自己紹介


20代男の奏汰(かなた)です。
僕の彼女は20歳年上の人妻:桜子さんです。

桜子さんと出会ってからの日常を
ここに記録として残していきます。

2人のLINEアルバムに撮り溜めた
画像をもとに
時系列で書いています。
時々、二人のガチの画像を加工して掲載しています。

随時、更新中

 悲しい提案




続きです




『私ね、やっぱり癌だった』

その告白に

僕は声が出ませんでした。




まさか桜子さんが!?



彼女のあの調子の悪さが

まさか

癌だったとは

思いもせず、ただただ

ショックでした。



『えっ?ステージとかは?』

僕は聞きました。



『ステージ◯じゃないかって。さらに詳しく検査して、近々手術することになりそう‥』




桜子さんが僕との間で

精神的ダメージを受けたことも更なる悪化につながったに違いない‥

あの出来事のせいで

体調不良の原因が癌と気づくのが遅れてしまった‥

僕は自分を責めました。



けれど、

そんなことをしている時間もなく、

桜子さんの入院日が近づきました。



僕は毎晩電話しました。




当たり前に来る毎日が

当たり前じゃなくなるかもしれない‥

毎日不安で仕方なかったです。



桜子さんが入院する前日、

僕は桜子さんに呼ばれました。

待ち合わせ場所に行くと

そこには痩せているというより

ガリガリになった桜子さんがいました。




呼吸をするのも苦しそうでした。

お店に入りましたが、

彼女は何も口にできませんでした。




『奏汰くん。

私とのLINE‥カカオは‥全て‥削除して‥おこう‥

もしも‥に備えて‥おこう』

途切れ途切れにそう言いました。











続きます。