一つ前の記事で、イクスピアリのゴーストタウン化の話題はどうなのか?を書きました。
 
大規模ショッピングセンターには、リニューアルがつきものとはいえ、今のイクスピアリでの空き店舗の多さは、リニューアルの度を超えている、というのがわたしの結論です。
 
また、今の空き店舗がリニューアル後に直ちに埋まるとも思えません。
以前からずっと、あちこちに空き店舗がある状態が続いているからです。
 
この記事では、わたしが勝手にこの先を考えてみます。
 
 
そもそも、イクスピアリってどうなんだ?
 
イクスピアリは、他のショッピングセンターにはない個性、独自性と、非日常性を感じるコンセプトで造られました。
一部には屋根がなく、屋外の裏道っぽいところがあったり、フロアがフラットになっていなかったり、
来場者の回遊性(歩き回り)を促す造りで、これは今も変わりません。
非日常性にメリットの一方で、デメリットがあります。
・日常的な買い物目的で利用できる場所ではなく、そのため、近隣や沿線住民がリピートしない。
 生鮮食料品を買えるのは、成城石井だけ・・・。悪くはないですけど。
・不慣れな来場者が迷い、自分が今どこにいるか分からなくなる。
 1階がつながっていない、ディズニーストアに近いエレベーターは1階に停まらない、フードコートに行こうとして中央のエレベーターで1階に下りると駐車場に出てしまう・・・など。
 
イクスピアリをよく知る人が、友だちから「イクスピアリって、何があるの?」と訊かれて、どう答えますか?
 
 
オープン10周年以降に続く、ダウングレードっぽい変化
 
以下に書くことは、元のパーク年パス層さんやイクスピアリをよく知っている方には「たしかに、そうだ」と感じていただけることでしょう。
 
1.最初はなかった、日常的、全国どこにでもある店が少しずつ増えた
 オープンから10周年頃まで、物販テナントの中で日常感覚だったのは、Gapくらいでした。
 その後に、例えば、ABCマート、サイゼリヤ、Tomod's、Daiso・・・
 極めつけは、TDRチケットセンターの跡地にマクドナルド
 など
 
2.イクスピアリの構造上の独自性が薄れた
 シネマの裏側のスロープ、アンバサダーホテルの庭に接した一帯が、池があって季節の花が楽しめる庭だったのに、地面が埋められて、単なる「よく分からない」広場になり、さらに、数年前にバーベキューを始めたが、まったく流行っていない
 パーキングAがバレー方式(来場者が指定の位置で停めると、スタッフが出迎えて、キーを預かり駐車するスタイル)だったが、サービスが消えた
 Bay-FMのスタジオブースがあり、FM番組が放送されていたが、なくなって店になり、今は空き店舗
 独自のキャラクターとして始めた「ネポス」と体験型店舗のキャンプネポスは、あえなく消滅
 など
 
オープンから最初の10年から知る人の中で、過去と比べて「よくなった」「楽しくなった」と感じる人は、いるでしょうか?
 
 
<結論>
今は、すべて中途半端。
コンセプトを再構築してはどうでしょう?
 
僭越ながら、イクスピアリにオープン以来ずっと通う身として書かせていただきます。

すべて中途半端です。
高級、ハイセンスかといえば、そんな感じはない。
日常的かといえば、店ぞろえが足りない。
 
 
つまり、今のイクスピアリはコンセプトやターゲットが不明なのです。
この先として考えられるのは3とおりです。
 
1.イオンモール状態化
 
一定の集客を見込める有名テナントを入れる。
全国のイオンモールやららぽーとに必ずある、ユニクロ、MUJI、H&Mなど。
1階には、成城石井ではなく庶民的、一般的な食品スーパーを入れる。
 
オリエンタルランドによる運営にこだわらず、いっそのことイオンに事業譲渡することも。
そもそも、オリエンタルランドって、テーマパークビジネス以外も成長させる・・・はずだったのですが、鉄道事業のリゾートラインを除いて全て撤退となりましたよね。
例えば
・アンフィシアター 自前でシルクドソレイユを招致したが、軌道に乗らず The end。しばらく非稼働資産(不良資産)だったのを、劇団四季に賃貸。
・イクスピアリ内で自前でレストラン運営していたが、軌道に乗らず、某海鮮居酒屋運営会社に事業譲渡。ロティサリーチキンが売り物だったロティズハウスから、ロティサリーチキンが消えた。
・・・くらい、自前を「やめた」なので、イオンに事業譲渡して、『イオンモール舞浜』とする。
 
ますます、京葉線の「イオンだらけ」度が高まりますが。
 
2.アウトレットモール化
 
海浜幕張に三井アウトレットがあるので、ライバルの三菱地所系に売却して、『舞浜プレミアムアウトレット』とする。
あるいは、三井不動産にも三菱地所にも属さない独自のアウトレットモールに、オリエンタルランドとしてチャレンジする。
 
アウトレットモールの運営は独自のノウハウが必要ですが。
 
3.徹底的に独自化
 
イオンモールやららぽーとのテナントにはあり得ない、個性ある非チェーン店ばかりを集めた、本当に「日本でここだけ」のショッピングセンターとする。
 
オリエンタルランドに、SCデベロッパーとしての交渉力と目利きが必要ですが。
 
 
ただ一つ、需要として確かなことがあります。
舞浜駅が通勤通学ルートの浦安市民からは、「舞浜駅前に生鮮食料品と日用品が買えるスーパーがあれば・・・」は、まだシーがなかった頃からずーっと思われる続けているのです。
特に、舞浜2.3丁目、見明川、富士見4.5丁目の住民からは。
 
以上はあくまで、ブログ管理人が好き勝手に推察ベースで書いていますので、真に受けないでください。
 
 
最後に、もちろん今までと変わらない、中途半端な状態、かつあちこちに空き店舗の状態で継続される可能性がもっとも大きいであろう、というのが、この記事のまとめです。
 
ああ、オリエンタルランドの株価に好材料にはならないなあ・・・
 
 
(ひとつ前の記事に載せたのと同じですが、今のイクスピアリ3階の様子を動画で)
 
 

 

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皆さま、ご無沙汰しております。
 
最近の舞浜ネタは、あいかわらず元の年パス友とミートして、最近の話題と懐古を含むTDRトークを楽しんでいます。
そこで、イクスピアリの話題となり、ブログに書き残そうと思いました。
 
2つに分けます。
まず、この記事は「今のイクスピアリって、どうなっているの?」です。
別の記事に、「この先のイクスピアリは、どうなるだろう・・・?」を書きます。
 
今のイクスピアリ
 
 
Yahoo!ニュースやその他の情報で「イクスピアリのゴーストタウン化」がプチ話題です。
 
先にわたしの結論を書きます。
・イクスピアリに空き店舗が多いのは、今に始まったことではなく、コロナ禍以降にずっと続いている。
・大規模ショッピングセンターでは、リニューアルは常に行われているものですが、今のイクスピアリはリニューアルの度合いを超えている。
です。
 
また、
・TDRの元の年パス層は、パークから離反しただけではなくイクスピアリからも離反している。
・Xやインスタグラムで発信しているアカウントは、パーク情報と同じ「コロナ禍以降デビュー」さんで、以前をご存じない。
ということが、わたしのXポストから分かりました。
 
ポストはこちら。ちょっとバズりました。
 
 
 
イクスピアリでの空き店舗が多い状態は、コロナ禍以降にずっと続いている
 
ここ、ディズニーストアがあるイクスピアリの中心、グレイシャススクエアに面してGapの大型店がありました。
コロナ禍すぐに閉店となり、以降はテナントが埋まっていません。
オリエンタルランドが空き活用でパーク懐古展示の有料イベントを行っていた場所です。
 
ここは「2階」で、一帯すべてが閉店となりました。
通りに面して、イクスピアリカードの募集カウンターがあり、1月までアーバンリサーチDoorsがあったところです。
 
スタバの前からディズニーストア向きに見ると、こうです。
 
スタバの前、通路の向かいも空き店舗です。
 

今のイクスピアリは、ショッピングセンターのリニューアルの度合いを超えている
 
大規模ショッピングセンターでは、一定サイクルでのリニューアルがあることが当たり前です。
同じ京葉線沿線では、例えばららぽーと東京ベイでは常にどこかでリニューアル工事が行われており、
今は北館の半分、全体の約20%が取り壊されて立て直しが進行中です。
これは、来場者に「来ると何かが新しい」変化している仕掛けと印象を与えるためです。
 
しかし、今のイクスピアリは、そうした部分的なリニューアル工事どころではありません。
2階の様子を掲載しましたが、3階はさらに空き店舗だらけなのです。
 
つまり、リニューアルであれば、
「まず2階をリニューアルして、お客を3階に誘導して、2階をリニューアルしてオープンさせてから3階のリニューアルを始める」のが、デベロッパー・ショッピングセンター運営の定番だからです。
 
 
 
たしかに、これを見るとゴーストタウンです。
 
もともと、ここに店がオープンしていた時も、平日の昼間にはお客がほとんど歩いていない状態でしたので、
ゴーストタウンというよりは単なる工事現場に見えますが。
 
さらに、ショッピングセンターのリニューアルではないと感じるのが、囲いで覆われているところと、元の店の外観がそのままのところと、営業店が混在している点にあります。
ここでいえば、なぜか焼肉トラジだけ、ゴーストタウンの中で営業継続です。
 
全体の中での計画的なリニューアルであれば、エリア一帯をデザイン、設計して工事が進むのですが、そうした計画性が感じられません。
 
 
 
このゴーストタウン状態になる以前に、既にあちこちに空き店舗がありました。
これだけ多くの空きスペースが埋まってのリニューアルは、実現するのでしょうか?
 
 
この先、どうなるだろう?
は後日に別の記事に書きます。
 
<ブログ管理人 2月14日22時追記
 続きの別記事をアップしました。
 
最後に、3階の様子を動画で。
 
 
 

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1月にある成人の日3連休の初日です。
友だちがランドに入っており、情報からすると「平日並み」です。
3連休初日の土曜日、ですよ。
分かりやすい数字でいえば、ミートミッキーやスタイルスタジオが30から40でずっと推移。
お正月のグリーティングで、カンベアからダイヤあたりは座り2列の後ろに立ち見。
 
オリエンタルランド、これはまずいですよ。
 
12月のこのブログ記事で、2024年のTDRに関連する経済面の大きな出来事に「株価が一年を通じて大きく下落した」ことを挙げました。
年明けの一週間も株価は緩く下げています。
 
このまま3月末決算を迎えれば、定時株主総会で今のオリエンタルランド経営陣 高野さん・吉田さん体制は、過去にない辛辣な評価を浴びることでしょう。
 
今週、舞浜友とお会いして話したネタが、
「株価の回復のために、どういう施策に出るか」予想でしたので書いておきます。
 
2024年度の現状ざっくり
・値上げが奏功して、たしかに入場者1人当たり売上(客単価)は高まった。
・結果、一般消費者感覚に「ディズニーはカネがかかる」イメージがひろがり、
「いつか行きたい場所」から「行けそうにない場所」に変わった。
ここ、読み方を変えると
「あえて行かなくてもいい場所」に変わったというのが、友だちとの共通認識でした。
 
考えられる施策を単純に整理すると
1.さらに客単価を上げる
2.今の方針を続け、インバウンドに期待する
3.客単価を下げて入園者数を積み上げる
の3とおりです。
 
今後の趨勢が分かるのは、1月21日から始まる学生向け割引「カレッジパスポート」で、入園者数がコロナ前の状態まで戻るかどうか、です。
そして、売上をどこまで高められるか。

割引を打ち出すことで、入園者数が増えて売上も堅調に推移し、
「行けそうにない場所」がまた「行きたい場所」に世間のイメージが戻ると判断すれば、
次に考えられるのは、昔でいう「アフ6」は夏の「アフ5」のような、イブニングチケットのてこ入れで、ご無沙汰層を呼び戻すかどうか。
 
ただ、この施策は今の経営陣になってから実施してきたことに逆行する、諸刃の件です。
入園ゲスト数を戻すということは、パーク内のオペレーション体制を戻す必要があります。
つまり、キャスト数も元に戻す必要があります。
人件費が増えます。
逆に、今のようにキャスト数を減らしたままで入園ゲスト数を増やすと、どうなるか・・・
分かりますね。
 
もうひとつ気になることは、TDRへのインバウンド入園が増えるかどうか、です。
東京のパークチケット価格は、まだ香港やアメリカ、パリに比べるとかなり低額です。
インバウンドには敷居が低い、はずなのです。
しかし、インバウンドが「東京のディズニーは楽しい!」という好評価を発信しているかというと、そうでもありません。
理由は、楽しみ方の難解さにあります。
TDRに慣れた日本人が海外パークに行くと、日本よりも空いているので言語の壁があってもそれなりに楽しめます。
外人がTDRに入ると、DPAだのEntryだの、グリの方法だの、分からないことだらけで要領を得ず、
全てにおいて「待たされる」し、
パレードを観るにも
「ここに立っていいのか?」
「え?地面に座れって?何だそれ?」という感じで、
しかもそこそこのゲストが待っているからもうすぐ始まるのだろう…と思っていたら
「あと30分で・・・」で、また「何だそれ?30分も地面に座って待つの?」
こんなところで。
言語の壁を打破する解説SNSも、さほど有効ではないようですし。
 
ですので、舞浜友との結論は、上記3通りの中で
1.客単価を上げる→ますます世間が遠ざかる
2.インバウンドに期待する→パークの運営方式やキャストの接客から見直す必要があり、即効性がない
ということで、「3.客単価を下げて入園者数を積み上げる」が可能性大となりました。
 
イブニング以外にも、マルチデーパスポートも復活するかもしれません。
 

毎度ながら好き勝手を書いていますので、ご了承ください。

最後に、今の世間の評判とは異なる事実・ファクトを一つ書いておきます。
 
実は、1月の平日に限ってはコロナ前までと比較して、チケット価格の「コスパ」というか「タイパ」が上がっています。
昨年もでしたが、1月は夜にスポンサー貸切がある17日(金)のシーと、31日(金)のランドを除いて、全ての日で営業が9時から21時です。
コロナ前は、1月の平日は19時閉園が当たり前でしたし、中には10時開園の日もありました。
つまり、おとな8,400円で9時から21時まで楽しめる今の1月の平日パークは、コロナ前よりもオトクになっているのです。
そして、コロナ前からの定説どおり、学校が始まってからの1月の平日は一年でもっとも空く閑散期に、
実際になっています。



 
 
 
12月、ジャンボリに当たりました。
しかし・・・参加しているゲスト、少ないのが実感でした。
空席もいっぱいあるし。
何だかなあ・・・

 

 

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皆さま

あけましておめでとうございます

マイペースの気まぐれブログではありますが

2025年もよろしくお願いいたします

 

 

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2024年もあと3時間。
NHK紅白歌合戦では21時台にディズニーファンタジーメドレーらしいです。
 
2024年をひとことで表すと…
TDRとの距離がますます開いた一年でした。
 
今年、ブログ記事は16件。
ハハ・・・
 
年パス時代の友達とのやり取りで、お誘いいただくというか、背中を押していただくことが何度もあり、
お互いに積極的にというよりは「ぼちぼち、行きます?」てな感じで楽しんだ一年でもありました。
 
2024年の最後に、「コロナ前に実行していた楽しみ方も、やってます」記事を残します。
 

 

「裏リーチ」

つまり、Reach for the Starsをシンデレラ城の裏から楽しむことをいいます。

 

 

突然、大きな音とともにパイロ(花火)が上がります。

無防備でここを歩いているゲストは、ビビります。

けっこうな迫力です。

 

 

ちなみに、シンデレラ城の前から見ると、こうです。

 

 

一応、音は聞こえてきますので、今、何のシーンが映写されているかは分かります。

つまり、裏リーチは一回以上は前で観てから楽しむことをお勧めします。

 

空いています、待ち時間は必要ありません(笑)。

この日、同類ゲストは見当たりませんでした。

ご一緒した友だちは遠方ズで、すでにアウトした後でわたし独りで、相手をしてくれたキャストさんに感謝。

 

いろんな方との舞浜でのご縁に感謝し、年が明けたら2025年の期待を書こうと思います。

 

気まぐれブログになっていますが、お付き合いいただきありがとうございました。

この記事をお読みいただいた読者さんが、素敵で健やかな2025年を迎えられますように。

 

 

 

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一応、恒例によりこのブログなりに2024年の東京ディズニーリゾートをふりかえっておきます。
 
新ネタをざっくり書くと、
6月6日にシーの『ファンタジースプリングス』がオープンし、
9月20日にランドの『Reach for the Stars』が始まった
この2つです。
一方で、パーク外の経済面で大きな出来事がありました。
これが、タイトルの「世間の見方が変わった1年」を意味します。
 
これらをこの記事に書き残しておきます。
 


ファンタジースプリングスについては、おおかたの予想どおりにグランドオープン前のスニーク、
これは実際にゲストを入れて運営のオペレーションを試行し確認する、いわば予行演習があり、
この情報を知って入った人は、自分も含めて「課金なし」「規制なし」で楽しめた、そんな期間でした。

 

残念なのは、オープン日以降は新ポート内に入ること自体が規制となり、「楽しむためには課金がMUST」か、

あるいは早朝から並んで何かひとつのスタンバイパスを確保しないと楽しめない、という印象が定着したことでしょうか。

 

 

 

Reach for the Stars は、これも公表されている開始日より1日前にプレス向けプレビューがあり、

当初は1日2回公演だったのですが、すぐに1日1公演となり、これもFSと同様に

「いい場所で観るには課金がMUST」状態になったのが、2024年のパークらしさに思います。

 

これらとは関係なく、世間一般でのTDRに対する見方や受け止め方が変わった一年だったように感じます。

 

まず、入場チケットの価格について「土日祝や休み時期は、ひとり1万円以上」がニュース話題になりました。

また、ショーやアトラクションを楽しむには「追加でパスを購入しなければならない」も話題になりました。

これらが合わさって、「ディズニーを楽しむにはカネがかかる」見解が定着して、

記事の書きっぷりによっては「ディズニーは庶民が行けない場所になった」という表現まで、ニュースネタに見ることができます。

いずれの話題も、正確ではありませんが、この類は

・ワイドショー的に、部分を誇張してキャッチで分かりやすくメッセージ化される

・SNSで、全体的な情報を把握せずに断片的なトピックスをあたかも共通事項のように拡散される

・特に、フォロワーを稼ぎたいSNSアカウントやブロガーが、タイトルで誇張する

(末尾に"!"を多用し、ずる賢く"?"も付けるケース、Amebaブログにもいますね)

これらの結果で、正確ではない印象的な情報だけが話題になる、今の世間らしさだとも感じています。

 

同時に、コロナ前の体験にもとづく期待をもとに、久しぶりにTDRを楽しんだところ、「何か、前と違う」を感じる人が多くなったのではないでしょうか。

コロナ後の再開以降は、「感染対策もあるし、こんなものか」だったところ、感染防止を大義名分にした運営の簡略化がそのまま継続されたことが、「数年に1回」リピーターの目に明らかになったと感じます。

例えば、カストーディアル削減によるゴミの放置や、ゲスコン削減による「キャストさんに訊ねたい、でも、いない」状態など、

以前の体験に基づく期待に対して、体験するクオリティが「下がった」ように感じる場面です。

 

その結果、冒頭に書いた経済面での大きな出来事は、

オリエンタルランドの株価が大きく下落した、です。

 

「みんかぶ」 minkabu.jp から引用します。

詳しくは、「みんかぶ」のオリエンタルランド株価ページにリンク ←こちらから遷移する、みんかぶのページをご覧ください。

 

これが、2024年の1年間のチャートです。

ピークは1月17日の 5,765円  でした。

今日、12月30日の終値は、3,413円です。

 

次に、5年間のチャートです。

これを見ると、コロナ禍以降に上がり続けた株価が、2024年に大きく下落して、コロナ前の水準にほぼ戻ったことが分かります。

株主になれる「単位株」は100ですので、現時点で株主になるには341,300円プラス証券会社の手数料が必要です。

単位株未満でも株の購入は可能です。

なお、株主パスポートが年に1枚配布されるのは、500株を所有する株主ですので、今であれば約170万円で対象株主になれるということです。

これが、今年の1月では約280万円だった、ということです。

 

何にせよ、オリエンタルランドの株価の下落率および株価では、過去にない大きな下落だったのが2024年です。

 

以下は、ブログ管理人の推測です。

株価下落の原因は、良い評判ばかりで、東日本大震災の時やコロナ禍からの回復期にあっても、ポジティブな情報ばかりが世に流れていた東京ディズニーリゾートでした。

エリア拡張やアトラクションのリニューアルも、将来にむけた資金活用による積極投資と受け止められてきました。

入園者数については「数を追わない」方針で、オリエンタルランドの経営は客単価を上げることを経営指標として打ち出し、これはコスト効率を向上させる(売上に対して利益率が高まる)と期待されました。

実際に、経営数値上の効率は向上し、配当から逆算した株価も「割安」と判断されてきた結果が、株価の上昇だったと思います。

今年になって、この記事の前半に書いたようなネガティブな情報が一般人の目にとまる状態になって、マーケットの見る目が「実際のところはどうなんだ?」に変わったのが、2024年だったというのが、ブログ管理人の所感です。

 

この先、2025年に入って「どう出るか」を見るなら、いわゆる「春キャン」マーケットが完全に回復するかどうかです。

2025年1月21日から3月14日の間、学生向けの割引「カレッジパスポート」が販売されます。

これによる結果がどうなるか、次第だと思っています。

 

あと、ファンタジースプリングスの敷居は、2025年に少しは低くなりますでしょうか・・・

 

グランパラディ・ラウンジでランチを楽しむ機会に恵まれました。

D友に感謝の2024年でした。

 

 

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昨日の記事に続けて、ランドでクリスマスを楽しんで思ったことです。
 
自分にとって、「ランドのクリスマスといえば」のシーンがここ。
ツリーを背景にした停止のシーンです。
ここから見る停止も、昔と同じでした…
 

 

ちゃんと、ライツも観ました。

しかし、この画像だと今年のなのか過去なのか、分からないですね。

ひとつ言えるのは、昔のように「ちゃんと撮ろう」とはせずに、何となく撮ったということで、目線でもアップでもないですが、まあそんなもんということで。

 

 

ストーリーズと、ライツと、あとはミッキーの家がクリスマス仕様になっているのを眺めてミトミ、

そして、バザールはやはり夜。

この辺が、「ああ、クリスマスだなあ」を感じたところでした。

 

 

でも、結局のところはクリスマスっぽさを感じる、イコール「2019年以前の楽しかったパークを思い出す」一日でした。

 

今のTDR、最高!素晴らしい!

そういう方も多くいらっしゃいますし、否定するつもりは全くありません。

 

ただ、人間の感情、特に感動や満足は、ひとつは期待との相関で生じますし、もうひとつ、過去の体験との比較は必ずあるものです。

元の年パス層や、昔からこのブログにお付き合いいただいている皆さん、いかがですか?

今のTDRで「最高!満足!」できる状態になりましたか?

 

ストーリーズも今年で終わるし、いよいよ、2019年以前を思い出すパーク体験もなくなるか・・・

 

ではなく、まだ「あれ」が残っています。

BBBじゃないですよ。

今の「ノーバンド、ノーシンガーバンド」で以前を思い出す事はないですから。

 

ランドに残る「あれ」については、また次の記事で。

 

 

 

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読者の皆さま
たいへんご無沙汰でございます。
 
ちゃんと舞浜には行っております。
 

 

ちゃんと、朝イチで入ってます。

 

 

とはいえ、誰かDファン友だちのインパークがあればご一緒しようという、「やる気あるのか」状態ですが、ちゃんと背中を押してくれる・・・

お誘いいただけるD友に感謝です。

 

この日のメインは別にありましたが、ストレッチも「ちゃんと」観ました。

このとおり、ダイヤ前の先頭停止位置で。

 

 

 

さて、ここからタイトルの「思ったこと」です。

古参がどうとか賛否ありますが、懐古の見方です。

コロナ後・最近さんはお気になさらず。

 

事前に懐古D友から得ていた情報。

「いいんだけど、ビミュー」

その理由は、ストーリーズがコロナ前のパレードをベースとして変わっていないことから、

「観ると、コロナ前の充実した、楽しかったパークを思い出すよ」

ということ。

 

たしかに、そうでした。

そして、明らかな違いを感じたのは、

停止位置にポジっているキャラヲタさんが少ない・・・、

ダンヲタさんらしきゲストがほとんどいない・・・、

眼レフを構えているゲストもわずか・・・、

一方でエンドまで通過しきっていない状態で立ち上がって退散するゲスト・・・、

いいとか悪いとか、そういうことではありません。

もちろん、過去を悪しきものとして今を良しとする見方もあるでしょう。

結局は、パレードに何を期待して、どこに価値を感じるか次第ですが、懐古目線からすると何か寂しさを感じました。

 

続きはまた明日に。

 

 

 

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読者の皆さま
タイトルからして、以前からこのブログをお読みいただいている方からすると、「らしい」と思っていただけるかもしれません。

本文は記事の後半に。

その前に、新ナイトタイムエンターテイメント「Reach for the Stars」のネタから。
 

この、シンデレラ城に向かって下方の白い点々は、スマホの画面ですね。

どれだけ人がいるのか、分かりませんが···


開始前の、プラザ中央の円形花壇から外側の様子です。

こんな埋まり具合です。

今のパークは、キャスト(ゲストコントロール)が待ち位置を指示・案内することもなく放置ですから、

前の人との間をキツキツに詰める人もいれば、間隔を空ける人もいて、

隙間にはインバウンドが容赦なく(日本の秩序など知らず)割り込み、

頭上のファンキャップやカチューシャは外さず、

スマホの頭上撮りは「やったもん勝ち」。

この日は見当たりませんでしたが、お子さまの肩車も今のパークでは「お止め下さい」ではなくゲスト自身の判断でOK。


まだ昔のパーク常識が残っている方は、予め覚悟して臨むことが肝要です。


なお、この画像に写っている一帯は、1回目の後にある『エレクトリカルパレード・ドリームライツ』で強制的に散開させられて、

Eパレで最後の“BIPROGY”フロート+男ダン2人が通ると、再び場所確保合戦の場となります。


つまり、分かる読書さんは分かりますね。

以上、リーチ2回目を観る人へのインフォ小ネタでした。

プラスアルファの情報がお入用でしたら、個別にご連絡ください。



☆☆☆☆☆

 


ここから、タイトルの本題。


いくつかのポータル、ニュースサイトに見られる記事。



理由

“大人”を“18~39最”と“40歳以上”の2区分にしています。

レジャー消費を論じるのに、18歳から39歳をひとつの同じ「若者」カテゴリーとするって、

はあ???



マーケティングの知識がない人でも、例えば“大学生”と“20歳代 就職後の単身者”と“30歳代 子育て世代”とで、レジャー消費に使えるおカネや感覚、行動が違うことは、分かりますよね。

 


それくらい、乱暴な論旨で根拠レスの記事なのです。



もうひとつ、これを否定する記事の中に

記事。

これも。


修学旅行って、費用を負担する人(生徒および保護者)が行き先を決められません。

決めるのは学校側で、そこには旅行会社の営業・提案力が影響します。

個人の消費活動の“○○離れ”とは、関係ないのです。


修学旅行にTDRが選ばれる理由で大きいのは、「引率教員が安心してラクできるから」も定説です。

修学旅行引率で、班別行動時の三大不安は

1 交通事故

2 金銭トラブル(ヤバい店でパチモンを買わされる等)

3 迷子状態(例えば、地下鉄で反対方向に乗ってしまい、戻り時間に遅れる、慌てて走ってさらにトラブル…等)

なんだそうです。

その筋に詳しい方によると。


TDRのパーク内に生徒をぶちこめば、これらの不安要素がほぼゼロになるから、引率教員が安心してラクできる。


分かりやすいですね。



なお、私は「若者はディズニー離れ“していない”」と反対を論じる意図はありません。


結論に導くための、明確なデータはありませんから。


本当に若者のディズニー離れを検証するなら、

・述べたい若者の年齢定義を明確にして

・他の世代についても合理的に比較できる定義とカテゴリーを設けて

・条件を揃えて世代カテゴリー毎に比較して

・同じ条件により、過去と現在を比較して

これで初めて、離れたかどうかが分かります。


そんなことやってる大学や調査機関、あります?

このデータを持ってるのは、唯一、オリエンタルランドです。



以上、ネット記事にありがちな、根拠なき印象付け目的の記事に、騙されてはいけないということで、

タイトルを「無意味さ」としました。



なお、消費やマーケティングに関する記事の半分(かそれ以上)は、コンサルかライターが先に結論とシナリオを描き、

この結論に都合がいいデータだけを取り上げ、あるいは加工して、世間ウケのいいタイトルを付けたものですから。

これも、マーケティングの定説です。



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東京ディズニーランドの『Reach for the Stars』、
既に略称は『リーチ』が定着しつつあります。

今までの東京ディズニーリゾートでのコンテンツと比較して、最大の新要素はマーベルのヒーロー達が登場するところだと思います。

ベイマックスが元々はマーベル作品なので、これが「TDRで初マーベル」ではないのですが、
派手に暴れまくるアクション映画のヒーローがマーベルのイメージですし、ようやく東京に!と感じます。

キャラクター名を書かずにシーンの一部を画像で。

 

某ヒーローの手からビームをレーザー光線で演出。

 


この、円盤みたいなのが手の位置にあるのは···



 

 「ワカンダ・フォーエバー」が響くシーン。


昨日の記事に、アベンジャーズがツボと書きましたが、中でこれら3シーンが特にツボでした。


2回目にご一緒した方は、マーベル、アベンジャーズにあまりお詳しくなく、

たしかに、『リーチ』を観ているパークゲストの半分くらいは、これらが何だか分からない状態なのかな···

と思いました。

『リーチ』全体にディズニー古来のメジャーキャラクターの登場は「ない」か「短時間」で、

出てくるキャラクターと何のストーリーか全て分かるゲストは、どれくらいいるんだろう?

という感もあります。


シーの『ビリーヴ』と同じというか、さらに難易度は高いかもしれません。

この辺りはまた後日の記事にします。


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以下は管理人の思うところです。


何を突然にブログ更新を再開したか。


昨日の『リーチ』プレビューでお会いした方の一人から、
「コロナ前のパーク体験価値基準のブログがあっていい」
「実際に、キャッスルフォアコートでのショーや、上陸ありのハーバーショーを体験している人のほとんどは、懐古が心から消えず、今のTDRには割り切って楽しんでるんだから」
とか何とか、煽られまして。

PVを稼ぐには、今のパークレベルに目線を下げて「凄い」「感動」って書けばいいのは分かりますが、ねえ···

ボチボチ思うところを書こうかという気になりました。

 

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