Rubyビジネスコモンズの設立。
Rubyアソシエーションの設立と時期が前後するため、ややわかりにくいが、対象が結構異なるため、「中の人」の眼からは競合しないと思ってる。
という感じか。共通するのは「Rubyビジネスはじまったな」という点くらいだと。
ま、競合するくらいならRA理事長たる私がRubyビジネスコモンズ設立総会に呼ばれたりしないよね。
Nintendo DSをコンピュータとして考えると、めちゃめちゃ低価格でそれなりのパフォーマンスがある。バッテリーも長持ちだし。
とりあえず息子のDSを借りて試してみるかな。このサイズと価格ならPDAの代わりになる、かも。いや、やっぱ難しいか。最初にメモリカードリーダを買わないといけないのかな。
製品ベンダーによって狙いは様々だろうが,OSSの開発企業やコミュニティを取り込もうとする動きが活発化するのは必至だ。その中で,いかに開発コミュニティを維持していくか。OSSも属人的な人のつながりに依存したままでなく,組織運用力が問われる時代になったと言えそうだ。
古くからオープンソース/フリーソフトウェア開発に関ってきたものとしてはビジネス論理はちょっと「イヤな感じ」がするのが正直なところだが、企業の論理も理解できる。
Rubyアソシエーションの設立はまさにそこを埋めるためのものだ。
初心者に理解しやすいため、プログラミング言語の文法はプログラミング経験のない人にも分かりやすいものでなければならない、という指標は間違っている。なぜなら文法(シンタックス)は意味(セマンティクス)ほど重要ではないからだ、という話。
が、セマンティクスの違いというのは、「普通の言語」とProlog、HaskellやErlangのような場合であって、「普通の言語」の間では、文法の違いはそれなりに重要だと思う。
もっとも、「初心者向けである必要はない」という点では同意するのだが。
Rubiniusについてのインタビュー、続き。
最近、JRuby界隈でも話題になっているThreadingやObjectSpaceについて。Rubiniusにはそれらについての問題はあまりない、とのこと。完全に独立したmachine(MultiVMのこと)を作るのは簡単だし、それらを独立したnative threadに割り当てたり、channelを通じて相互通信したりできる。また、メモリ管理は自前でやっているのでObjectSpaceの問題もない。
あと、バイトコード置き換えのテクニックを使ってパフォーマンスの劣化なしに、ブレークポイントが使えるというのも魅力的である。もちろん、RubiniusはMRIやJRubyと比較して完成度という点ではまだまだだが、なかなか希望のあるビジョンを提示している。
っていうか、YARVも高速ブレークポイントやプロファイリングについて考えないとな。確か、ささだくんが取り掛かるとか言ってたような。