よんちゃんの弟を出産して、世間的に4人の子持ちとなってから、言われるようになったセリフがひとつある。
「あとひとり」とか「また次もあるかもね」とか。
胸がギュッとなる。
相手に嫌味がないのは分かる。
軽いノリなんだろう。
きっと、4人も産んでりゃまだいけるだろう、とか、思ってるんだと思う。
別に相手の性格が悪いとか、想像力が云々という話でもないと思う。
それに今回、私自身、出産して思ったけれど、やっぱり、子どもは可愛いし、兄弟が増えて子ども同士、ワイワイしているのを眺めるのは好きだし、帝王切開の数とか仕事とか、そんな問題なければ、私はまだ産んでも良いなって、内心、思ってたりもする。
このようなセリフ、弟を産む前は殆ど言われたことが無かった。
そのセリフを受けると、私は一呼吸する。
そして、よんちゃんの話をしたり、しなかったり。
ドクターストップなのでもう無いです〜
と、笑って流したり。
相手によって使い分ける。
ある意味、伝えたい人にはよんちゃんの存在を伝える機会にもなっていたりする。
一瞬、申し訳なさそうな雰囲気にもなるけど。
私としては、知ってもらえて良かったな、と、思ったりもする。
子どもの数と言えば、「4人兄弟」「5人兄弟」も苦手。
4人兄弟の家族を見ると、内心
我が家には、本当はあと一人いるのに。
と思ってしまう。
そのご家庭のお母さんから「一緒ですね!」とか、明るく言われると、私の心はザワザワする。
5人兄弟の家族を見ると、なんだか劣等感に襲われる。
うちにも5人の子どもがいるのにって。
私だって妊娠出産、5回も頑張ったのにって。
嫉妬してしまう。
胸が苦しい。
ただ、世の中には4人兄弟、5人兄弟はそう多くはないので、このスイッチが入ることが少ないのは救いだと思う。
苦手なことと言えば、妊婦さんもずっと苦手。
新生児の赤ちゃんは、よんちゃんの弟を無事に産んでから大丈夫にはなった。
たぶん、日々、弟の成長を見ている中で赤ちゃんを見ると、我が子の成長を改めて実感出来る機会にもなるから、見れるようになったんだと思う。
「新生児ってこんなにちっちゃかったんだなぁ」とか、「弟も大きくなったなぁ」とか、客観的に?見ることができる。
純粋に、可愛いと思えるようになった。
でもやっぱり、妊婦さんに対しては目を背けたくなる。
きっと、急に妊婦生活が中断してしまったトラウマだと思う。
ずっと辛い。
避けてしまう。
この辺の辛さは、一生抱えて生きることになるのだろうな。
嫌だなぁ。
よんちゃんの事を機に始めたブログの存在。
本当に私の心の拠り所になっている。
もうすぐ4年。
前回の投稿で、ついに200投稿目を迎えた。
つい、めでたい!とか言いたくなるけど、内容が内容なだけにめでたい訳では無い。
いつの間にか、よんちゃんを亡くしてから書き続けた悲しみの内容より、よんちゃんの弟を妊娠してからの経過の方が多くなった。
でも、これはやっぱり、よんちゃんが居たからこその話。
今、振り返っても本当にいろいろと苦しいこともあったし、今も内心、苦しいことはある。
でも、私はよんちゃんのお母さんだから。
何度も何度も、その言葉を繰り返して。
私はこの社会の中で、生き続けていく。