某学会のとあるセッションの座長の依頼が来た。そのセッションのテーマはマニアックで、参加者の顔ぶれもだいたい想像がつくし、人数も少ないこじんまりしたものだ。 一応、その道のスペシャリストということで私に白羽の矢を立ててもらったわけで、それは名…
私の勤務先には研究所があり、共同研究とかでそこの研究者と一緒に研究をしてディスカッションすることがよくある。先日も、ある臨床系の研究者から病理医としての意見を求められて、ディスカッションをすることがあった。 その研究者はもともと臨床医で、現…
近所の大型スーパーに妻と娘と3人で行き、水やら食料を買ってきた。家に帰りついてから、重いものを降ろして家の中まで運んだ。私の仕事はそこまで、そこから先のかさばる食料の小分けは妻の仕事だ。小分けの作業をしている妻の横で、私はこのブログを書いて…
(昨日の続き) それにしても、一昨日の「フラジャイル」はすごかった。長瀬智也演じる主人公の病理医岸京一郎に向かって、外科医の副院長が「たかが病理医の分際で!」とまで言わせちゃったのには驚いた。けれどもすぐ、「ああいう先生いたなー」、と思い出…
フジテレビ、毎週水曜日22時からの医療ドラマ「フラジャイル」。病理医を主人公としていることもあり、同業者として毎週楽しくみている。昨日は病理医と同様に診断業務がメインの仕事となる放射線診断医が取りあげられていた。 病理医は臨床医が採取してきた…
「来年のことだって、再来年のことだって、もう決まっていることなんだから、あれこれ心配してもしょうがないわよ。なるようにしかならないんだから。」 将来のことを心配するような愚痴を妻にこぼしたら、こんなふうに妻に言い返された。妻は運命論者という…
今日の私の気分は、この冬空と同じでどんより。その理由は、昨日の記事「こんなことでいちいち怒ってちゃダメ?」。朝、読み返したら、なんてネガティブなことを書いてしまったのかと落ち込んでしまったのだ。貴重な一回分を無駄にしたような気がする。 そし…
人身事故で某線が止まったからだろうか、今朝の電車、心なしかいつもより混んでいた。毎朝のことだが、今日も出がけに、妻から一日イライラしないようにと釘を刺されていたので、そうならないように気を付けながら出勤したが、それでも何度かムッとしてしま…
鶴岡八幡宮の三の鳥居が塗り直し工事のため、防音シートで周りをすっかり囲われて、まるでフランス、パリの凱旋門のような格好になってしまった。 あれよあれよという間に足場が組まれて、気がついたらこんなふうになっていた。これまた改修中の段葛といい、…
昼前にも大雨になるというので、朝のうちに犬の散歩に出かけた。もちろん、散歩嫌いなマルチーズのコロではなく、散歩には目がないフラットのナイトとだ。歩いているうち、ほうぼうの家の庭から梅の甘い香りが漂ってくる。今朝は特に香りが濃く感じられる。 …
この前、自分が書いた本に載せる自己紹介文で”趣味”として何を書こうかというところではたと悩んだ。これまで趣味らしいことといったら、膝と足首を痛め、ついにやめてしまったバスケットボールぐらいしかない。かといって趣味なし、というのも愛想が無い。…
現代社会は生きづらい。もちろん、いつの世も人間が幸せに生きていくのは難しいことは知っている。この前、うつ病などに関連する遺伝子がネアンデルタール人の世代から受け継がれているという論文が発表されたことからもわかる(Ancient gene flow from earl…
人のことを憎むより、ゆるすことのほうが難しいように感じる。 でも、ゆるすことが難しいのなら、言い方を変えてみてはどうだろう。 「ゆるす」ではなく、「相手に対する考え方を変える」としてみたらどうか。 誰かに理不尽な意地悪をされた、裏切られた、と…
『それぞれの人生』この言葉、このブログのなかで私がよく使う言葉だ。私が苦しいとき、悩んでいるとき、自分だけじゃない、みんなそうなんだ、と普遍化したくて使っているのかもしれない。私はそんなに強くない。 人間、生きているだけでいろんなことが起こ…
昨日の春一番の南風から、今朝は一転、真冬の青空に冷たい北風。ほころんだ早春の花達もさぞ驚いただろう。 さらに帰りはまるで冷蔵庫。よくぞこれだけキンキンに冷えてくれたかと思うほど。 風花まで舞っていた。 それにしても今年は年初めから、悲しく暗く…
バレンタインデーの今日、夜中から大嵐。 ものすごくつよい低気圧が通過しているらしく、強風と窓をたたく雨音で何度か目が覚めた。頭も痛い。 明るくなって外を見ると、ものすごい南風。少しだけ窓を開けると外は暖かい。 娘を図書館まで車で送ったが、もの…
病理医ドラマ『フラジャイル』(水曜、22時、フジテレビ)、視聴率は9%台で頑張っている。医療ドラマといっても、マニアックな分野の医者が主人公なのでどうなることかと心配していたけど、固定ファンも掴んでどうやらこのままいけそうだ。長瀬智也、武井…
夢は叶えるためにある。夢はあきらめるためのものではない。 とっくの昔に誰かがどこかで言ったことがありそうな言葉だけど、私には初めての思いだった。 私は生まれてこの方、夢らしい夢を持ったことが無い。いや、人生の折々その都度夢らしきものが浮かん…
わが家のワンコ達、いつまでも若いと思っていたのだけど、実はそうでもないということを最近実感している。 マルチーズのコロ。今年で8歳になる。人間でいえば50歳。いよいよ私と同い年になった。 半年ほど前に、クッシング病(副腎皮質機能亢進症:ステロイ…
英語で論文を書いた仕上げに英文校正にだす。私のような非native speakerが書いた英文を、native speakerに英語らしく直してもらうのだ。 そういう私の英語レベルはというと、仕事内容の細かいところまでは難しいけど、専門領域のことなら会話までは大丈夫。…
長期金利が初めてマイナス、となった。これは「お金を借りた方が利息をもらえる」という異常な事態だそうだ。 それは、確かにそうだ。お金を借りると利子がついてくる。なんて、夢のような話だが、預けたらマイナス、なんてよくわからない。 もう、お金を銀…
ずいぶん前からだったのかもしれないが、いつの間にかgooブログもテンプレートに自分の写真を貼ることができるようになっていたのを、先週知った。 そこで早速、写真を選ぶことにした。まずは犬の写真を使おうと、いくつか候補を選んだ。 鎌倉の由比ガ浜海岸…
医師免許をとったら、みんながみんな”臨床医”として患者さんに直接関わっていくわけではない。医学部を卒業して、医師免許を取得して医療現場に出てから”臨床医”以外の医者というのは病理医だけでなくて他にもいろいろいる。一般病院にいる医者で、病理医以…
ここのところ鎌倉にいろんな変化が起きているので、その辺、といっても私が気がつく範囲のことだけど備忘録的に記録しておきたい。 まずは、カマキン(近代美術館 鎌倉)の閉鎖。このことに関してはつい先日書いたのでそちら(『さよならカマキン』)をお読み…
先日、友人の33回忌の法事に参列してくださった医療関係者ではない先輩に自己紹介をしたとき、「病理?なにそれ、お前医者なの?」と聞き返された。若いうちはこれでも医者の端くれというプライドがあってへこむことも多かったが、近頃はまたかと「ええ」と…
立春。まだまだ寒いけれども、いつの間にか日は長くなっている。いよいよ楽しみな春がやって来る。ミツマタの香りが嬉しい。 通勤時、住宅街を歩いていたらほうぼうの家の前に、豆が落ちていた。節分の豆まきの豆だろう。昨夜は、わが家でも親子四人、そろっ…
フジテレビで水曜夜10時から放映されているテレビドラマ、『フラジャイル』。主演の長瀬智也がカッコいい病理医を演じている。このテレビドラマ、もともとは、アフタヌーン連載のコミックだった。ところで、その病理医って、結局なんなの?テレビを観ていて…
病理医が主人公のコミック『フラジャイル』は、毎週水曜午後10時からフジテレビで放映中のテレビドラマ『フラジャイル』の原作。主人公の病理医を演じ る、長瀬智也、新人病理医を演じる武井咲の熱演もあって、毎回面白く観ている。コミックは5巻まで出て…
乗り換え駅の自動改札機を通ったとき、私の前を通った数人が続けて“ピヨピヨ”という音を立てていた。何気なくその音を聞きながら、自分が通ったらその音がしない。あれ?と思ってタッチし直しても大丈夫。 というところで、私の前を通って行った数人が小学生…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。