《WBC&WBA世界フライ級王座統一戦》
ーunder cardー
《WBO世界フライ級タイトルマッチ》
《WBO世界Lフライ級タイトルマッチ》
開催日:3月13日(木曜日)
開催地/会場:東京都墨田区横網/両国国技館
〈Main Event〉
WBC世界フライ級王者
寺地 拳四朗(33=O/B.M.B)
VS.
WBA世界フライ級王者
ユーリ阿久井政悟(29=O/K.Moriyasu)
寺地が最終回逆転TKOの王座統一成功!
〈試合経過〉
初回、開始からユーリが積極的に左ジャブから右ストレートを浴び
せて先制すると寺地は左ジャブで対抗して始まった。
2回、寺地が様子見から左右手数を増やす。ユーリも手数減らさず
前に出て堂々と打ち合って譲らない。
その後も8回まで拮抗してポイントも交互に取り合いが続いた。
9回〜10回と寺地が左ジャブを多用して前に出る展開が続く。
11回、ユーリの右ストレートが再三決まると寺地も右を返す。も
うどっちが先に勝機を引き寄せるのか予想もつかない展開となった。
しかし、中継解説では105ー104×2者で(ユーリ)、106ー
103で(寺地)と2ー1でユーリがリードしていた。
迎えた最終回、1分過ぎ寺地がラッシュして右を打ち込むとユーリ
がクリンチで逃れようとしたが更に連打の猛攻から右アッパー、左
フックと浴びせユーリが防戦一方となったところでレフェリーが割
って入り試合を止めた。
ーTKO・12回1分31秒ー
寺地が最終回に逆転ストップ勝ちでWBC王座の初防衛とともにW
BA王座も手にして王座統一に成功した。これでLフライ級に続く
2階級目の統一となった。試合後、寺地は階級上のWBC世界Sフ
ライ級王者で21戦全勝のジェシー・ロドリゲス(米国)との対戦
を強く希望した。どうやらロドリゲスも寺地も帝拳プロモーション
と提携が一緒なことから可能性ありです。果たして、このドリーム
マッチは実現なるか・・・
ユーリ阿久井も最後の最後まで互角に持ち込んだが力尽きて連打さ
れたところでレフェリーストップを呼び込んでしまった。ユーリ阿
久井は悔しい逆転TKO負け。統一失敗とともに3度目防衛ならず
無冠となった。あと1分半の根比べに我慢していればという展開だ
った。この悔しい逆転負けを糧に再び這い上がって欲しいものだ。
(Photos by yadbaker.com)
それでは寺地が逆転TKO勝ちで王座統一に成功した最終回シー
ンをどうぞ!(1分25秒)
※途中消除の場合ありです。
【両選手の戦績】
★寺地 拳四朗/26戦25勝(16KO)1敗
★ユーリ阿久井政悟/25戦21勝(11KO)3敗1分
ーunder cardー
《WBO世界フライ級タイトルマッチ》
WBO世界フライ級王者
アンソニー・オラスクアガ(26=O/usa)
VS.
WBO同級14位・元2階級制覇者
京口 紘人(31=O/Watanabe)
〈12回採点結果〉
114ー113(オラスクアガ)
117ー110(オラスクアガ)
118ー109(オラスクアガ)
オラスクアガが3ー0判定勝ちでWBO世界フライ級王座の2度目
防衛に成功。今回は下位との防衛戦だったが今後は指名戦濃厚です。
WBOのこの階級は1位にファン・カルロス・カマチョ(プエルト
リコ)、2位リカルド・サンドバル(米国)、3位オリムジョン・
ナザロフ(ウズベキスタン)らが虎視眈々と王座を狙っている。
特に注目されているのがWBC同級シルバー王座を獲得している強
打者で2位のサンドバルでしょう。次戦の相手は誰になるか・・・
元2階級制覇王者の京口は3階級制覇ならず。
これまでの京口はWBA世界Lフライ級スーパー王者時代の202
2年11月1日、WBC世界同級王者だった寺地 拳四朗と統一戦
を争い真っ向から打ち合い7回TKO負けで統一に失敗して王座か
ら陥落。その後は再起戦でフライ級に転向して4戦3勝(1KO)
1敗とまずまずの成績で挑んだが3階級目王座には届かなかった。
再起に期待したい。
(Photos by kyodonews.net)
【両選手の戦績】
★アンソニー・オラスクアガ/10戦9勝(6KO)1敗
★京口 紘人/22戦19勝(12KO)3敗
ーunder cardー
《WBO世界Lフライ級タイトルマッチ》
WBO世界Lフライ級王者
岩田 翔吉(29=O/Teiken)
VS.
WBO世界同級2位・元WBO世界同級暫定王者
レネ・サンティアゴ(32=O/pur)
〈12回採点結果〉
118ー110(サンティアゴ)
117ー111(サンティアゴ)
116ー112(サンティアゴ)
サンティアゴが3ー0判定勝ちで暫定王座に続くWBO正規王座の
獲得に成功した。初防衛戦が真の王者として試される。
尚、WBOランキングには日本人選手が8位に川満 俊輝(三迫)、
9位高見 亨介(帝拳)らが世界初挑戦を目指しているが果たして、
再び日本人選手との対戦は実現するか・・・
岩田は昨年10月13日、王座決定戦でハイロ・ノリエガ(スペイ
ン)に3回TKO勝ちで獲得したWBO世界Lフライ級王座の初防
衛ならず王座から陥落となった。わずか5カ月の短命王者に終わっ
た岩田は再び這い上がれるか注目したい。
(Photos by sponichi.co.jp)
【両選手の戦績】
★岩田 翔吉/16戦14勝(11KO)2敗
★レネ・サンティアゴ/18戦14勝(9KO)4敗