物理に詳しい同僚の病理医に説明してもらったところ、特殊相対性理論によれば、止まっている人が電車に乗っている人をみるとその時間は遅く進んでいるように見えるらしい。 残念ながら、不肖コロ健、物理には暗く、よく理解できないでいて、電車に乗っている…
目覚ましは、5時40分にセットしている。 寝床の中で4、5分ぐずぐずしてから、カーテンを開け、窓を開ける。 青から乳白色の空が美しい。 2週間ほど前まで、この時間の朝といえば、憎たらしいほどの青空で、ろくに見上げる気にもならなかった。 ところ…
昨夜来の雨が明けたら、秋が来ていた。 もちろん、これから暑さは何度かぶり返すだろうけど、夏に戻ることはない。 とくに先週末は昨日一昨日と、みっちり勉強したので、疲れがとれなかったが、通勤が楽になったので助かった。 この勉強会、いつもは自分の受…
発表用の原稿は依然として完成していない。すなわち、依然として、ピンチは脱していない。 そんな時に、ホームグラウンドの領域の臓器疾患に関する病理の研究会(グループ)主催の勉強会が今日明日とある。今日はその一日目。 対象は、その臓器疾患を専門とす…
医療を哲学的に考えてみる、ためにはどのように進めていけばいいかということで、まずは用語の定義からはじめてみたが、早くも何が何だかわからなくなりつつある。 「医術」、「病気」、「治す」 この3つのキーワードを定義して、これらで「医療」という言…
この数日、9月の学会の準備で大わらわ。 発表は5日と7日。 7日の分は自分で引き受けたのもだが、5日の分は人に頼まれた・・・。 5日の分、引き受けなければ良かったと思っても、それは後の祭りで、とにかくやらなくてはならない。 今回の学会は、病理…
フラットコーテッドレトリバーのナイトの散歩だが、夏場の犬の散歩は道路が焼けてしまうので、気温の低い時間にするのは同然だが、なんといっても黒犬、日の光をすべて吸収してしまう。 夜明け前に連れて行くほどの体力はないし、ナイトも寝ている。 結局、…
猛暑続きの今年の夏だが、お盆を迎えて少しだけ、風に秋が混じっているように感じられてきた。 八月というと、甲子園があって、終戦記念日があり、そして私の学会の準備が迫ってくる。 大学生の頃は、東医体(東日本医科学生総合体育大会)が加わる(全日本も数…
パレスチナ紛争では暴力の応酬(Exchange of violence)が続いている。暴力というと、身近な喧嘩のようにも聞こえるが、民族間の暴力ともなると人の命までが失われている。 このこともまた、人ごとではない。私達、日本人も近隣の国との間で問題を抱えている…
ちょっと、しんどくなって休んでしまったが、広辞苑で『医療』を説明する際に使用する語、“医術”、“病気”、“治す”のうち、今回は最後の“治す”について定義する。 “治す”というのは“直す”と同義で、曲がったものをまっすぐにする、というような意味である。 …
もうすぐ、終戦の日がやってくる。 この時期になると、きまって新聞、テレビに盛んに戦争のことを考える記事、番組が増える。 例年のことではあるが、最近、報道内容に少し変化が生じていると感じる。 従軍した人たちの恐怖というものについてのことが、目に…
さようならランキング、とランキングから離脱して2週間。にほんブログ村では医師ブログ293サイト中17位、人気ブログランキングでは232人中57位となっている。カテゴリーを分散させている割には健闘している。 一日300人前後だった訪問者数は徐…
広辞苑で『医療』を説明する際に使用する語、“医術”、“病気”、“治す”のうち、今回は“病気”について、定義してみる。 さすがはコロ健、病理医だけのことはあって、このブログの中でも“病気”という語を使った記事はたくさんある。そのなかで、もう、2年前の話…
広辞苑で『医療』は「医術で病気をなおすこと。療治。治療。」とだけあり、あっさりしている。 医学書院の医学大辞典には詳しく、「医師の医学的判断および技術をもってするのでなければ人体に危害を及ぼす恐れのある行為を医行為といい、医行為を業(反復継…
このようなテーマで、医療というものを考えてみたい。 一度の記事で終わらせることは、土台無理な話なので、のんびりいくつかに分けていくことにする。 なぜ、医学ではなく、医療なのか、というと、医学は学問であり、医療はその一部を利用したいわば実学で…
夏休み中は仕事はもとより、こんきもまでお休みした。 読書をちょっとした以外は何もしなかった。あと、適当に日焼けをした。 ところが、”適当”のつもりだったのだが、そうはいかなかった。 休みも終わり、心機一転、来週からは暑さに負けず、頑張っていこう…
今週、夏休みを取らせてもらった。取り組んだのが、『哲学の密かな闘い』。頑張って読んだが、一流の哲学者の考え方を理解することは困難だった。彼のような根源的なレベルでは無理にせよ、医療というものを哲学的に考えてみようというきっかけになった。『…
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