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国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(上) Kindle版

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世界にはなぜ豊かな国と貧しい国が存在するのか?
『銃・病原菌・鉄』のジャレド・ダイアモンド、ノーベル経済学賞の歴代受賞者が絶賛する全米ベストセラー!

上記の問いに答える鍵は、地理でも、気候でも、文化でも、あるいは為政者の無知でもない。問題なのは政治・経済上の「制度」なのだ。
ジョン・ベイツ・クラーク賞を受賞したMIT教授のダロン・アセモグルと、気鋭のハーバード大学教授ジェイムズ・A・ロビンソンが、15年に及ぶ共同研究の成果をもとに国家の盛衰を決定づけるメカニズムに迫る。本書から明らかとなるのは――

○メキシコとアメリカの国境で接する2つのノガレス、韓国と北朝鮮、ボツワナとジンバブエ――これほど近いのに発展の度合いに極端な差があるのはなぜなのか?
○現在の中国はこのまま高度成長を続け、欧米や日本を圧倒するのか?
○数十億人の人々を貧困の連鎖から脱出させる有効な方法はあるのか? etc.

古代ローマから、マヤの都市国家、中世ヴェネツィア、名誉革命期のイングランド、幕末・明治期の日本、ソ連、ラテンアメリカとアフリカ諸国まで、広範な事例から見えてくる繁栄と衰退を左右する最重要因子とは? 21世紀の世界を理解する上で必読の新古典、待望の邦訳。
  1. 全2冊中1番目の本
  2. 本の長さ
  3. 言語
    日本語
  4. 出版社
    早川書房
  5. アクセシビリティ
  6. 発売日
    2013/6/25
  7. ファイルサイズ
    9.9 MB
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技術革新と不平等の1000年史 上
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.3706
5つ星のうち4.3516
5つ星のうち4.475
5つ星のうち4.561
5つ星のうち4.282
5つ星のうち4.360
価格¥1,540¥1,540¥3,300¥3,300¥3,300¥3,300
内容紹介 繁栄を極めたローマ帝国はなぜ滅びたのか? 産業革命がイングランドからはじまった理由とは? 共産主義が行き詰まりソ連が崩壊したのはなぜか? 韓国と北朝鮮の命運はいつから別れたのか? 近年各国で頻発する民衆デモの背景にあるものとは? なぜ世界には豊かな国と貧しい国が生まれるのか——ノーベル経済学賞にもっとも近いと目される経済学者がこの人類史上最大の謎に挑み、大論争を巻き起こした新しい国家論。 近代日本に起きた明治維新という大転換、ヨーロッパの旧宗主国が植民地にもたらした負の遺産、合衆国において公民権運動が担った役割、アジア・アフリカの独裁体制が抱える矛盾、現代中国の経済成長とその限界……イノヴェーションを起こし豊かな国を築くための条件とは? 人類史をひもとき格差や貧困などが生じる要因とその解決策を示し、歴代のノーベル経済学賞受賞者から絶賛された21世紀の新古典。解説/稲葉振一郎 ポピュリズムの伸張や専制国家の台頭により、世界各地で脅かされている「自由」。この権利を勝ち取り、経済的な繁栄を成し遂げた国々が、人類史上まれなのはなぜか? 内戦下のシリアから、古代ギリシア、建国期のアメリカ合衆国、現代中国まで、古今東西の豊富な歴史研究をもとに、ますます貴重になりつつある自由を保ち、「狭い回廊」内に留まる方策を論じる。世界的ベストセラーとなった前著をしのぐ傑作。 成長著しい中国の繁栄に潜む罠、米国のアンバランスな発展の功罪、幅広い連合の形成によって「狭い回廊」内への移行に成功した日本や南アフリカと、失敗したトルコやジンバブエ。歴史の教訓から浮かび上がるリヴァイアサンの統御法と回廊内に留まる術とは? ノーベル賞受賞が有力視される経済学者と気鋭の政治学者が20年におよぶ研究をもとに贈る渾身の書。解説/稲葉振一郎 【最新刊】『国家はなぜ衰退するのか』『自由の命運』の著者が、テクノロジーの進歩を軸に人類の歴史と社会を再考する大著。技術革新は往々にして支配層を富ませるだけで、労働者の待遇を引き上げることはなかった。こうした構造は今後変革しうるのか? 水車の発明から産業革命、ChatGPTまで千年にわたる人間の文明史を分析し論じる。マイケル・サンデル、ジャレド・ダイヤモンドら絶賛! 【最新刊】生産性が向上し、労働者は貧しくなった? 農法改良、産業革命からAIの進化まで、イノヴェーションの功罪を緻密に分析する。生産性を高める新しい技術は新たな雇用を生み、私たちの賃金と生活水準を上昇させる――これが経済の理屈だが、現実の歴史はしばしばそれに反してきたのはなぜか? 圧倒的な考究により、「進歩」こそが社会的不平等を増大させるという人類史のパラドックスを解明する。
発刊年月 2016年5月 2016年5月 2020年1月 2020年1月 2023年12月 2023年12月

商品の説明

著者について


ダロン・アセモグル
Daron Acemoglu
マサチューセッツ工科大学(MIT)エリザベス&ジェイムズ・キリアン記念経済学教授。トルコ出身。英国ヨーク大学卒業後、1992年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で博士号を取得。研究分野は政治経済学、経済発展、経済理論など多岐にわたる。40歳以下の若手経済学者の登竜門とされ、ノーベル経済学賞にもっとも近いといわれるジョン・ベイツ・クラーク賞を2005年に受賞。アメリカ芸術科学アカデミー会員。

ジェイムズ・A・ロビンソン
James A. Robinson
シカゴ大学公共政策大学院ハリススクール教授。英国出身。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)卒業後、1993年にイェール大学で博士号を取得。主たる研究分野は政治経済学と比較政治学、経済発展と政治発展。ラテンアメリカとアフリカの世界的に著名な専門家で、ボツワナ、モーリシャス、シエラレオネ、南アフリカなどで研究活動を行なっている。

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著者について

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Daron Acemoglu
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カスタマーレビュー

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お客様のご意見

お客様はこの著作について、論旨が分かりやすく読みやすいと評価しています。主張はシンプルで明瞭な方向性を論じており、翻訳も分かりやすいと感じています。内容については、内容がすばらしいと高く評価されています。啓発的な書だと感じているお客様もいます。一方で、国家の衰退に関する意見が分かれているようです。各国の宗教観や繁栄の裏側、貧困の裏側など、歴史的背景を踏まえた論考が大いに参考になるとの意見もあります。

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6人のお客様が「分かりやすさ」について述べています。5肯定的1否定的

お客様はこの書籍の論旨が分かりやすく、翻訳も分かりやすいと評価しています。収奪的制度という大きな対立概念を捉えており、問題意識と論の組み立てが明確で、主張はシンプルだと感じています。また、中東、中南米の途上国からの抜け出すための方向性についても明瞭な方向性を述べているようです。

"...第3章以降、著者らの論を裏付ける歴史的事実が記述されていく。 問題意識と論の組み立てが明確で、翻訳も分かりやすく読み易いと感じた。国家の栄枯盛衰を決定するのは「人」であり、「政治」に帰結する。未来の日本はどうなるのか、この本から得られるヒントは多いと思う。"もっと読む

"英語版、日本語版の両方を読みました。 内容は、他の方がおっしゃる通り、わかりやすく読み応えがあるのですが、 訳が、機械翻訳でもしたのかというような日本語です。 きっと、翻訳にかける時間が無かったのだと思います。 とても残念です。..."もっと読む

"...本書では政治を「包括的制度」、「収奪的制度」、という大きな対立概念でとらえており論旨が非常にわかりやすい。包括的な制度とは民主主義、資本主義的なものを含む大きな概念で、多様な利害関係者が等しく政治に参画する機会が与えられている。..."もっと読む

"アフリカ、中東、中南米が途上国から抜け出すにはどうすればよいか、明瞭な方向性を論じています。"もっと読む

5人のお客様が「内容」について述べています。5肯定的0否定的

お客様はこの本の内容を高く評価しています。内容はすばらしいと高く評価されており、わかりきった結論に導く啓発的な書だと感じています。また、長い解説や無限に続く参考文献が紹介されていることも好評です。一方で、訳語については問題があり、一部のお客様は「収奪的」という表現を指摘しています。国家間の格差への考察も非常に参考になるでしょう。

"10年前の著作であるが、歴史的背景を踏まえた論考は大いに参考になる。 経済的に反映している国と繁栄していない国の明確な違いを上下巻に分けて記載している。 上巻は主に「理由」の部分にフォーカスし、国家間の経済格差はその国の「経済・政治制度」であるとしている。..."もっと読む

"大変、啓発的な書ですが、訳語について、ひとこと。本書には「包括的」という語が出てきます。そして「包括的な経済制度」と「包括的な政治制度」が重要な意味を持ちます。..."もっと読む

"700ページ近くにわたって例を挙げたうえでわかりきった結論に導く。読み進める過程でこの先なにか新たな展開があるに違いない。まさかこのまま終わることはないだろうと期待していたのですが、なんと下巻75%あたりで『謝辞』ですよ。これが一番驚きましたね。あとは長い解説と無限に続くかと思われる参考文献。..."もっと読む

"内容はすばらしいが、訳がだめ。..."もっと読む

4人のお客様が「国家の衰退」について述べています。2肯定的2否定的

お客様はこの本について、国家の趨勢の力学について説得力があると評価しています。各国の宗教観や繁栄の裏側、貧困の裏側など、歴史を見直す機会になったと感じています。また、各国の宗教観や繁栄の裏側、貧困の裏側についても触れており、もう一度歴史を見直したという意見もあります。

"各国の宗教観や繁栄の裏側、貧困の裏側などもう一度歴史を見直す機会になった。"もっと読む

"国家の衰退する原因がない様々な視点で書かれています。少しこじつけの箇所まありますが、読んだ後に世界史の勉強をすると楽しいです。"もっと読む

"国家の趨勢の力学について、非常に説得力のある説明をしている。"もっと読む

"国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源 (ハヤカワ文庫 NF 464)..."もっと読む

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5つ星のうち5.0

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上位レビュー、対象国: 日本

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  • 2025年2月26日に日本でレビュー済み
    フォーマット: 文庫Amazonで購入
    アフリカ、中東、中南米が途上国から抜け出すにはどうすればよいか、明瞭な方向性を論じています。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年8月30日に日本でレビュー済み
    フォーマット: 単行本Amazonで購入
    国家の趨勢の力学について、非常に説得力のある説明をしている。
  • 2025年1月29日に日本でレビュー済み
    フォーマット: Kindle版 (電子書籍)Amazonで購入
    著者がノーベル経済学賞を受賞したと聞いて購入。
    収奪的ではない社会構造と創造的破壊が、国を繁栄させる。
    それは、民主主義と法治国家と市場経済が必要とも表現できる。
    12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年5月29日に日本でレビュー済み
    フォーマット: Kindle版 (電子書籍)Amazonで購入
    700ページ近くにわたって例を挙げたうえでわかりきった結論に導く。読み進める過程でこの先なにか新たな展開があるに違いない。まさかこのまま終わることはないだろうと期待していたのですが、なんと下巻75%あたりで『謝辞』ですよ。これが一番驚きましたね。あとは長い解説と無限に続くかと思われる参考文献。なんと収奪的なんでしょう。
    17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年4月12日に日本でレビュー済み
    フォーマット: Kindle版 (電子書籍)Amazonで購入
    初読の印象は、権力を持った人たちがその力を奪われることに関して、どう反応するかが制度を作るんだなという印象。結局は、権力を奪われること、他人が自分よりも強い力を持つことへの恐怖から、既に権力を持つ人たちが、権力を持つことを抑圧をしようとする動きが歴史の中であって、産業の発展を抑制してきた。創造的破壊のチャンスを無くすことは、経済的な発展を犠牲にしてでも大事なことであった。

    読んでて思ったのは、全体のメッセージを理解するのに時間がかかる。けど全体感は権力を失うことへの恐怖が、抑圧的で人から自由や創造を奪う制度づくりに反映されているということが言えると思う。国と時代が目まぐるしく登場してくるので、歴史の流れを理解していると読みやすいかも。下巻も読みます。ー
    11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2023年7月21日に日本でレビュー済み
    フォーマット: 文庫Amazonで購入
    各国の宗教観や繁栄の裏側、貧困の裏側などもう一度歴史を見直す機会になった。
    11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年10月18日に日本でレビュー済み
    フォーマット: Kindle版 (電子書籍)
    ◆本の概要
    経済学者のDaron Acemoglu氏とJames A. Robinson氏による、国家が衰退する原因について書かれた一冊。

    ◆結論/要約
    - 権力者が民衆を搾取する収奪的政治制度の国家は衰退する。
    - ある程度中央集権的で自由市場がある包括的政治制度の国家は成長する。
    - 国家の繁栄において最も重要なのはインセンティブ設計。

    ◆まとめ/感想
    タイトルの通り、何故国家が衰退するのかを歴史的事例から読み解いていく。
    歴史上衰退した国家は、どれもリーダーや権力者が民衆や弱者から搾取する収奪的政治制度の下で統治されていたことが数々の歴史的事実を元に示されている。
    近年の中国など収奪的政治制度下でも経済成長する国があることに関しても、あくまでも一時的であって自由市場や所有権のない社会では、貯蓄・投資・託身などの経済活動にインセンティブが生まれず、最終的には必ず衰退を辿るという。
    逆に近代の西洋国家や日本のように、ある程度中央集権的で自由市場が存在する包括的政治制度の下では投資や技術革新などにインセンティブが生まれ、経済成長が促され繁栄を享受できることを歴史が示している。
    また、経済成長を促すために途上国に対して外部支援をすることも、収奪的政治制度を助長することから効果的ではないこと、何よりも経済活動への根本的なインセンティブの設計が重要であることが説かれている。
    全体として非の打ちどころのない論理には説得力があり、歴史が既に多くの事実を示していることからも理にかなった主張であることがわかる。
    これからの中国に関しても成長の鈍化を予言しており、出版から10年以上経った今ではその兆候が少しづつ現れてきているように思う。
    国家の収奪の歴史や、現代では軽視されがちな自由主義の重要性について再認識させられる良書であった。
    49人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年2月19日に日本でレビュー済み
    フォーマット: 文庫Amazonで購入
    ありがとうございました。
    3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(上)

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