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graph-easy

graph-easy はアスキーアートのグラフを簡単に生成できるツールです。Perl のインストールされた環境で動きますが、Perl プログラミングの知識は必要ありません。使い方も簡単です。たとえば次のようなテキストを用意し、

リスト1: travel.txt

[ Bonn ] -- car --> [ Berlin ], [ Ulm ]

これを保存して、次のコマンドで処理すると、

graph-easy travel.txt --output=travel.ascii

次の内容のテキストファイル travel.ascii が生成されます。

リスト2: travel.ascii

+--------+  car   +-----+|  Bonn  | -----> | Ulm |+--------+        +-----+    |    | car    v+--------+| Berlin |+--------+

リスト1のような簡単なテキストをリスト2のように展開してくれるのが graph-easy というツールです。後述のように、このアスキーアートをさらにグラフィカルな画像に変換することもできます。

graph-easy の参考資料

graph-easy のチュートリアル資料はあまりないのですが、このあたりを参考にすればすぐ使えるようになるでしょう。

こちらは後述の ditaa というツールとあわせた記事です。*ditaa で簡単に作図する方法 « Stop Making Sense

公式サイトのマニュアルはこちらです。

他ツールとの連携

graph-easy はアスキーアートだけでなく、HTML、PNG、GIF、SVG、DOT、その他の形式のファイルを出力します。どの出力が可能かは環境によりますが、たとえば先のコマンドの出力先を

graph-easy travel.txt --output=travel.dot

に変えると、次の内容のテキストファイル travel.dot が出力されます。

リスト3: travel.dot

digraph GRAPH_0 {  // Generated by Graph::Easy 0.71 at Sun Apr 21 16:59:12 2013  edge [ arrowhead=open ];  graph [ rankdir=LR ];  node [    fontsize=11,    fillcolor=white,    style=filled,    shape=box ];  Bonn -> Ulm [ color="#000000", fontcolor="#000000", label=car ]  Bonn -> Berlin [ color="#000000", fontcolor="#000000", label=car ]}

これは前項で見たGraphviz の dot コマンドで処理できる形式のプログラムです。そこでコマンドラインから、

$ dot -Tpng travel.dot -o travel.png

と指示すると、次の画像 travel.png が生成されます。

graph-easy の出力を Graphviz の dot コマンドで画像化

図1: graph-easy の出力を Graphviz の dot コマンドで画像化

また、ditaa というツールを使うと次の画像ができます。

graph-easy の出力を ditaa で画像化

図2: graph-easy の出力を ditaa で画像化

ditaa は Java プログラムの動く環境で使えます。

公式サイトはこちらです。

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