Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


ぼくらはみんな生きている

日々感じたことを綴ります

百人一首69

こんばんは。三条まなびぷれ~すです。

百人一首の解説は3つの本を参考にしています。『ドラえもんの国語おもしろ攻略百人一首で楽しもう』と『まんが百人一首大辞典』と『マンガでわかる10才までに覚えたい百人一首』です。

嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は
龍田の川の 錦なりけり

能因法師の歌です。

嵐が吹いて散らした三室の山の紅葉の葉が、龍田川の水面をおおいつくして、まるで錦織のようにみごとな風景です、という意味です。

秋の歌ですね。

三室山、龍田川。ともに紅葉の名所です。つまり歌枕ですね。
両方を歌に織り込むことで、山と川の風景を対比させています。
しかし三室山と龍田川は実際には離れているので、三室山の紅葉が龍田川をおおいつくすことはありません。
あくまで作者の能因法師の想像によってつくられた風景です。
歌合の場所でこの歌は詠まれたようです。

能因法師は、歌枕を本にまとめ、歌づくりの参考書ともいえる『能因歌枕』をかきました。

龍田川といえば、17番の「ちはやぶる~」を思い出しますね。こちらは屏風歌でしたね。
17番の記事に、今日の歌も紹介しました。

ところで「三室山」というのは、神様のいる山という意味で、同じ呼び名の山は各地にあるそうです。
この歌の場合は、龍田川の近くにある奈良県神奈備山のことのようです。

 「錦」は金や銀の意図などを用いた絢爛豪華で色鮮やかな豪華の織物のことをいいます。

龍田川を覆いつくす紅葉の様子が見えますね。綺麗でしょうね。

Instagramやってます →sanjo202404 で検索してください。

検索

引用をストックしました

引用するにはまずログインしてください

引用をストックできませんでした。再度お試しください

限定公開記事のため引用できません。

読者です読者をやめる読者になる読者になる

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp