
辛気臭い映画かと思いきや
なかなか面白い映画という評判なので
だいぶ前から見よう見ようと思いながら やっと今頃観賞
とはいえ 正直言って ニクソンとかウォーターゲートとか
固有名詞は知ってても 当時の詳しいことはほとんど知りません
詳しく:
シネマトゥデイ歴代大統領で 唯一任期中に職を追われた男 ニクソン
そして その男をインタビューするイギリスの司会者 フロスト
どういういきさつでインタビューが行われることになったのか?
そして どう当日を迎えるのか?
その番組自体は売れるのか? スポンサーは見つかるのか?
そして 4日間にわたるインタビューの現場と舞台裏は?
日毎にどんな攻防があったのか?
戦い終わったあとの二人・・・
という 舞台裏をかなり含んだ展開なんですが・・・

確かに 口がたち いかにも政治家的なニクソン
そして 一人気司会者ながら 果敢にインタビューに挑むフロスト
演じるフランク・ランジェラ マイケル・シーンとも適役
フランクのはぐらかせ具合や顔つきは絶妙だし
演じてるのも忘れそうなくらい リアルだったし・・・
インタビューは忘れても 顔は・・・ 確かに!
そして この人女だったら (好き嫌いは別として)
かなりのべっぴんさんだろうなぁと思う どこか女顔のマイケル・シーン
クィーンでもブレア首相役が よい感じだったので 期待してたけど
劇中でもそういう感じの台詞があったような気がする
穏やかながらも どこか華のある彼の存在感が
フランク・ランジェラや この映画のアカデミー賞
ノミネートに貢献してると思う
しかーし!
週末からずっと忙しかったので
肝心の電話のシーンや最後の告白?!のシーン
かなりうとうとしてしまい 大事なところをことごとく
見逃してしまったので え~?え~?いつの間に?
状態で 困った結果になりました
思ってた以上に いざインタビューが始まると
フロストが大人しくて 立場を追われたとはいえ
アメリカ大統領だったニククソンの圧倒的優位な
試合運びはなるほどなぁ・・・でしたが
その後の肝心なところ 寝てました あぁ(悲)!
しかし あぁいう一世一代のショーにかける心意気
戦いだ!と臨む二人を見て その結果が将来まで
左右するその本気度と やる気と公の場での態度
ここまで到達しないと 後に伝説となる人には
なれないんだな~と 凡人は思ったわけです

それにしても サンタバーバラだったかな?
ニクソンの家は 海沿いのいかにもコロニアルな
スペイン風の凄く素敵な家だった・・・
花も咲き乱れていて それは美しく美しく
あのいかつい風貌と相反してたような気が・・・
汚職で大統領の座を追われても
あんな生活が待っていようとは・・・
頂点に一度は登りつめた男ならではのこれもまた
アメリカンドリーム うらやましいような くやしいような・・・
またTVで放映されたら 見逃した所 見てみよう
今日の映画:75点