先日、妊婦猫さんの避妊手術をしました

おさかな一家と一緒にご飯を貰ってた子で
里親さんから、まだ手術していない子がいて
お腹が大きい気もすると聞いたので、それなら早く手術しなければと
姿を現したタイミングで捕まえてもらいました
即、おさかな一家がお世話になった病院に連絡いれたら
連れて来ていいよ!って快諾してもらえましたので
その足でピックアップして連れて行きました
そして妊娠してる可能性があることも伝えました
先生から手術終わったよ!の連絡をいただきましたので
直ぐにお迎えに行きましたら
私の顔を見るなり怒りがおさまらないらしくこれ見て!って
取り出した子宮を見させられました
それはあまりにもショッキングで直ぐ目をそらしてしまいました
妊娠してる事は承知してたけど、臨月の子を
その旨をきちんと伝えなかったことに怒りが治まらないだとわ分かりました
触れない野良猫の手術の時は捕獲機の中にいる状態で鎮静をかけます
マミーちゃんはキャリーバックだったから
多分、蓋を少し開けてそこから鎮静かけて
薬が効いた段階で手術台に乗せたたんだと思いますが
そのとき既に出かけてたそうなんです
ただ麻酔をかけてしまった後だったので
手術する選択しかなかったそうです
そして妊娠後期の子は手術しないと決めてたそうなんです
私は私で、狭いキャリーに入った状態で預かって
そのまま連れて行きましたので
どのくらい大きいお腹なのか知る由もありません
仕方がなかった部分もあるんですが
でも先生の気持ちも分かるので頭を下げることしかできませんでした
先生、妊娠後期の手術で、不幸にも亡くなるケース
色々あったのかな~と思いました
猫ボラさんも色々で、気性の激しい人結構いるんですよね
怒鳴り込んできたり、一方的に責められるケース・・・
そんな話もチラホラ耳にしたことがありました
事前の血液検査を省略しての手術ですので
リスクがあるかもしれないことは置いといて
一方的に責任を押し付けて来る
人のいい先生、やってられなくなって
今後はリスクの高い手術はしない!って
なってもおかしくないと思いました
産まれる寸前の子宮がこんなに大きい物だなんて
今回初めて知りました
今思い出しても辛いです
この写真は載せていいのか迷いましたが
さよりちゃんママの子宮と卵巣です

ママ達をお迎えに行った時、カウンターに置かれていて
母猫のですか?って聞いたら、そう、2週間くらいだねって
何匹?って聞いたら、1つ2つ3つ・・・
まだ小さくて良かったよーって
この時は、やはり妊娠してたのかと思いましたし
早く手術できて良かったとも思いました
でも、なんて身勝手だったんだと今では思います
産まれる前でも、赤ちゃんはお腹の中で生きている
産まれた赤ちゃんが死ぬと悲しいのに
産まれる前なら良かったって・・・
深く考えず、今まで何回も堕胎手術をお願いしてきました
そしてこれからも、お願いしなければならない現実があります
けど、これからはお腹の大きさには充分注意していこうと思います
今回、思いっきり怒りをぶつけられたけど
先生の気持ちも痛いほど分かるので
ぶつけてもらって良かったと思っています
誰かにぶつけないと
気持ちのバランス保てないでしょうし
これはだいぶ前のことになりますが、妊娠後期の
子宮ごと取り出された画像をたまたまテレビで見た事があります
子宮の中で動いてる画像でした
ひとつだけでなく、いくつもの赤ちゃんが動いてて
衝撃を受けたのを今でもはっきりと覚えています
インタビューを受けてた女性の獣医さんが
こういう手術はとても辛いんですよっておっしゃってて
お医者さんって、辛い手術たくさんされてるんだなーと
初めて知りました
帰宅後の猫ちゃんですが
名前がまだ決められないでいるので
仮の仮名をマミーちゃんにしておきます
目は開いてましたが
まだ完全に麻酔から覚めてるわけではなく
ふらついて歩けない状態でした

とにかく負担の大きな手術をしてしまったので
完全回復するまで、保護部屋でしっかり養生してもらう事にしました
暫くして様子を見に行くと、敷物にべったり血がついてて
慌ててトイレシートを敷いて様子を見てたら
明らかにまだ出血しています
焦って掛かりつけの病院に直ぐ連れて行きました

幸いにも、呼ばれて診察台に乗せた時には止まっていましたが
傷口をチェックした先生、綺麗に処置してあるよって
以前、たらちゃんが傷口舐め過ぎてちょっと開いてしまった時も
傷口も小さいし上手な先生だね
こんなに小さくは、僕出来ないなーって感心されてたくらいなので
出血はあったけど、手術は上手な先生なんだと改めて思いました
こんな余談までしてくれました
この間、ボラさんが連れてきた手術は酷かったよ~って
術後に問題がおきて連れて来るボラさん
意外と多いんでしょうね
マミーちゃんの処置としては
一応止まってはいるけど皮下内で出血してる可能性もあるので
慎重に様子を見ていくことになりました
そして止血剤の注射をしてくれました
私からは相当の痛みがあるはずなので
痛み止めの注射をリクエストしたのですが
痛み止めの注射は止血剤と相反するものになるので
可哀想だけど耐えてもらうしかありませんでした

とりあえず一安心して戻り
程なくして様子を見に行ったら、また出血してたんです
心配になって直ぐ電話しようか?と迷いましたが
夜中に連絡しても出来る事は限られるので朝まで待つ事にしました
夜中は何回か起きてはシートを交換してましたが
3回目に交換したくらいで止まってくれてました
それから丸3日は蹲ったままで
傷口を気にする状態もなかったのですが
4日目になると舐める仕草もするようになったので
簡単なカラーを作って付けました

ただ、朝覗くと付いてなかったんです
なので今度は少しきつめに付けたのですが
それもまた夜中にとられてしまったので
今度は洋服を着せることにしました

ピチピチのシャツなので
流石に今度は大丈夫だろうと安心してたら
また夜中に脱いじゃうんですよ
いったい、どうやって脱ぐんでしょう
2回着せなおしましたが
3回目になると威嚇をするようになったんです
嫌なことばかりしてたのでしょうがないですね
で、洋服は諦めてカラーを付けようとしたた
これもまた噛みきそうなお怒りぶりで、やむなく諦めました
それだけ元気が出てきた証拠ですね
しかし、すっかり嫌われてしまって
今後の処置やりづらくなってしまいました
こちらは数日前のお写真です
この張ってるおっぱいを見てると
何とも言えない気持ちになります

ほんの数分の差で
このおっぱいを飲んでいた子がいたんだと思うと
里親さんからフードとご寄付をいただきました

ありがとうございます
助かります
今日でちょうど1週間です
かなり回復してくれて食欲も出て来ました
昨日からはおさかな一家と一緒にご飯待ちするようにもなりました
その代わり、逃げるようにもなってしまいました
最悪、人馴れが進まないようでしたら
リリースやむなしになるかもしれません
そうならないよう全力は尽くしますが・・・