いよいよ明日、2月1日から神奈川、東京の中学受験が始まる。 三十数年前の私の頃と違って、2月4日頃までに大勢が決まる。我が家も娘が中学を受験する。このブログで「中学受験は必要か?」を書いてから、ほぼ一年がたった。 小学校5年まで塾に通ってい…
病理解剖は完璧ではない。窒息にしても、不整脈にしても、行った医療行為が、絶対にその死因に結びついているかを証明することはできない。だから、医療ミスはせいぜい、手術の失敗、患者の取り違え、投薬ミス、などに限られる。 人が死ぬとき、その原因がわ…
日本の病理専門医は2000人に満たない。その病院を関連病院として有する大学病院にも病理医はせいぜい10名程度しかいない。その病理医の殆どは、生きている人間の検査(病理組織検査)に駆り出され、院外の金にならない、トラブルがらみの持ち込み解剖…
日本の医療は”生きている人間”には、お金を取れる、ということで関心があるが、一旦死ぬと、次の瞬間からは、それまで嫌というほど撮っていたCT画像一枚撮らなくなる。我が国では人がなぜ死んだのか?ということに対する関心は殆どない。そのため、病院で死…
私がこれまでの人生で後悔していること、は多々あるが、その中でも心が締め付けられるようにつらくなることがある。2年前に亡くなった義理の父のことだ。 義父はいくつかの基礎疾患があり、体が弱っていたのだが、それでもすぐに亡くなるような状況ではなか…
植木屋さんに芝を貼ってもらって、今日で外構も終わり。 とりあえず、我が家も完成 家の中から見てもらおうと、植木屋さんに上がってもらい、しばし歓談。 そこで、「病理っていうのは血液とか見るんですか?」と聞かれて、「まあ、血液”も”みますが、ほかに…
木の枝が重なっているのがおわかりだろうか。 というか、何本もの木が平面上に並ぶわけがない。これが写真。 だけど、病理のガラス標本には1枚3μm位の厚みがある。この厚みというのが問題で、細胞のおおきさが、赤血球で9μmくらいで、厚い標本ではこれが…
帰りがけに寄ったデパートで、下りに乗った時のこと。 出口のある、一階で降りるつもりだった。すでに、七、八人乗ってて、下のほうの階のボタンが押されていたので大丈夫だろうと思っていたら、一階のボタンは押されておらず、一人を除いてみんな地下一階で…
NHKの朝のニュースで早朝高血圧が話題になっていた。 高血圧とくればその相方は高血糖、両者は相乗的な生命予後不良因子だ。 血糖値が続いて高い値をとると、血管内皮細胞の具合が悪くなる。同具合がわるいかはよくわからないが、弱くなっているところに、血…
私の通勤は片道1時間40分だ。2回乗り換えがあるので、乗り継ぎが悪いと2時間近くかかることもある。自動車だと鎌倉からでも都内まで1時間以内だ。休日出勤の時や、某科の迅速の予約が入っている時(帰りが夜中になる)は車で行くが、基本的には電車通…
今欲しいもの、といえば電気の補助がついている自転車(正式には電動アシスト自転車)。 結構、安くなったとはいえ、まだ5万を越える。今度の家は鎌倉の谷戸の中腹にあるので、海に向かって下っていく行きはよいのだが、帰りは、胸突き八丁の坂が最後に待ち…
昨日、今日と朝は寒いものの昼間は暖かい日が続きますね。 明日はちょっと寒いようだけど。 今度の家は東南に開けた谷戸の中腹に建っているので日当りは良好で、我が家のマルチーズは、昨日のお客さん用に出しておいた折りたたみベンチに座ってご機嫌だ。 い…
今日は新居に初めてお客さんをお招きした。 みんな、東京の人なので、食事は当然魚介類。 買い出しに佐島漁港まで来たら、富士山がとても綺麗だった。 私の富士山スポット、といっても、日常生活の動線上から見るものだ。 湘南からの富士山を見るスポットと…
娘と某中学校に願書を出しにいった際に遭遇したすごい景色、景観、というか光景。こういう場合、どう表現していいか判らない。 いや、特に絶景とか、悲惨なとか、目を覆いたくなる、とかそういったものではない。 解像度の悪い写真で申し訳ないが、なんと、…
最近つまらないと感じることが多い。 なんでだろうと思って、最近のテーマを思い起こしてみると、政治経済のこと、身の回りにおこったことが主だ。この事自体は昔から変わっていないのだが、よくよく考えてみると、ブログとどこが違うのだろう?という思いに…
シーズン到来、といってもいろんなシーズンがある。 今年の冬の我が家は受験シーズン。 長男の高校受験と、長女の中学受験。 息子は中学受験をしていないので、受験は今回が初めて。娘も中学受験が初めてだ。 という訳で、親もこれが初めて。 受験情報もイン…
1GのUSBメモリが突然認識されなくなった。 XPのWord2007で作ったファイルをmacで開こうとしたら、それっきり。 いつも胸のネームプレートと一緒にぶら下げていただけに、急に反応しなくなると悲しい。 病理の発表は臨床医の発表に比べ画像がとてつもなく多い…
米国ではアマゾンの電子書籍がとても売れているそうだ。例によって、コンテンツの奪い合いがおこっているようだが、電子媒体は紙媒体に追いつけるものなのだろうか? 文字というものが情報伝達のために存在する記号であるとすれば、石盤であれ、木簡であれ、…
この前、うちの工事をしてくれている職人さんから、我が家の受験生二人に合格祈願おかし詰め合わせ、各1袋をいただいた。 キットカットにコアラのマーチ、カールetc.ただの語呂合わせから、なるほど、と思えるものまであって、感心した。 それにしても、子…
人生は一回しかないのは、皆よく判っている。 だけど、一通りしかないということは、よくわかってないんじゃないのか。 人間というのは、死ぬ直前まですらも、様々な選択肢があって、その都度選んできたので、あたかもいろいろな可能性がある様な錯覚に陥る…
新しい家に新しく植えた木、どのくらい生きるのだろう? 30年、50年? 私の人生の何倍も生きていくんだろう。というよりは、「生きて行けるのだろう」。 今度越てきたところも、以前には木があったところだ。そこにまた、木を植え直す。 周りにもいろい…
関東地方は軒並み氷点下、冷蔵庫の中のような寒さ。 源平池にも氷が張っていたようだ。 鎌倉には谷戸が多く残っており、私が今度越したのも、そんな谷戸の一つだ。 海に向かって山をしょっているので、北風が直接吹き付けてこない。谷戸の上の方の木が轟々言…
人身事故に車輌故障。 首都圏のいたるところで、朝早くから夜遅くまで鉄道の不具合が生じている。朝の運休、遅れはラッシュをひどくする。 何日も、時には何ヶ月もかけて最適の(楽で早い)通勤経路を探し出しているので、2,3分遅れたらもう大変だ。午前…
通勤ウォーキングの途中に、結構大きな公園がある。 大きな樹がたくさんあって、四季を感じさせてくれる。 そんな公園の一隅に「けやき」の箱がある。ちょっと、きれいなひらがなで書かれている。 高さ1.5メートルほどで、幅は3メートル足らず。 何が入って…
霜柱がたっていると、踏んでみたくなりませんか? 霜柱なんて、40年近く前は当たり前だったのが、最近見ないと思っていたが、今年はよく見ますね。 通勤途中で、小学生が踏んだ様な足跡があると、自分が小学生だった頃を思い出します。適当なところでやめ…
海堂尊先生の著書、死因不明社会。AIについて詳述している本だ。 病理医で読んだことのある人はどのくらいいるだろうか。 AIのことを知るには最適の本なので、一読をおすすめする。 私は、この本を読むまで、AIのことを”ほどんど”知らなかった。 我が国の医…
今年もヤマとなる仕事がいくつかある。 昨日・今日とがその一つ目のヤマ。某研究会のシンポジウムでの発表。 ちっちゃい研究会だが、それだけにその道の専門家だけのとてつもなく、ディープな会だ。やるからには頑張らなくてはいけなかった、のだが… 67点、…
あれほど悲惨な立ち上がりだったとはいえ、三日に娘と初詣でに行った。 我が家は毎年、八幡様、源頼朝の墓の下にある白旗神社、荏柄天神の3つの神社にお参りする。ちなみに鎌倉宮は節分だ。 なぜ、娘と二人かというと、中学受験を控えた娘にとって、荏柄天…
このまえ、某大学で分子病理学教室という講座ができたという話を聞いた。 病理学という学問は病気の成り立ちを知るための学問であり、長い間形態学を中心に行われてきた。それが、私が病理学教室に入ったあたりから、分子生物学が全盛となり、蛋白、核酸(DN…
今もそうだが、学生時代モテなかったので、同級生や後輩の女子学生のお目がねにかかることはなく、女医さんとは結婚出来なかった。 最近、子育て中の女医さんの労働環境が悪いことが、話題になることが多い。 個々の事情があるので一般論的なことを言う気は…
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