DV被害者支援
新しいシェアハウスの家具・家電等を揃えることができました。
- 団体運営者からの声
- 助成による変化
- 助成をいただいたおかげで新しいシェアハウスの家具・家電等を揃えることができました。家庭を頼ることができない若者は、経済的に困窮している方が多く安定した住居を持つことができずにいる場合もあります。彼らが精神的にも経済的にも安心して過ごせる環境を整えることができたと感じています。近年こういった若者からの相談が増えており、今回の助成をいただいたおかげで若者のニーズにより多く応えることができるようになりました。
- 住環境に関して
- 困難な環境で過ごしてきた若者が心身を回復させるためには安心安全な住環境がとても重要です。安心安全な住環境というのは、セキュリティが守られていたり最低限の生活物品が揃っているということはもちろん、開放的で明るい雰囲気のインテリアや日当たり、衛生面が清潔に保たれていること、プライバシーが保たれていることも必須条件です。これらが整うことにより、ケアされて自立への次のステップを踏み出すことが可能となります。
- 住んでいる方々の声
- 「入居前はもっと無機質な住まいかと想像していたが、実際は家っぽい安心する雰囲気だったため過ごしやすい」との声をいただきました。
- 応援してくださるみなさまへ
- 今回は、当団体の活動を応援してくださり、誠にありがとうございます。皆様の寄付のおかげで若者が安心して暮らし、次のステップを踏み出すまでの期間を過ごすシェアハウスを設立することができました。皆様からの応援を糧に、孤立困窮している若者が自分の人生を自分で決めていくことができるよう、スタッフ一同これからも支援を届けてまいります。これからも応援の程よろしくお願いいたします。
団体概要
- 活動内容
- 日本では18歳で成人となり、児童福祉法や児童虐待防止法などの支援制度の対象外になります。一方でこの年代はまだ自立の準備期であることが多く、虐待等を理由として家庭を頼れない若者が孤立困窮している現状があります。当団体は、支援制度の枠組みからこぼれ落ち、社会の入り口で追い込まれている若者がさまざまな壁を超えて自己選択できるようサポートを届けています。
- Webサイト
- https://www.amayadori-official.net/
- 助成金の使い道
- 家庭を頼ることができない若者が、心身を回復させ、次のステップを踏み出すまでの期間を過ごすシェアハウスの設立準備費用。
ステップハウスの修繕や防犯カメラの設置を行うことができました。
DV女性シェルター
NPO法人女性ネットSaya-Saya
- 団体運営者からの声
- 助成による変化
- 当団体のステップハウスは、関東でも数少ないペットと一緒に避難可能なステップハウスです。猫連れの当事者が生活した後、匂いが取れず壁も畳も傷んだ部屋が、助成金で業者に修繕を頼むことができ、新たなペット連れの避難者を受け入れられるようになり、大変ありがたく思っております。また、事務所に防犯カメラが設置できたことで、人の出入りが把握しやすくなり、扉を開ける時に安心になりました。録画機能は、何かあったときの安心の担保になりありがたいです。ステップハウスのパソコンが新しくなったおかげで、入居者が就労に向けてパソコンのスキルアップをするのに大変便利になりました。
- 住環境に関して
- DV 被害者の中には、ペットを置いていけないため避難できず耐えている方々がいて、ペット連れで避難できる場所があることで、その方たちは避難を決断することができます。当団体のステップハウスには、ペット可の部屋があり、そういうニーズに応えてきたのですが、その一つがひどく汚れ、自分たちで対処しきれずにいたため、専門業者に修繕を頼んで復活することができ、本当に助かりました。入居者が安心に生活できるための環境は、とても大事なことで、新たに避難してくる方が、きれいで設備が整った部屋で安心に快適に暮らせることが、傷ついた心の回復に大きく役立ち、前を向く後押しになると考えています。
- 住んでいる方々の声
- ●リフォームしていただいた部屋は、元々は母子3人世帯と猫2匹が入居していました。退去時に部屋を確認すると、畳や壁は猫の糞尿の匂いがしみつき、酷い状態になっており、支援者が掃除を試みたが素人では手に負えませんでした。おかげさまで快適な部屋に生まれ変わり、今週末入居予定です。(管理人)
- ●今までスタッフが玄関口まで出向いて、安全確認していたため、スタッフが仕事の手を止めて対応に苦慮していました。防犯カメラのおかげで、子どもやお母さんの訪問時スムーズな対応ができるようになりました。また、時間外の訪問者も録画出来ているので、とても安心できています。
- ●手回り品のみ持参で避難しましたが、新しいパソコンのお陰で、新しくメールアドレスを作ったり、インターネットで調べ物をしたり、様々な書類の作成をするのに、とても助かっています。古いパソコンを使っていたときは、立ち上がりに5分以上、検索にも時間がかかりとても大変でした。新しいパソコンは、電源を入れるとすぐに立ち上がり、作業効率も上がりとてもうれしいです。
- 応援してくださるみなさまへ
- 皆様のご寄付に心より感謝申し上げます。DV 被害は、女性と子どもたちの心に大きな傷を与えます。避難した後も、なかなかその傷の回復は難しいのですが、支援者に守られた安心な環境で生活する中
で、少しずつ前を向き、新たな生活を築き、自信を取り戻していくことができます。自分たちを応援してくれている人がいると感じられることは、大きな支えになります。皆様からの寄付で、住環境を整え、パソコンスキルを高める機会をもらい、セキュリティを高めることができたことは、当事者たちへの大きなエールとなりました。これからも、どうぞ私たちのような活動に、関心を持っていただき、エールをいただけるとうれしいです。
団体概要
- 活動内容
- DV 被害を受けた女性と子どもたちの自立支援活動。電話・ラインなどによる相談事業、同行支援、ステップハウス運営、女性と子どもたちの自立支援プログラム、暴力防止啓発出前講座、支援者養成講座など
- Webサイト
- https://saya-saya.net/
- 助成金の使い道
- ステップハウスの修繕、事務所に防犯カメラの設置、ステップハウスでの就労支援のためのパソコンの購入
シェルターの家賃や光熱費、利用者の食料費、消耗品費などに使わせていただきました。
DV女性シェルター
特定非営利活動法人生活困窮・ホームレス自立支援ガンバの会
- 団体運営者からの声
- 助成による変化
- 生活困窮相談は、2008年のリーマンショック後も留まることなく増加し続けています。ガンバの会では2009年からそのような生活困窮者向けの緊急宿泊室を賃貸アパートにて運営してきましたが、困窮相談は減少することなくコロナ禍を経て、やや落ち着きを見せたものの再び増加しています。そのような中、新たに助成いただくことで、さらにたくさんの生活困窮者を受入れ、年齢や性別に関係なく社会復帰へと導くきっかけ作りになっており、社会の中で希望を持って生きるべくスタートを果たす人を増やしています。
- 住環境に関して
- 緊急宿泊室運営は、家賃はもちろんですが、利用者の方々に食料はじめ消耗品も含め、毎日のように届けたりして常に流動しています。100%を目指してはいますが、中々うまくいかず、利用者と対話を重ねながら、時には室内の清掃の指導をしたり、不在時は家電品の電源を切るようお願いし、節約するよう声をかけつつ、よりよい環境と、お互いの信頼関係の構築を目指して支援を継続、社会復帰(恒久的なアパート転入居)のお手伝いをしています。
- 住んでいる方々の声
- ・多重債務と寝泊まりする場所について、もうどこも頼るところがなくガンバの会にやって来ました。とりあえず畳の上で眠ることができるだけでもありがたいです。
- ・アパートを追い出され、数日間公園で寝泊まりしていましたが、耐えられずガンバの会に来ました。公園に隠していた荷物も少ないですが、部屋の中に持ってくることができ、助かりました。
- ・身元引受人がおらず、ガンバの会を頼ることとなりました。市役所への生活保護申請の同行や、アパートを借りる時にも連絡先になってもらえたので、スムーズに転居することができました。早く仕事を見つけて生活保護から脱出できるよう頑張りたいと思います。
- 応援してくださるみなさまへ
- 第1回「LIFULL HOME‘S基金」助成を受けることができ、感謝申し上げます。貴重なお金ですから、生活に困っている人たちのために大切に使わせていただきました。ともすれば、失われてしまったかも知れない命をつなぎとめ、希望を持って明日へと向かうことができるようにと、この助成で健康と元気を取り戻した人たちがたくさん現れています。長引く不景気、物価高騰など、困窮者にとっては辛い世の中ですが、困っている人のために活動する人々、その人々の活動のために助成してくださる企業とお客様の方々、いのちを守るお一人おひとりの励ましの気持ちがどうかこれからも、立ち上がる人の原動力となりますように祈ります。
妊産婦さん・赤ちゃんが安心して過ごせるよう、防犯や備品などの準備に使わせていただきました。
DV女性シェルター
特定非営利活動法人そらいろコアラ
- 団体運営者からの声
- 助成による変化
- 日中の居場所だけでなく、夜間も支援できる場が新たにでき、支援の幅が広がりました。また、妊産婦を含む妊娠・育児期家庭のためのシェルター機能を持つ施設等の栃木県内における少なさや、育児ハイリスク家庭で新たに妊娠した場合を含む、妊産婦さんや赤ちゃん・子どもの宿泊やショートステイを可能にするシェルター機能のニーズの高さを知り、民間シェルターの立ち位置の重要さと、支援提供体制を整えていく必要性を再認識しました。
- 住環境に関して
- 妊産婦・赤ちゃんが安心して過ごせる場にするために、防犯面や清潔な環境を用意しました。水回り等の回収や備品準備にあたっては、実際の使用を想定して妊産婦家庭にヒアリングを行い、利用家庭が少しでもストレスなく気持ちよく過ごせるよう、必要な備品を準備しました。既存事業である日中の居場所拠点の近隣にシェルターを設置できたため、妊産婦さんの利用にも抵抗がなかったように思います。
- 住んでいる方々の声
- 妊産婦シェルター開設にあたって、利用家庭や対象となる妊産婦さん方にヒアリングを行った際は、以下のような感想をいただきました。今後も、利用者さん方のフィードバックを基に、必要な支援を行っていきます。
- 「本当の家のようで、実家に帰ってきたような空間が心地いいです。」「すでに面識のあるスタッフさん方なので、自分がお昼寝したいときなど、スタッフに安心して子ども(赤ちゃん)を預けられるのがいいです。」
- 応援してくださるみなさまへ
- 「困窮・孤立する妊産婦と赤ちゃんのための民間シェルター事業」に支援をいただき本当にありがとうございました。妊産婦を受け入れ可能なシェルターは全国的にもまだ少なく、栃木県でも実例がほぼない状況です。今回、妊産婦さんの居場所運営のノウハウや、専門スタッフ、利用者さんとの信頼関係を生かす形で本シェルターを開設できたことを成果として、今後、行き場のない妊産婦や心がSOSを出している方を受け入れ、適切な支援へ繋げていきます。
団体概要
- 活動内容
- 栃木県在住者を主な対象とする「妊娠・出産・育児の無料 LINE 相談窓口『コア LINE』」を運営。また栃木県真岡地区の特定妊婦等や要支援児童、困窮家庭等、孤立・虐待リスクが高く「見守りが必要」と判断した家庭を対象に居場所(産前・産後を通じた見守りや、食事・学習・遊び・入浴支援等を行う)の運営及び宿泊(シェルター)支援。
- Webサイト
- https://npo-sorairokoala.jimdofree.com/
- 助成金の使い道
- 困窮・孤立する妊産婦と赤ちゃんのための民間シェルター運営事業