沢山のものがあって多様性にあふれていてニッチな需要を満たせる。
素晴らしい時代だ。
豊かだ。
あともう少しコレがこうだったら最高だったのにと妄想したその『最高』にだって出会えてしまう時代だ。
だけど物を増やすのは一度辞めて、別の所に力を入れてほしい。
それは、大量にあるサービスや作品の中で自分が一番欲しいものを見つけられるシステムだ。
どのジャンルにおいてもそれが欠落している。
たとえばライトノベルのタイトルが際限なく長くなっているのも、タイトルを見くらべていたんじゃいつまで経っても自分がほしい作品なのかそうじゃないのかハッキリしないからだ。
本屋の店員に聞いた所で、彼らだってすべての作品を読んでないから不可能だ。
全ての業界でそうだ。
クローリングして欲しい範囲はエロコンテンツだけなのに、ちょっとエッチなだけの日常写真ばかりじゃねーかと思う日もあれば、その逆の日もある。
これは検索エンジンの検索エンジンを作ろうという話でもあるが、それ以上に、もっとたくさん検索エンジンを作るべきだし、もっといい検索エンジンを多くのジャンルが備えるべきだって話だ。
たとえば書籍の全文検索機能がここ最近話題になってきたが、あれだって単に中身を大雑把にまとめて検索するというだけでそこからの絞り込みはまだまだ弱い。