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2014-02-14

理想全然違う子を好きになってしまった

いまの年齢になるまで、自分の中で作り上げられた「理想恋人像」みたいなのがあって、

恥ずかしながら、金塊や宝石を探すみたいに、今までの人生でそんな恋人を探してきたつもりでいた。

飲み会でもパーティーでも仕事でも、その理想にいちいち女の子を当てはめては、

「ここが違う」とか、「ここが惜しい」とか、そんなんばっかりで。

気付いたら親の結婚した年齢なんかとっくに超えていて、

もう二次元でもいいかなぁ、結婚諦めようかなあとか、そんな事を考えていた。


けど、違ってた。

恋に落ちてしまった。

それも理想全然違う子を好きになってしまった。



今までは蛯原友里みたいな、猫のような目が可愛いと思ってた。

でも、今の好きな人の、眠そうな目を最強に可愛いと思える。



その女の子煙草を吸う。今まで、煙草を吸う女の子なんて絶対嫌だって思ってた。

けど、今はその子煙草を吸う姿さえ、セクシーで魅力的だと感じる。



だって枯れている。俺の好きな声優さんとは正反対な、低い声だ。

しかし、そんな声だって俺にとっては本当に素敵だ。


恋の病にかかっているのかもしれない。いい歳したオッサンが、よく言うよ。

けどね、「周りにいい人がいない」なんていう奴も、

俺みたく「もしかしたら、誰かと恋に落ちてしまうかも」と考えてほしい。

好きになったら理想なんて吹き飛んじゃうから

条件なんてただの思い込みで、そんなんじゃなくたってきっと大好きになっちゃう時が来るから

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