2月28日からNetflixで配信が始まった、ゲイのラブコメ映画・邦題『ブラザーズ・ラブ』


退院したらすぐに見ようと思っていたので、退院の次の日に見ました。
この映画、LGBTQが題材の映画なのですがなんと、主要キャスト全てがLGBTQ+の俳優さんたち。
ラブコメとしてもスゴく面白いし、現代のゲイコミュニティもリアルに描かれ、昔の存在さえなかったようにされてきたLGBTQ+の人たちや歴史上の人物にも焦点が当たっていて、とても勉強にもなりました。

主人公は、ニューヨークのLGBTQコミュニティでは有名なボビー。新たに建設されるの初代館長にも決まり、立ち上げを任されていました。決まった相手はおらずゲイアプリで適当に相手と会い、ワンナイトを過ごす日々。
そんな彼はある夜、ゲイパーティでアーロンというイケメンで筋肉が自慢の男と出会います。

まずこのボビーって男がもう、鼻につく鼻につくショック
歯に衣着せぬ言動と、超早口で捲し立てるように自分の考えや価値観を相手に話すボビーに、冬夢なら絶対友達にならないイラッと思ったりしました。
方やハンサムなアーロンは、遺産相続を専門に扱う弁護士で「退屈な男」と周りのゲイに言われていました。

最初のデートから上手くいかない2人でしたが、お互い気になる相手。
前半はそんな2人が恋の駆け引きをする様子が面白いです。冬夢はアーロンがボビーを好きになったりしないやろ、と思いましたね。
しかし、ボビーが博物館オープンのための資金を募る為にアローンを伴って行ったプロビンスタウンで、2人の仲はグッと近付きます。
《プロビンスタウン》といえば、アメリカでたぶん1番人気くらいのゲイの休暇スポットらしいです。



2人のデートシーンは可愛いし、ビーチでのやり取りはとってもロマンチックラブラブ

ラブシーンももちろんありますが、お尻やアレが丸見えって事は無く、なんならばっちりボクサー履いてるので冬夢的には「えーっ!」となりましたえー?

でも3P、4Pっていうシーンはあるので、一応背後にはご注意くださいぶー


しかし、2人の仲が深まるにつれお互いの違いがあからさまになり、関係は悪化していきます

クリスマスに田舎からニューヨーク観光にやってくるアーロンの両親を案内する事になったボビー。いつもの早口で持論を捲し立てる事を「抑えてくれ」と頼んだアーロンでしたが、結局ボビーは抑えきれず、小学校の先生であるアーロンの母に「LGBTQの教育は小さい頃らすべき」などと例の早口で話してしまいます。怒ったアーロンは、以前に再会した高校時代の同級生で最近ゲイをカムアしていた男に会いに行ってしまいました。

2人がキスしているところを見たボビーは、もう別れると宣言します。


この辺りがねぇ、どちらの肩を持つじゃないけど、モヤモヤしましたねぇ。お互い中年の年齢で仕事は出来ても、私生活は寂しい。運命の相手を求めてるのはスゴく分かるのですが、冬夢は「ボビー、そりゃ無理だよ〜謝れよ〜」と画面に言ってました。

でもね、そんな年齢になっても自我を出さずに流れに任せてる感じのアーロンもどうかなぁって思うわけです。


そう、この作品って自己開示の映画であり多様性を見せつけられる作品なんですよね。



博物館立ち上げのメンバーは、あらゆるクィアな人たちがいます。


冬夢はアーロンがそんなにボビーを愛しちゃった理由がよく分からなかったけど(笑)お互いが心の中では惹かれ合い愛し合ってる事は分かってたので、ラストシーンは泣きました笑い泣き

Netflixに登録している方は、その目で確かめてくださいハート





でもさ【国立LGBTQ+博物館】って、ホンマにニューヨークにやったらできそうと思いません!?

最後のシーンでその博物館の完成系が見れるんですけど、絶対行ってみたいと思わせる場所でしたゲラゲラ


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