大事なことなのかもしれない。