今日で1年も半分過ぎる。時間はあっという間に過ぎる。今回のシリーズは年度で区切ったのであと三ヶ月ある。春夏秋冬とすると冬は12月、1月、2月となるだろうが、ここでは3月まで含めて終わりたいと思う。それにしても1年を4日で書き切ろうというのはちょっ…
夏の次には秋が来る。梅雨明けが見えてきた今の時期、秋の準備はすでに始まっている。病理学会、臨床細胞学会といった大きな学会の秋期会というのがあったり、中規模の学会の年次総会があったりする。ちなみに、一年中を通して各種国際学会があるが、市中病…
1人医長、とか部長というのは病理に限った話ではない。小児科とか、産婦人科、皮膚科、精神科そして放射線科など、1人か2人でやりくりしている病院は少なくない。理由は簡単で、子供が少ないとか、お産が少ないので産科は閉じたなどというものだ。それはさて…
見た目にはいつも病理診断科の部屋で顕微鏡にしがみついてばかりいる病理医だけど、年がら年中いつも同じというわけではない。 毎日のルーティンワークは基本的に同じだけど、春夏秋冬、若干の変動はある。というようなわけで、それぞれの時期、病理医がどん…
今週末、すこしバタバタすることがあったが、それなりにうまくいって、ホッとした。これで明日からまた、仕事に精を出せる。 人間長生きしていたらいろいろある。私も、そう言えるような年になってきたものか。人生は長くて短い。 明日から病理医シリーズ再開…
先日、とある場所で「研修医がさー!・・・」と研修医を馬鹿にした物言いを連れの女性にしている医者がいた。思わず顔をみたら、30代後半。連れの女性が奥さんか恋人かはわからなかった。 内容までは聞かなかったが、というか聞きたくなかったのでその一言…
昨日、山のような仕事に音をあげ、“時間がない”などと嘆いてみせたが、あとになって時間は全ての人に等しく流れているものなのにあんなことをいうのはおかしかったと気がついた。 あんなことを言ってみたはいいけれど、結局仕事はいつも通りに進んでいった。…
それぞれの仕事の締め切りが近づいてきた。うかうかしていると怒濤の7,8,9月に突入していまう。状況はすでに危険水域に達していて、計画を見直し、整理しなくてはいけない。 というわけで、心静かにブログを書く気にもなれず。今日はこれにて失礼します。 タ…
ここ最近、同窓会が二度あった。一つは中学高校の、そしてもう一つはずいぶん昔に在籍していた施設の人たちとの食事会。同窓会はともかく、昔いた施設の仲間との再会は私がそこを辞めてからはじめてだった。私以外にも半分はもうそこを辞めてしまっていて、…
日没が午後7時を回ったことを知り、ずいぶん日が長くなったものだと思っていたら、今日は夏至。 梅雨のど真ん中にあるのでいつも、何の気なしに過ぎてしまうのが残念だ。 今日も昼間は大雨で一日中続くかと思ったけど、鎌倉の雨は午後にはやんだ。 たっぷり…
土曜日の午後、仕事を終えて鎌倉に帰ってきたときに、横須賀線の車窓からみえた北鎌倉の駅周辺の混雑はすごかった。 アジサイ寺として有名な北鎌倉の明月院への参道がまるで原宿竹下通りのようになっていた。こんなところ、よく歩くきになると思うほどの混み…
ルーティン業務が終わると、最後はコンサルテーション症例の診断とか、自分の研究用の時間になるが、これはもう就業時間をはるかにすぎたころとなる。業務外のことだから、仕方ない。最後の力を振り絞って少しだけ前に進む。こういうことは毎日毎日コツコツ…
こうしてあわただしく午前中が過ぎたら何はともあれ昼休み。楽しくお昼を食べたあと、メールの整理、スケジュールの確認などしてから、少し伸びをして午後の仕事に備えて気合いを入れ直す。 こんな風にいつものんびりする時間が10分でも15分でもあったらいい…
病理診断のための検体は採取されると一晩ホルマリンに漬けられたあと、すなわち固定(標本を作りやすいように組織を固くする)されたあと、翌日処理される。この処理を切り出しといい、病理診断の1/3ぐらいを占める重要な作業となる。切り出しがいい加減だと…
病理医というのは一人ではなにもできない。もちろん、それぞれの技術を習得すればなんとかなるけど、そんなことは現代の医療ではありえないこと。餅は餅屋で、それぞれの技術的プロフェッショナルの力がいる。看護師が臨床医を助けるのと同じで、病理医のこ…
寄せ植え鉢のミニバラの調子がなかなかいい。一番花のあと、ほんの少しの間はあったけど、その後は常に花が咲いている。 「ミニバラというのは盆栽に通じるものがありますね」とある人に言われたけど、確かにそんなものなのだろう。 盆栽といえば、趣味の園…
東京というところは、年中どこかで工事をしている。東京の定番風景といえば工事現場といえるような気がする。 これというのが、景気がいいのかどうかわからないが、いつも工事現場ばかり見ているとどうも疲れる。 再開発という言葉が使われるようになって久…
数年前に亡くなった友人に後ろ姿が似ている人が歩いているのがバスの車窓越しに見えた。追い越しざまに振り返って確認したけれど、やっぱり全くの別人だった。 他人のそら似というが、良きにつけ悪しきにつけ、自分にとって印象深い人にはそういうことがよく…
先日、某所で病理医の集まりがあったとき、この間出版した私の本の話となった。というか、その本を話題にしていただいた。その病理医の中にはその本の中で扱った狭い領域に興味のある若い病理医がいて、熟読してくれたとのことだった。ずいぶんとほめてくれ…
以前の勤務先は都内といっても外れにあったのでまわりには畑があって、その病院だけが周囲を睥睨するように、でも寂しくポツンと屹立していた。 今度の勤務先は都心にある。階数だけはほとんど同じで少々背の高いつもりでいても、まわりには数倍の高さのビル…
目が覚めて、時間を見ようとスマホの画面を見たら真っ黒。ボタンを押しても何も反応がない。しばらくしたら初めて見るアイコンが出てきて、Androidをアップデートしているとのメッセージ。そのまま15分ほど放っておく羽目になってしまった。そのおかげで霧の…
たまに、といっても週に一日程度だが、いつもより一時間ほど早起きして仕事に出る。年をとり、眠りが浅くなったので早起き自体はそう苦にはならないが、それでも少しは眠い。一時間ほど早く出勤することにした理由は、仕事がたまっているとか、妻が犬の散歩…
謎の多い病理医、それは一体どんな医者なのか。あらかじめ断っておくが、病理医になるには内科とか外科とかの医者と同様、医師免許を取得しておかなくてはならない。さて、なにをもって病理医とするかにはいろいろ意見があるだろうけど、一応、病理専門医の…
少し早く帰ることができたので、犬を散歩に連れて行った。少し涼しかったけど、蛍が飛んでいそうな時間だったので、近所の川まで歩いていったが、もう1匹も飛んでいなかった。二組の母娘連れが来ていて、蛍を探していた。「ほんの10日前にはずいぶんいたの…
今日は忙しかったのと、仕事のあともいろいろあって、きょうはお休み。あー、つかれた。 明日は落ち着いていたらいいのだけど
昨日、あんなことを書いたせいか知らないが、今日は朝から降ったりやんだり。ニュースでも梅雨入りしたと報じていた。平年より3日早いとのこと。 これでいよいよじめじめの季節が始まるかと思うと少し気が滅入る。とはいっても水やりが要らなくなるのは助か…
都内まで座って行きたいので、いつもの朝は早い電車に乗っている。だが、土曜日は少し遅くてもガラガラなので、ちょっと遅めの電車でのんびり行ける。そのちょっとの時間差が犬の散歩にちょうどいいくらいなので、駅まで妻とナイトに送ってもらう。いつの間…
油断大敵、火がボーボー、という。異動してから早くも2カ月、着任したばかりは勝手の違いもあってあたふたすることもあったが、ほんの少しだけ慣れてきた。ということはそろそろあれこれ気をつけないといけない時期にさしかかったということだ。 いろいろな…
私は私の人生に対して誠実に生きているかと自問すると、そうだと言い切る自信はない。 家族に対して、仕事に対して、常にベストを尽くしているか、誰に対しても嘘をついていないか、人に迷惑をかけていないか。こういったことは人間誰しも大なり小なり気をつ…
今回、私を拾ってくれた上司は、日本一の病院病理医として誉れ高く、52歳にもなって一般病理を勉強し直そうとしているコロ健の面倒を見てくれている。 もともときちんと勉強せずに、病理専門医となり、そのまま経験頼りでやってきた病理医。実はなにも人様の…
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