ある都道府県に勤めているけどまぁひどい。
うちは県内の商業振興に携わっている。はっきり言って小売業は今でこそITとの親和性で注目されていて違うけど、基本行政が何か関わる分野ではなかった。だって川下に関わっても成果が、ね。恐らくこれが行政の見解。だから議員の市民受けがいい商店街施策、要はまちづくりに軸足が置かれていた。(行政って要望には応える姿勢はあるんだけど、それはなぜか議員からの要望ばかりなんだよね。)
まちづくり界隈では結局補助金出してもそれに溺れて成果出ないから補助金出す意味ないよね、という風潮が最近ある。事業者もそう言ってるし。でうちも課長がそれに乗ってるから基本金は出さない。
すると行政ができる仕事はなんだろう。経営資源を分けると、ヒトモノカネ情報の4つといわれているが、ヒトを育てるのもモノを作るのも事業者であり行政の守備範囲外、カネは出せない、だから情報、となる。すると、情報を持ち商業施策に活かす(笑)ために調査ばかりになる。
しかし行政はリスクをとらない。何か言われたくないので、調査結果を聞かれない限り公開しないのだ。ちなみに調査相手はスーパーや商店街、市町の担当者。いずれも自分たちより忙しい。その調査結果は?基本供覧して、保存。のみ。もちろん見返すときはあるけど、特に新しい施策を策定するためというわけではない。だってバブル野郎の課長の思いつき以外課長が通さないし笑
何してるんだろう俺。有効需要の原理によれば、穴を掘って元に戻すこともまた雇用を生み出している時点で意味があるんだけど、雇用も生み出さない穴掘り作業であるどころか、民間の邪魔をして飯食ってる。課長に歯向かっても聞く耳持たないし。
恐らく閑職なんだろうここ。一応全産業をカバーするポーズのために設置されている部署であり、何も期待されてないから予算が降りない。新人でここに入ったからよかったものの、これでいいのかこの自治体。
今ここでIT産業を地方に呼び込まなくてどうするよ。自動車産業も衰退するんだぞ。